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強い女との結婚

最近、ハズに、


「ねぇ~、バス・ルームのお掃除、してもらいたいのだけど~・・・・」


と頼んだら、ハズはビックリした顔をして、


「かんべんしてくれよ~! これ以上、俺のしなければならない家事を増やして欲しくないなぁ~」


と言われて、私もひるむことなく、駄々っ子のようにして、


「だって~、私、どうも、バスルームのお掃除、苦手なんだもの~!」


と叫んでしまった。


そして、すぐに付け足すようにして、


「あなたがバスルームのお掃除をしている時に、私がリビングの床を拭きたいのね・・・だけど、1人で家にいる時に、なぜだか、それが出来ないで困っているのよ~、だから、あなたのヘロプが必要なの」


そう言うと、ハズは、


「じゃあ、訊くけど、君が家で出来る事は?」


私は、


「・・・・ブブの世話をすること、ランドリー、時々、お料理・・・・」


そこまで言って、その後が続けられず言葉に詰まってしまった。


ハズは笑いながら、


「俺が家でしている事は、掃除機をかけ、ゴミとリサイクルするものを捨て、皿を洗い、毎晩、君にマッサージ、これ以上、増やせって言うのか~?」


そう言われると、確かにそうだから、私も一瞬、黙らずにはいられなかった。


「俺は、ずっと君をプリンセスのように扱っているじゃないか~?」


はっきり言って、プリンセスと言うほどもう若くはないから、周りに人がいたら笑われると思うのだけど、クイーンと言う言葉は私にはどう考えてもあわないのは自分でも知っている。


「・・・・確かに、ハズちゃん、良くやっているのはわかるし高く評価しているよ・・・だけどね~、私にも、わからないのよ~、どうして、家事がこんなに苦手なのかが。だから、あなたに助けを求めているわけなの」


ハズは、ただただ笑うだけだった。


十代の頃、親戚からは、


「ピッキーちゃんは、どんな男性と結婚するのかしら~? 想像つかないわ~!」


いとこのお姉ちゃんからは、


「あんた、女として強すぎるのよ~! 強い女は男に嫌われるから結婚できないかもよ~!」


女友達達からは、


「個性的な変った人と結婚するんじゃない?」


などと言われた。


それを聞いて、


まるで普通の恋愛が出来ないみたいじゃない?


そう思ったりした。


そして、周りの友達達みたいに普通のよくある交際がしたいなぁと思い、好きな男の子の前では大人しくするように努力していた時もあった。


その頃、シンガー・ソング・ライターの松任谷由美さんの御主人の正隆さんが、由美さんの好きなところを訊かれて、


「強いところ! 僕は強い女が好きなんです!」


と言っているのを聞いて、


日本に、こんな優しい男性がいるんだ~~!


そう思って驚いた。


それと同時に、由美さんと正隆さんのカップルに憧れた。


2人は絶対に上手く行く!

強い女が好きなんて寛容な男性はちょっといないはずだから!


そう思った。


しかしながら、ユーミン(由美さん)はとても才能がある特別な女性でもあるから、そうして、理想の男性と出会う事が出来たけれど、特別、きれいでも頭が良いわけでもない一般人の私には無理だろうなぁ~と思った。


日本の大学に行っていた時に、当時の日本人ボーイフレンドの前でタバコを吸ったら、思いっきりショックな顔をされて、


「君にはタバコを吸ってもらいたくない! 女がタバコを吸うのは良くない!」


そう言われて、なぜ、男女かかわりなく彼のいわゆる友達達が彼の前でタバコを吸っても彼は気に成らないのに、どうして、ガールフレンドには吸って欲しくないのだろう?


そう思えて不思議だったけれど、日本人男性はタバコを吸う女性が嫌いと言う人が多いと聞いたので、そう言うものなのかと思った。


当時、洋服も、彼の着ているものに合わせて選んで着るようにしていて、自分の好みであるわけではなかった。


そんなある日、彼と一緒に笑いながら、じゃれあったりしていて、私が彼の背中に軽く蹴りを入れてしまって、彼が笑うかと思ったら、そうは成らなくて、思いっきり真剣な顔をして、


「君が、そんなことをする女だとは思っていなかった・・・・」


そう言われて、私は笑いながら、


「冗談でやっただけじゃないの~? 痛くなかったでしょう? 大体、あなたは男で、私は女、それぐらいのことは軽く受け止めてくれると思っていたけど・・・・なぜ、そんなに怒るの?」


と言ったが、彼は、女がすることじゃないとかと言って、帰って行ってしまった。


その後、私は吸いたくても吸うのを我慢していたタバコを取り出して吸って、


女だから、これをすべきだ、あれはするべきじゃないとかと、どうして、制限を受けなければならないのだろう?


そんな風に考えた。


そして、1人でタバコを吸いながら、それまで、彼の好きな女性に成るように努力していた自分にウンザリしだした。


これ以上、つきあったら、もっと、いろいろと制限が出て来るかもしれない。

それまでして自分を犠牲にして、彼の幸せだけを考えて生きて行くことなんて私には無理だ。


そう思った。


アントニオ・猪木みたいに体が強くて、だけど、顔はあんなに怖くない男性だったら、足蹴り入れても怒らないだろうなぁ~・・・・


そう思って笑ったりした。


その彼は堅実なタイプだったし、ある程度の教育も受けていたから結婚しても良いかなぁ~と思ったこともちょっとはあったけれど、その後の彼の一言で、私は別れる決意が出来た。


それは、


「女は老けるのが早いからなぁ~、結婚するなら7,8歳年下だろうなぁ~、コントロール出来るから。俺の両親も、そんな感じだし」


私は、彼と同学年だったから、彼が私とは結婚する気は無いと言いたいのだとわかった。


それにしても、その彼の言葉『女は老けるのが早いから』が、どうしても私には許せなかった。


女はとにかく若い方が良いと言った風に見かけだけで商品化するような彼を軽蔑した。


男だって老けるのは早いと思う。


大体、女には化粧やヘア・スタイルやカラーとかで実際の年齢より若く見せることが出来るけれど、それに、余程のストレスを受けない限りは禿げたりもしない。


たとえ、禿げたとしても、いろいろなカツラもあるはずだ。


今、思うと、彼と付き合っていたのは本当に無駄な時間だったと思う。


相手も自分も恋愛のために犠牲にしても、それは続くものではないし、


演技する事無く本当の自分を見せて、


そんな自分を愛してくれる男性といるのが相手のためにも自分のためにも良いと思うからだ。


冗談で、飛びかかって行ったり、パンチしたり、顔をつねったり、胸毛をつかんで悲鳴をあげさせても、そして、足蹴りを入れたりしても、それを受け止めてくれて笑ってくれるハズを見る度に、


ハズと出会って良かった~~!


そう思う。(笑)


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2010年10月19日 トラックバック(-) コメント(8)

多分逆ではないでしょうか。
男性の方が老けるのは早い様な気がしますが。
まあ、それは良いとして、分かれて正解でしたね、その彼。
そして素晴らしい今の旦那様と出会えて良かったですね。

家は・・・コンピューターにプログラムするかの如くですから・・・

2010年10月19日 秋津 URL 編集

良かったですねぇ~ハズさんと出会えて♪
やっぱり人生なるようになるんですかね?!
私も早く自分のハズと幸せな結婚生活を送ってみたいです^^

2010年10月19日 マス URL 編集

ハズさんに出会えたことに感謝して、もうちょっと家事を頑張ってあげてください。(笑) 
たしかハズさんも仕事でストレスを抱えてたんじゃなかったっけ? 
私が男だったら、プリンセス扱いしなきゃいけない女性は嫌だっ!って絶対思う自信がある。(笑)ハズさんはレベルが高い。器が大きいですよ。
ピッキーさんがバス・ルームの掃除をしたくないように、ハズさんもしたくないよね~? 仕事+家事って本当にしんどいと思う。やっぱり助け合わないとね。
なんか偉そうに聞こえたらすみません。かくいう私も掃除は不得意で、几帳面な人に憧れるほどです。気分盛り上がる音楽聴きながらとか、いい匂いのするアロマオイルを掃除に使ったりとか、なんとか掃除が楽しくなる工夫を考えたり、掃除=運動と割り切ったり。まぁぼちぼちがんばるしかないよね~(泣)

2010年10月20日 みかん URL 編集

秋津 さん、

> 多分逆ではないでしょうか。
> 男性の方が老けるのは早い様な気がしますが。

秋津さんも、そう思う? そうよね~! 
結局、彼は自分に自信の無い男だったのよね。だから、そんなことを言ったのだと思うの。

2010年10月21日 ぴきぴきPicky URL 編集

マス さん、

> 良かったですねぇ~ハズさんと出会えて♪

今のところは、そう言えるわね(笑)

> やっぱり人生なるようになるんですかね?!

私は、他人にも、後悔の無い人生を送って欲しいって思っているの。自分に正直に生きていれば、そんな自分を愛してくれる人や動物(笑)に会えるのじゃないかなぁ~? 時間は掛かるかもしれないけどね。

2010年10月21日 ぴきぴきPicky URL 編集

みかん さん、

> ハズさんに出会えたことに感謝して、もうちょっと家事を頑張ってあげてください。(笑)

時々、フッと、そう思うことがあるのだけど、すぐ忘れちゃって勝手なことを言ってしまうのよね~(笑)

> たしかハズさんも仕事でストレスを抱えてたんじゃなかったっけ? 

そうなのよ~! だから、私もガーガー言った後に罪悪感を持っちゃったりするのだけど、ハズが優しく受けとめてくれるから、ついつい甘えちゃう。

> 私が男だったら、プリンセス扱いしなきゃいけない女性は嫌だっ!って絶対思う自信がある。

私も男だったら、そう思うかもね(笑)

>(笑)ハズさんはレベルが高い。器が大きいですよ。

我慢しているのかもね・・・・カルチャーの違いもあるかもよ。自分の意見をしっかり持った強い女性が好きだって言う男性、ここには、けっこう多いわよ。私の場合は、それに、レージーとワガママと言うスパイスが足されちゃっているけど。

> ピッキーさんがバス・ルームの掃除をしたくないように、ハズさんもしたくないよね~?

だけどね~、ハズがバス・ルームのお掃除するとピッカ!ピッカ!になるの。私より、ずっと才能があるみたい。

>仕事+家事って本当にしんどいと思う。やっぱり助け合わないとね。

しんどいと思うわ~! 

> なんか偉そうに聞こえたらすみません。

全然、そんな風には聞こえないわよ~! 私も、みかんさんと同じように思っているのだけど、実行に移せないでいるの。

>もり上がる音楽聴きながらとか、いい匂いのするアロマオイルを掃除に使ったりとか、なんとか掃除が楽しくなる工夫を考えたり、掃除=運動と割り切ったり。まぁぼちぼちがんばるしかないよね~(泣)

そうね~、楽しく感じられれば辛くならないはずだものね。アドバイス、ありがとう!

2010年10月21日 ぴきぴきPicky URL 編集

お久しぶりです。
まとめて読ませていただいてます。

あの「僕は良いけど、君はダメ。」みたいな男性のエゴ、私も苦手です。

それにしてもハズさんはよくできた人だわ。
蹴られても、つねられても、我慢してくれるなんて・・・。(笑)

2010年10月22日 miffy5769 URL 編集

miffy5769さん、

私も、女だから、ガールフレンドだから、ワイフだからと枠にはめて「僕は良いけど、君はダメ。」の男は大嫌い!

> それにしてもハズさんはよくできた人だわ。 蹴られても、つねられても、我慢してくれるなんて・・・。(笑)

宿命だと思っちゃっているかもね・・・(笑)我慢し過ぎて、突然、逆切れされたら怖いなぁ~って思って、最近は気をつけながら、しているつもりなんだけど。

2010年10月23日 ぴきぴきPicky URL 編集












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