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頬にパンチ

今日は、ハズのクリスマスとお正月休暇の最後の日で、ブブを公園で歩かせて、家に戻って食事を与えた後、お留守番してもらって、ハズと2人でクリント・イーストウッド監督の最新映画を観に行った。

映画のストーリーが実際にあったことをベースにしていて、人種差別の現実を見せていたのもあって、何度も涙が自然と頬をぬらして、それもあって、エネルギーを使ったらしく、映画の後には、お腹が空いていた。

家まで、そんなに遠くなかったから、帰って、軽くスナックでもすればいいやと思っていたら、ハズが、どうしても買い物をしたい物があるから、そこのお店に寄ってから帰りたいのだと言った。

明日からハズは会社に行かなければならないから、その家庭で必要なものをその前に用意しておきたいのだとか言っていたので、今まで行った事の無いそのお店が何処にあるのか知っているかを訊いたら、

映画館から、そんなに遠くない所で、ちゃ~んと行き方も知っていると言ったので、行く事になった。

ハズも私も、10分位で行ける所だと思っていたら、30分以上たっても着かなくて、道路の標識を見たら、そのお店のあるはずの市では無い他の市にいる事が数回あって、とうとう1時間以上たってしまった。

お腹が空いている時の私は超機嫌が悪くなるのはハズも知っているはずなのに、迷ったなどと言う事は無く、ただひたすら、それだけ長い間ドライブした後に、


「駄目だ! 見つけられない! あきらめて家に帰ろう!」


そう言われて、私は、悶々として来て、


「どこだか知っているって言ったわよね~? 知らないのだったら、どうしてナビゲーションを持って来なかったのよ~?」


と怒って言うと、


「簡単に行けると思ったんだ! だから、ナビゲーションなど必要ないと思ったのさ!」


1時間も無駄に走って、家に帰ると言うのが私には納得行かなくて、


「お店に電話しなさいよ~! そして、行き方を訊いてよ~! このまま帰るなんて出来ないわよ!」


ハズは住宅街に車を停めて、お店に電話して、行き方を聞いて、私に


「〇〇〇を左で、+++を左、そしてXXXを右で、###を左だ! 左、左、右、左だ!」


そして、今度は絶対に迷って欲しくないと思った私は、


「左、左、右、左ね!」


と、しっかり憶えておこうと思った。


ドライブしている途中で、次が左と言う時になって、ハズが路上の右側を走っていたので、次は左でしょうと注意したら、右だと思うと言い出して・・・・

私は、左だと確信していたから、違うわよ~左でしょう?と主張して左折させたら、やっぱり、そうだと言う事が判明して、普段なら、そんな間違いをしないハズなのに、おかしいなぁと思った。

お店には無事にたどり着いて、ハズも必要な物を買う事が出来て、早いディナーの時間に成っていたので、結局、以前に行ったことのある名前がBから始まるチェーンの食べ物の量が多いので有名なイタリアンのファミリー・レストランみたいなところに行った。

ディナーには早かったので、ほとんどガラガラだったのにもかかわらず、気に入らないテーブル席に案内されて、ブース席に変えてもらったけれど、ウェイターやウェイトレスがたむろする所のすぐ近くで、人通りも多い所だったので、ハズが、近くのもっと良いブース席に移ろうと言って勝手に一緒に移った。

この手のチェーンのファミリーレストランでは、私達は、しばしば、ウェイターやウェイトレスが私達の会話を聞けるような所に案内されることが多い。

それは、都会のではなくて郊外のレストランだから起こる事で、ようするに、彼ら、彼女らは、ハズと私のような、あまり見ない種類のカップルを見て、いろいろと私達について知りたいみたいだ。

そして、他の従業員に言って、ああでもない、こうでもないと、結局は言って楽しむのだろうと思う。

要するに、

そう言う人間達は、私達が変だとか、いやらしいとか、私が外国人で馬鹿だとかと差別的な事を言いたいらしい。

LA(ロサンジェルス)にいた頃は、都会とあって、こんなことは少なかったように思うけれど、LA郊外のサウスベイに移った頃は、断然、LAより、そんな事が多くあったから、大きくまとめてLA郡と言うけれど、LAでも郊外って言うのは、こんなにも違うのだなぁと思うほど差別が多くなった。

カリフォルニア北部は、差別がLAあたりより、ず~っと根強いと知り合い達から、昔、聞いていたのもあって、覚悟はしていたけれど、それを聞いたのは15年以上前だったから変っただろうと思っていたが、現在でも、よくあるという事は、実に、根強いとしか言えない。

郊外はレストランに行っても、家族連れが多かったりするから、私達のように違った種類のカップルで、ましてや子供がいなかったりすると、いろいろ~と勘繰るらしい。


こう言う話をすると限りなく続いてしまいそうなので(笑)、今日の話に戻ると・・・・

とにかく、初めから、ず~~っと、レストランの従業員達が、大きなレストランにもかかわらず、私達を注意して観察しているのが、わかった。

目つきや態度や行動から、私には、幸か不幸か、長年の経験からと自己防衛のために、こう言うことがわかるようになってしまった。

それで、ヤングでホワイトで冴えないウェイターの1人が特に、私達の事が知りたくてたまらないようで、私達が席に案内されてから、ずっと付いて来てチェックしているのがわかったので、ハズに、その彼が、私達が最初に座ったブース席の近くのウェイターが入ってドリンクをグラスに入れたりする所で、ちょっと隠れるようにして私達の会話を聞こうとしていた事を言ったが、


「全くバカなやつだよな~・・・レストランで1日中働いていて客をチェックする事ぐらいしか楽しみがないのだろう!」


と言って、全く気にしていないようだった。

そいつが、私達のウェイターだったら嫌だなぁ・・・と思っていたら、ウェイトレスが現れて、まずは一安心して、いくつか食べ物と飲み物をオーダーして、食べ終わったので帰ろうとした所、ハズが案内された時に通ったキッチンを歩くのを嫌がって他の出口を探そうとして、私が近づきたくないと思っていたウェイターが立っている横を通らなければならなくなって、

それでも、結局、他の出口が見つからなかったので、私が、キッチンの方を歩いても良いのだからと言って戻り始めたときに、そのウェイターが私の耳の後方で、


「Dumb!(ダム!:バカ!アホウ!)」


と言った。

車に戻って、ハズと私が話していて、怒りが込み上げてきて、


「あなたが間違ったのに、どうして、私が、あいつにバカだとかアホウだとか言われなければならないわけ?」


と言ったら、ハズは、


「なぜなら、あいつが無知で差別者だからだよ!」


そう言って、それでも納得が出来ない私は、


「だけど~、私の間違いじゃないのよ~! あなたの間違いを私が正したのに、バカって言われると言うのが、どうしても納得いかないのよ~! 私の英語にアクセントがあって外国人とわかったから? それとも、出口を間違うようなバカな男と一緒に私がいるから、私がバカって事なのかしら~?」


私は、久々に、レストランに行って差別を受けて、それでも何とか気にせず楽しもうと思っていたのに、最後の最後で、ハズが出口を間違えたことから、私が被害を受けたように思い、ハズにも怒りを感じた。


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2010年01月04日 トラックバック(0) コメント(0)












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