A SERIOUS MAN (2009)(USA) アメリカ 犬連れ 国際結婚

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A SERIOUS MAN (2009)(USA)

ハズの観たい、観たいの要望に応えて、コーエン・ブラザーズの最新映画

『A SERIOUS MAN』を観て来た。

              A seriousman

上映開始されてから、けっこう時間が経っているので、あまり上映されている映画館が無かったのにもかかわらず、映画館には、この映画を観るために、思ったより、たくさんの観客がいて驚いた。

平均年齢は高めで、映画の内容から考えて、予想通り、ユダヤアメリカ人らしき年配者達が多くいた。

映画を観る前に、ハズが、なぜ、シリアス・マンと言う題名なのか、知っているかと訊いて来たので、私は、


「・・・・直訳すると、真剣な男性って事よね~? それしか考えられないけど・・・・」


と言ったら、ちょっとだるそうな顔をした。

それを観たら、それだけでは無いなぁ~・・・・

と思い出して、ちょっと考え出したら、ハズが、


「どんな人種か知っているだろう?」


それを聞いて、私はピーンと来るものがあった。

そして、


「信心深いってことなのね~?! 信心深い男ってこと!」


そう言うと、ハズは黙って頭を上下に振り出した。


ユダヤアメリカ人達の話だから、そうだと思ったの!」


ハズは、それに応えて、


「それも、60年代のたくさん問題を抱えたユダヤアメリカ人の家族達がモデルに成っているからな~・・・コーエン・ブラザーズの事だから、信心深いことやユダヤ教やユダヤアメリカ人達を皮肉っていると思うんだ・・・だから、面白いだろうし、そこに俺が観たい理由があるんだ」


そう言って、ニヤ~~ッと笑った。

ハズの父方は、み~~~~んなユダヤアメリカ人だし、ハズも子供の時は毎週日曜日にはユダヤ教のスクールに通わせられたので、老若男女のいろいろなユダヤ系アメリカ人達を見ている。


さて、ストーリーと監督と制作を担当したのは、知る人ぞ知るジョエル・コーエンとイーサン・コーエンで、キャスツは、メインも含めて、ほとんど知られていない俳優達で構成されているが、

良く出来た映画だと私は思う。


舞台は、1967年のミネソタ州のミネアポリス市で、Michael Stuhlbarg(マイケル・スタールバーグ)演じる、そこに住むユダヤ系アメリカ人のLarry Gopnik(ラリー・ゴップニック)は、ユダヤ教の大学で物理を教えていて、

       a serious man 70-1

妻と2人のティーンエージャーの子供を持ち、信心深く普通の人生を送っているようだったが、突然、次から次へと、問題をかかえることになる。

息子は、マリワナに耽り、娘は、父親の彼からお金を盗んで鼻を小さくするための手術をしようとしていたり、長年、何も問題も無く連れ添って来た妻は、家族の友達でもある、妻を亡くした初老のハゲ男と浮気をし、彼と再婚するために離婚したいと言ってきたりする。

       a serious man 70-2

おまけに、そのために、彼の自立できない兄と一緒に家を出され、ホテル暮らしをするはめになる。

大学では、韓国人の学生に賄賂金を渡され成績を良くして欲しいと執拗に頼まれて、それは出来ないと断っても、学生の父親が現れたりして、とことん困る結果にも成る。

そんな感じで、あまりにも多くの問題が一気に彼に押し寄せて精神的に追い込まれて行く彼は、Rabbies(ラビーズ:ユダヤ教指導者達)に会って解決策を教えてもらおうとするが・・・・・・・


次から次と不運が訪れたりしても、実は、意外と、それは本人にとっては本当の不運でないのかもしれない。

そんな時は、もしかしたら試されている時なのかもしれない。

影で隠れて人の道に外れる事をすれば、その責任はとらなければならなくなる。

そして・・・・宗教とは?  ユダヤ教とは?



そんな事を思わせた映画だった。

ラストまで観なければ、この映画を知ることが出来ないほどで、その意味では、納得できる終わり方で、とてもスマートで良く出来たストーリーだと思う。

そう思ったのは私だけでなかったようで、この映画は、アカデミー賞のベスト・ピクチャーとベスト・オリジナル・スクリーンプレイにノミネートされているのも大いに納得できる。

マイケル・スタールバーグは、ゴールデン・グローブではベスト・アクターにノミネートされたが、アカデミーではノミネートされなかった。

ストーリーだけでなく、全てのキャスツが、ほとんど知られていないにもかかわらず、とても、それぞれの役に合っているのも、この映画を信じさせるのに大きな力に成っている。

他にも、大切な時代背景の事で、その時代は、ユダヤ系アメリカ人は差別されていた、そして、それはユダヤ系アメリカ人だけでなく、アジア系も、とにかくカラー人種は差別され、今よりも、もっとホワイト重視の社会だったことも映画で見せている。

コーエン・ブラザーズも映画に出て来るティーンエージャーの息子のように、子供の時にはユダヤ教の学校に通わせられ、その経験をもとにして、ストーリーを作ったと聞いている。

ハズは、嫌々ながら、5年間ほど、毎週日曜日に通わせられたそうだが、普通の学校より圧倒的に勉強する量が多く、


「毎週日曜日には8冊ぐらい本を渡されて、次の日曜日までに全て読んで宿題を終わらせなければならなくて、もう冗談じゃないと思って、結局、親に抗議して行くのを止めたよ」


可哀想に・・・・子供時代の5年間ほどは、ハズは遊ぶ時間が無かったようだ。

学んだ内容は、言語からカルチャー、歴史、宗教などいろいろだったが、今ではあまり憶えていないとの事だった。

そこで会って好きだったユダヤ系アメリカ人の女の子のことは、ちゃ~んと憶えているみたいだけど・・・・(笑)


ハズは、映画を観る前の期待を裏切らないほど良い映画だった・・・好きな映画だ!と言って満足そうだった。


「ねぇ、年配のユダヤ系アメリカ人達は、この映画を観て、どう思うかしらね?」


と訊いたら、ハズは、ニヤリと皮肉な笑みを見せて、


「好きじゃないだろうなぁ・・・・」


そう言って笑った。

私は、ハズが観に行こうと言わなかったら、DVDで観ても良いと思っていたけれど、映画館に行って観て良かったと思うほど気に入った映画だった。


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2010年02月12日 トラックバック(0) コメント(0)












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