TOKYO STYLE この言葉で買っちゃった
こちらにあるマーケットに行って、新製品を見つけたら、試してみた~い!と思って、いつも、ハズをしぶしぶ納得させて買わせる事に成るのだけど・・・・
もちろん、商品にとっては当たりハズレもあるわけだ。
日本人との交流や日本語を聞いたり話したりする機会がほとんど無い私にとっては、テレビでや映画で、何かしら日本の言葉が出て来るだけでも微笑まずにはいられなくなってしまった。
それで、いつだったか憶えていないけれど、トレーダー・ジョーズに行った時に、
TOKYO STYLE SOBA NOODLE(トーキョー スタイル ソバ ヌードル)と書かれた商品を見つけた。
TOKYO?(東京の味ってこと~?)
STYLE? (それ風って事か~?)
SOBA?(大好き~!)
そして、思わず、微笑んで、
「ハズちゃ~ん! これ、見てよ~! トーキョーとソバだけで、興味持っちゃったのだけど~!」
そう言うと、またか~?!と言う顔をして、
「それで? 欲しいってことか~?」
そう聞かれて、ニーーーッとして頭を上下に動かした。
だけど、トーキョースタイルのソバって何だ~?
焼きソバのことを言っているのかな?
などと、ちょっと不安になりながらも、試してみる事にした。
買って来て、いつか気が向いたら作って食べようと思っていたのだけれど、箱の写真を見ても、なんだか食べる気に成れず、けっこう時が経ってしまった。
そして、最近、このまま、キッチンのデコレーションにしておくわけにはいかないと思いだし、週日のディナーに意を決して作ってみた。
「ハズちゃん、今夜はトーキョー スタイル ソバ ヌードルを食べてもらうわよ!」
そう言うと、ハズはガッカリした顔を露骨に見せたので、
「大丈夫よ~! あなた1人が食べるのじゃなくて、いつものようにシェアして2人で食べるから!」
そう言って、安心させたつもりだ。
ソバも一緒に混ぜる野菜もソースも、その上に乗せるトッピングも全て入っていて、その点では楽だった。
見かけは焼きソバ風だったが、においも味も焼きソバとは違っていた。
ソースは、焼きソバソースに似たものに酢とホット・ソースがたっぷり入っている感じで・・・・、
私は思わず、
東京で、こんな味のもの、食べた事ないなぁ・・・・・・・
そう思った。
それとも、最近、日本に帰ってないし、帰っても、長期間、滞在するわけでもないから、全ての新しい日本の味に出会えないわけで、それで、この味を知らないのか?
などとも考えてみたが、
日本の人、これを美味しいと思って食べるかなぁ?
食べないだろうなぁ・・・・・・・
と思って、頭を傾げた。
最初の一口で、私は、ハズとシェアして良かったと思った。
なぜなら、1人では、その味で全部食べる自信が無かったからだ。
ハズが食べているのを見て、ちょっと経ってから、
「・・・・ねぇ、どう思う?」
と訊くと、ハズは、
「悪くないよ!」
その言葉を聞いて、私は、はっきり言って、ビックリした。
肉以外の食べ物の好みは、今まで、かなり同じだなぁと思っていたけれど、これに関してはそうじゃなかった。
「ねぇ、リピートして食べたいと思う?」
そう訊くと、ハズは、
「・・・・1度でいい・・・って感じだけど。 でも、食べられないことはないよ!」
と言う事は、どちらかと言うと日本人よりアメリカ人の口に合うと言う事かなぁ~?
それとも、ハズは、私に気を使って言ったのか?
とにかく、私は、これからは、日本の名前が使われているものでも、STYLE(スタイル)、いわゆる、『それふう』と成っているものには注意しようと思った。
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ジェシカ・シンプソンに女性ファンが増えている
最近、シンガーソングライターのジェシカ・シンプソンに女性ファンが増えているとか・・・・。
それも、彼女の歌やシンガーとしての彼女にではなく、女性である彼女の態度に共感するものがあるかららしい。
ブロンドで南部生まれの南部育ちの高校中退のためか、以前から、巷では、彼女は顔もボデイも良くてセクシーだけど間抜けだとかと言われていたが、
最近になって、また新しい彼女についての悪い噂が続いた。
数年前に和解の上で交際を終わらせたシンガーソングライターのジョン・メイヤーが彼女との過去のセックスライフを公で話し、彼女がベッドで、どんなに良いかと話すと同時に、ホワイト女性としか寝る気に成らないと人種差別的な事を言って論争を招いた。
もう1つは、彼女の体重についてで、
太っている~! 痩せた方がいい~!
とか、
おばさんが履くジーンズを履いちゃって、どうしたの~!
と、なにやかやと、彼女の見かけについて周りが中傷しだした。
彼女は、そのために、かなり落ち込んだらしいが、
今では、彼女は、自分は太っていると思わないし、満足しているし、大体、他人が言うままに自分の体重を気にする必要は無い!と、いつになく、強気で言っている。
それを聞いた一般の女性達は、
サイズ0や1でなければ太っていると言われて、そのために、ダイエットのし過ぎで痩せ過ぎのセレブがいる中、ジェシカ・シンプソンは自分の意見をしっかりと持っていて、現代の女性の良い代表と言っていい!
と絶賛している。
みんながみんな同じように見えるのではなく、それぞれの女性の個性を認めて欲しいし、
見かけで判断して欲しくないし、他人が言うべきではない!
本人が満足しているなら、それでいいではないか!
見かけを気にするよりも、内面的にステキな女性に成るべきだ!
そして、誰にも自分について言わせない強さを見せてやるべきだ!
そんな風に彼女は言い、多くの女性達に尊敬されている。
彼女は、おばさんジーンズに関して、
「何を私が着ようと履こうと私の勝手じゃない?! これからは、おばさんジーンズをデザインして売るつもりよ! とっても履きやすいのだもの!」
と反撃している。
他人の言う事に振り回されること無く、自分をしっかりと持ち、自分のした事を後悔する事無く、自信たっぷりと話す彼女は、とても輝いている。
そして、そんな彼女を慕って応援する人達、特に女性達が増えている。
HOUNDDOG (2007)(USA)
2007年のサンダンス・フィルム・フェスティバルで上映された映画の1つで、超優等生子役と言われていたDakota Fanning(ダコタ・ファニング)がレイプされるシーンがあって、かなりの話題に成っているとラジオで聴いた事が想い出される。
監督のDeborah Kammeierは、ストーリーに必要だったから、そのシーンがある事を主張し、ダコタ・ファニングも、そのシーンを良く理解して演じたのだから何も問題は無いと言っていた。
それならば観てみたいと思って映画館で観ようと思っていても、映画館に来た気配は無く、その内に忘れてしまった。
それが、最近、ひょんな事から、この映画のDVDがある事を知って、ハズと一緒に観た。
映画は、サンダンスの後、アメリカのほんの少数の限られた映画館で短期間しか上映されなかったらしい。
さて、ストーリーは、1950年代のアメリカ南部の小さな町みたいな所に住むダコタ・ファニング演じる12歳の綺麗で勝ち気で活発な少女は、彼女をとても愛しているがアルコール中毒のために暴力を振るう事もある父親(デーヴィッド・モース)と謎めいた彼のガールフレンド(ロビン・ライト・ペン)と暮らしていた。
何も無いそこで彼女が情熱を持つことが出来るのはエルヴィス・プレスリーの歌を聴いて彼の真似をして体全身で歌う事だった。
しかしながら、そんな無邪気な少女だった彼女をすでに性的なオブジェクトとして見ている男性もいた。
そして、彼女を罠にはめ、レイプしてしまう。
一方、彼女の父親は、彼女の可愛がっている犬を娘に内緒で殺してしまったり、ガールフレンドを頻繁に殴ったりしても何も感じないような男だった。
男の暴力に従ってまでも一緒にいる女達に未来など無い。
そして、そんな男達のいる所に別れを告げる女達、
少女は、仔犬を連れて父親の手元から飛び出す決心をする。
1950年代のアメリカ南部と言えば、男が女に暴力を振るうのは当たり前のようにして、度々、映画のストーリーとして使われているが、男の女に対する肉体的虐待や精神的虐待は今も南部に関わらず良く聞くことだ。
アメリカでは15分に1人だったかの割合で、女性が男性の暴力のために殺されていると、数年前にラジオで聴いた事があった。
しかしながら、男性が女性に暴力を振るうシーンは圧倒的に南部が舞台になった映画が多いから、ハズは、そんな映画を観て、嫌な顔をして頭を振りながら、
「南部のみんながみんな、こんなんじゃないのに~! ハリウッドが南部を悪く見せているんだ!」
と怒るが・・・・、
ハズの叔母さんの1人だって、若い時にした南部男との最初の結婚は、男のアルコール中毒と暴力のために離婚している。
私が思うには、統計的に見たら、男の女に対する暴力は南部が多いかもしれないけれど、大都市だから、それが無いとは言えない訳で、この問題はアメリカの大きな問題の1つだと言えると思う。
ストーリーは決して退屈するものではないが、信じられるほどの強さは無かった。
特に、ラストは理想的なエンディングに成っているが、そのために、ストーリーが弱くなってしまったように思う。
しかしながら、ダコタ・ファニングは、それまで演じなかった役を熱演、力演しているし、あいかわらず上手い!
彼女の最近の映画『The Runaways』は、短期間の映画館上映だったために、私は観逃してしまったが、プレビューを観て、ダコタ・ファニングの成長に驚くほど、彼女は大人に成っていた。
(1番左がダコタ・ファニング、実際にいたバンドのメンバーの役を演じている)
だから、彼女の事をもう子役とは呼べない。
それと同時に、『HOUNDDOG』で歌うシーンがあったから、『The Runaways』のバンド・メンバーの役を手にする事が出来たのではないかとも思った。
脇を固めるデーヴィッド・モースやロビン・ライト・ペンも、目立ち過ぎないようにしてダコタ・ファニングを引き立てているように熱演している。
これからは、子役のダコタ・ファニングではなく、女優のダコタ・ファニングで、質の高い作品に出てくれることを期待したいと思う。
サンドラ・ブロックの前夫の涙
数日前の夜のニュース番組で、女優のサンドラ・ブロックが離婚を発表した夫のジェシー・ジェイムスのインタビューを観た。
女性のインタビュアーと向き合っての1対1のインタビューで、今まで何も言おうとしなかった彼が話すとあって、私は興味があったが、ハズは、そんなのどうでもいいと言った感じで、ベッドで服を着たまま寝転がってブブと一緒に寝だした。
女優とバイカーの意外なカップルの他に、グッド・ガールのイメージのサンドラ・ブロックとバッド・ボーイのイメージのジェシー・ジェイムスの交際、そして、結婚は、多くの人を驚かせた。
しかしながら、彼女が、ゴールデン・グローブやアカデミーなどの映画関係者達が多く集まり、テレビでも放映される場所で、彼女が彼を愛していて、彼に、どんなに感謝しているかを涙ぐみながら言ったことから、
彼のイメージが良くなったようだったが、
それから間も無く、彼が刺青だらけで人種差別者と言われる昔のガールフレンドでストリッパーの女性と、サンドラ・ブロックが『The Blind Side』を撮っている間に浮気していたとあって、一気にまた、バッド・ボーイと言われるようになった。
それに対して、インタビュアーは彼に、
「今、あなたは、あなたのした事のために、アメリカで、とっても嫌われている存在だとは知っていると思うけど・・・・」
そう言うと、
「アメリカだけじゃなくて、世界で1番、嫌われている男だろうなぁ~」
と言って、ちょっと微笑んだ。
そして、彼が浮気をした事を認め、サンドラ・ブロックにも言ったそうで、それが、彼女が彼と離婚したい理由だと言った。
彼はサンドラ・ブロックと結婚する前に2度の結婚と離婚をしていて、そのために、2,3人の子供達がいて、サンドラ・ブロックを慕っていた子供達にも悪い事をしたと思っているそうだ。
巷で噂されていたセックス中毒は否定し、特別な施設に入ってセラピーを受けて、彼が、なぜ、そのようにして、間違った事をしてしまうかを考えることが出来て、全ては彼の子供時代の父親との親子関係に起因している事に気がついたそうだ。
彼と同じように、彼の父親も、彼が子供の時、離婚していて、男手1つで彼を育てていたが、その育て方は、肉体的に暴力を受けると言った子供の彼にとっては辛く苦しいものだった。
父親に殴られたり蹴られたりで、いつも痛い目をしていて、父親の前では、子供であっても、強い男として振舞わなければならなかった。
7歳の時、父親に追いかけられ、必死に逃げて、腕の骨を折った時に、父親は大笑いしていたそうだ。
その時の事を話す時、彼の目からポロポロッと涙が落ちて、彼は手で拭って言葉につまった。
今、彼が7歳に成る息子を持つ父親となって、彼が7歳の時の事が想い出され、父親のしたことがどうしても理解できないそうだ。
子供時代の話をしている途中で、彼は、席を立ってブレイクを取らせて欲しいと頼んだ。
どのぐらいのブレイクを取ったかは、テレビでは編集させたのを見せているのでわからないが、強い男のイメージの彼に、そんな辛い子供時代があったのかと思って驚いた。
彼の子供時代の写真が何枚か映って、目の辺りが黒かったり、腕にギブスをしていたりして、笑ってはいるけれど、写真を取った人にスマイルするように言われたのだなぁと思った。
しかしながら、この話に関しては、彼の父親は全面否定していて、テレビに出るのを拒否している。
昔のガールフレンドと浮気をしたり、ヒットラーの真似をして写真を撮らせたりと、全く馬鹿な事をして、サンドラ・ブロックとの幸せな結婚生活を壊してしまった自分の非を認め、それも全て子供時代の辛い経験が起因している事を知った彼は、驚くぐらい少年のようにソフトに話し、強い男と言うより正直な男に見えた。
そして、だからこそ、サンドラ・ブロックが彼に惹かれたのだはないだろうかと思った。
彼のそう言った行動から、彼も過去のガールフレンドのように人種差別者だと言われ、そのために、養子にしたブラックのベイビーを嫌っていると言われている事に関しては否定し、
彼は、養子するにあたって、どんなカラーであっても、里親が必要なベイビーを助けたいと思ったと言った。
今、彼が1番辛い事は、サンドラ・ブロックと4年ほどの長い年月をかけて、やっと養子にしたベイビー、ルイ、(ルイの写真を観たい方は、ここをクリック!)のすぐそばに毎日いれなくなってしまった事だと言っていた。
サンドラ・ブロックに離婚をキャンセルして欲しい気持ちは一杯だが、それは絶対にありえないことを彼は知っていると言い、しかしながら、ベイビー、ルイは離婚しても2人で世話をして行こうとのサンドラの申し出に感謝しているそうだ。
朝になって、ハズに、前夜のジェシー・ジェイムスの子供時代の辛い経験を話したら、とても驚いていた。
「写真に映っている子供時代の彼は、ブロンド・ヘアーで可愛くて、全く今のイメージと違っていて・・・・あなたの子供時代の写真を見ているような気がした」
そう言ったら、もっと驚いていた。
ジェシー・ジェイムスを嫌って、
「全く嫌なヤツって感じだなぁ! サンドラ、離婚して正解だったよ! あんな男と一緒にいることない!」
と、いつも言っていたハズだったが、
彼についての今まで知らなかった部分を知って、これからは、ちょっとは違った目で彼を見るのじゃないかなぁと思ったりもしたが・・・・・・・。
私は、彼のインタビューを観て、彼に対して強い男のイメージは無くなった。
結局、彼はバッド・ボーイのイメージを作って、自分の辛さとか弱さを隠していて、グッド・ボーイに成るのが怖かったのではないだろうか、そして、してはいけない間違った事をしてしまったのではないだろうか。
そして、強い男が見せない涙まで見せて話した彼は、これからは、もっと自分に正直に生きて行けるのではないかと思えた。
しかしながら、アメリカには彼に同情する人がほとんどいないのが現実のようだ。
それは大人は大人として行動する責任があるからで、彼も、その意味では、ためになる人生のレッスンを受けたと言えるかも知れない。
オーガニック・チョコレート Chocolatier Blue
ハズが仕事の帰りに、私のお気に入りのチョコレート・ショップに寄って、チョコレートを買って来てくれた。
たった5つでも(笑)、ちゃ~んと箱に並べて入れてくれて、リボンもしてくれる。
ブラウンの箱にライトブルーのリボン、このコンビネーションが私は好きだ。
チョコレートは全てオーガニックの材料を使っているとかで、
形も個性的なデザインで手前から、
ローズマリー、
へーゼルナッツ、
チリ、
ココナッツクリーム、
キャロットケーキ
この中でも私がとっても好きなのは、チリとキャロットケーキで、
チリは、ピリッと辛いのとチョコレートの甘さが一緒に成って、たまらなく美味しくて、
キャロットケーキは、小さなチョコレートの中にキャロットケーキには絶対入っているレーズンが入っていて、味も、
う~~ん、キャロットケーキ!
と納得させる気配りした美味しさ!
そして、これらの小さなチョコレートを私が齧って2等分して2人で仲良く食べる。
美味しいものって、量じゃないのよ~! 質なのよ~!
そんな風に言って、一気に全部、食べちゃっても後悔しない。
食べたかったら、また行って買って来ればいいのだから!
それに、オーガニックだから健康に良いかもと思って、あまり、罪も感じない。
バッグを見ながら、なんだか、まだチョコレートが中にあるみたい・・・・
そう思って、中を覗いてしまったりする。
ブリタニー・マーフィの夫の死
数日前に、ハズから、女優だったブリタニー・マーフィ(The Ramen Girl:ラーメンガール)の夫が亡くなったそうだと聞いてビックリした。
なぜなら、ブリタニー・マーフィは5ヶ月ほど前に、突然、亡くなっているからだ。
死因は、最初は自然死と、後に成って、いろいろなドラッグを一緒にとっていたためだったと報道された。
亡くなった彼女の夫は、彼女が亡くなった同じ場所で亡くなり、死因も全く同じだったと言う。
彼女の死に関して、彼にも責任があるなどとも言われていて、彼は全面否定していたけれど、彼がイギリス人だったために、グリーンカードを取るのに彼女と結婚して利用したと言う噂もあって、
彼にとってはアメリカでの生活が厳しくなった可能性もある。
しかしながら、真実は、彼女と彼が知ることと言えそうで、
警察は他殺とは思えないと言っているが調査中だ。
2人の死因が同じで、他殺で無いとしたら、2人の生活はまさに自殺行為の日々だったと言えることになる。
それとも、愛する彼女を失った彼は絶望し、彼女に会いたいと思って、彼女と同じ道を辿ったのか・・・・
彼の死についてのニュースは、小さなものだった。
それは彼が、ハリウッドで映画のスクリプトを書いていると言っても、ブリタニー・マーフィの夫として、もっと知られていたからなのかもしれない。
友達も、あまりいなかったのか、他者からのコメントも全く無かった。
CAPITALISM:A LOVE STORY (2009)
そう言えば、ず~っと映画について書いていない。
多分、映画館で観た映画では『The Ghost Writer』以来、テレビで観た映画だと、『A Place In The Sun』以来、DVDで観た映画だと、『The Ramen Girl』以来だと思う。
実際には以前よりは映画館で観るのが少なくなったとは言え、テレビでもDVDでも映画は観ているのだけど、実生活において、書きたいと思うことがあったり、是非、書いておきたかったニュースがあったりして、何となく後回しに成っていた。
それと同時に、映画に何かしら特別な感情を持ったものは書き辛かったりして、書かないで、自分の記憶の中にだけ仕舞っておこうかなとも思ったりして・・・・・・・
そんな感情を持たせた映画の1つが、今、書こうとしている
Michael Moore(マイケル・ムーア)監督の『Capitalism:A Love Story』だった。
私も、アメリカに住んで、かれこれ、早いもので16年ほど経ち、知らぬ内に、アメリカは、よその国だから何も言わない事にしましょうから、自分が住む権利を持って住んでいるのだから意見させてもらいましょうと言った態度に変った。
日本にいた時は、精神的に、かなり若かったのもあるし、政治は政治家におまかせしましょうと言った風に、全く政治には興味が無かった。
その理由は、多分、不自由の無い生活を自分も周りもしていたからだと思う。
それゆえ、法学部とか医学部に行きたいなんて思う事は無かった。
しかしながら、私がアメリカで生まれ育っていたら、それらの学部に行きたいと思っていたと思う。
そう思うのは、アメリカに来て、あらゆる差別を受けたり、それが自分だけでなく、物凄くたくさんの人達が、アメリカで生まれようが生まれまいが差別を受けたり、どう考えても道理にあわない状況にいたりするのを観ているうちに、日本やヨーロッパの先進国と比べて、
この国、どうなっているの~~?
大きい割には、かなり遅れていない?
人の命よりお金重視じゃない?
などと怒りや疑問を抱くようになったからだ。
そして、見ず知らずの他人であっても、そんな社会のために、不幸のどん底に落とされたような人達の事を知って涙する事が多くなった。
この映画は、マイケル・ムーアの今まで監督した、いくつかのドキュメンタリー・フィルムと近年の経済不況と危機について描いていて、A Love Storyを追加しているのは、アメリカを愛する彼の気持ちの真実と皮肉をこめている言えると思う。
彼が、この映画の中でも見せているように、過去の大統領だったジミー・カーターの国民に向かっての、アメリカ国民が自分の富を重視し、他人の事を考えないように成っているのは危険な事だとスピーチしたのにもかかわらず、レーガン大統領に変ってからは、
アメリカ国民は、マネー、マネー、マネー!重視に成って行き、物欲旺盛になり、借金は良い事だ!と変な思想を持って借金大国と成り、後に成って全てを失う人達が多くなった。
みんなが、あれを持っているから、自分も持たなきゃ!
みんなが借金して大きな買い物をしているのだから、自分も、そうしなきゃ!
そんな人達で、一杯に成った。
そして、みんなが持っている物を持っていなければ、他人からは『落ちこぼれ』と言われるから借金してでも、手に入れる必要があるように思った人達が増えた。
買い物中毒に成ってしまった人達も多くいた。
そんな人達は、買っても買っても気持ちが満たされないのはなぜだろうと、他の物に中毒に成って行ったりした。
ところが、そんな生活は永遠には続かないのがほとんどで、結局、全てを失った人達が多くいる。
健康に関しても、誰もが保険を持っている日本とは違うから、病気に成ったら治せない、お金が無いために治してもらえない人達が多数いて、そのために早死にする人達が多くいた。
そんな、この国の現状を見て、帰れる国のある私は、ハズに何度、言った事か・・・・
「日本に行って住もう! アメリカより、ず~っといい!」
ハズは、納得しながら、うつむいて、
「もうちょっと、様子をみてみよう! 状況が良くなるかもしれないから!」
そう言って、なかなかアメリカを離れようとしない。
いろいろなアメリカ社会の不公平な事に怒っていても、ハズは、やっぱり、この国に希望を持っている、生まれた国を愛している、そう思ったりする。
フランクリン・D・ルーズベルト大統領が、1936年に、労働者の権利を理解し指示し、ドイツも日本も、彼の政策を見習って実行し成功したにもかかわらず、アメリカは、それに従わず、現在の経済危機に直面しているのも皮肉としか言えない。
ハズは、なぜ、アメリカがルーズベルトの政策に従わなかったのがわからないと言い、私はハズに言った。
「アメリカの最大の問題は、他人の話を聞かない人が物凄く多くいることなのよ!」
ハズは、何も言わず、残念そうに、うなづいた。
私は幼い頃、アメリカはお金持ちがたくさんいて、貧乏人達を助けている国だと聞いたけれど、実際に住んでみて、そんな風には思えないでいる。
クリスチャンがほとんどなのに、その精神はどこにあるのだろうか?
隣人より自分の富を愛している人達の方が、ず~っと多いように思うけれど・・・。
この映画を観ながら、一生懸命、会社のために汗水たらして働いて来たのに、急に解雇されてしまう人達やお金を払えないために住んでいた家を去らなければ成らない人達を観て、私もアメリカに住んでいるからか、他人事とは思えず、涙が溢れて、映画館で観なくて良かったと思った。
いまだに、カリフォルニアで、マイホームを持てなくて、時々、貧乏だなぁと思うこともある(ハズは、いつも貧乏なんかじゃないと否定するけれど)が、その人達の状況と比べたら、まだまだ恵まれているなぁと思えて、不平不満を言っちゃいけないなぁと思った。
そして、自分が、そう言った人達の側にいることを強く感じた。
その後の周りの反応
そんな感じでHOOTERS(フーターズ)には、もう行かなくていい、行きたい人はどうぞ!と言う感じで、この話は過去の話と成ると思っていたところ、
ハズの会社の同僚達と会う機会があった。
知的で面白くて気軽に話せたドイツ人のクリストフは、私の顔を見るなり、
「ピッキー! HOOTERSに行ったんだって~?!」
とビックリした顔をして言って来た。
「ハズが言ったのね~? 行ったわよ~! 1度も行った事が無かったから行ってみたかったのだもの! ところで、クリストフは行った事あるの~?」
クリストフは、ちょっとニヤリとして、
「ドイツ人の男友達がカリフォルニアに来た時に連れて行ってくれって言ったから、その時に行ったよ・・・だけど、俺達が行った時も女性の客は見なかったなぁ・・・・」
私は、ちょっと笑ってから、
「どう思った? 楽しんだ~~?」
と、茶化すようにして訊くと、クリストフは、ちょっと照れるようにして、
「友達は、ウェイトレスが彼に気があると思っちゃってさ~・・・・」
私はすかさず、
「それで、どうなったの~?」
クリストフは、クスッと笑って、
「何も起こらなかったよ~・・・友達に、向こうはたくさんチップが欲しいからしているのだからって信じさせるのに苦労したよ! ドイツの田舎から来てHOOTERSに行って、ルックスもボディもいい若いアメリカ人女性がナイスにしてくれて、ポーッとしちゃったみたいだった」
そんな風に、クリストフと私が楽しくオシャベリしていたら、例のユーリーが話に割り込んで来た。
そして、私に向かって、
「HOOTERSは行ってはいけない場所だ! あそこはホワイト女性をセクシャル・オブジェクトとして使っている! 汚い場所だ!」
そう言って怒ったようにして去って行った。
私は、それを聞いた時、矛盾を感じた。
なぜなら、ユーリーと言えば、ホワイト男性と一緒にいるアジア人女性は、みんな尻軽で娼婦のようなものだと言って、私に対しても、私の体をジロジロ露骨に見たり、結婚している私に他のシングルの遊び人男性と付き合うように仕向けた、まさに、アジア人女性をとことん卑下しているホワイト男性だからだ。
そして、ユーリーのHOOTERSについての意見から察すると、アジア人女性はセクシャル・オブジェクトとして扱っても良いがホワイト女性は敬うべきだと言っているのと同じだった。
いつも、ユーリーは、身近にいる女性達でも、テレビや映画に出ている女優達でも、ホワイトの女性達は綺麗で頭が良いと主張し、アジア人やアジア系女性達は、何かにつけてダメだ~!と言っていた。
思うに、彼は、いつも、そうして、優れた者と劣った者とに分けて話していた。
初めて会った時も、私の所に来て、いきなり、日本人男性の悪口を始めた。
「日本人の男達は、一旦、日本を離れると、思いっきりスケベに成って、みっともないよな~・・・」
それを聞いた時、何を根拠に、そう話しているのかと思って、日本に行った事があるのか? とか 日本人男性の知り合いや友達がいるのか? と訊くと、日本には数回、仕事で行った事があるだけで、日本人の友達はいないけれど、過去に日本に3年ほどいた彼のワイフから日本人男性について聞いたと言っていた。
私がホワイト・アメリカ人のハズと結婚しているから、日本人男性が嫌いだと思って、日本人男性の悪口を言っても良いと思ったのか?
そんな風に思えるような話し方だった。
どこの国の男だって、スケベな男はいるだろうし、他国に行って、羽目をはずす男もいると思う。
それなのに、ユーリーの日本人についての話し方は、たくさん日本人の悪い所を知っているのだと言った話し方で、その割には、ちょっと突っ込むと答えられなくて、何かで読んだとか誰かから聞いたとかと言う始末だった。
それに、私の旦那がホワイト・アメリカンであっても、私の父親も伯父も従兄弟も日本人男性であるから、日本人男性について気安く話のついでに悪口を言って欲しくなかった。
ユーリーがロシア人やイスラエル人の悪口を言っているのを誰も1度も聞いたことが無いはずだ。
彼の父親はユダヤ系ロシア人だと言う事だ。
そして、彼が持つロシア人とユダヤ人の血については彼だって悪口を言いたくないし聞きたくないはずだ。
それなのに、私の気持ちは考えない。
それとも、わかって、そうしているのか?
同じ頃、彼は、ハズの同僚の台湾からの移民の男性についても悪口を言って、私に同意を求めて来た。
私は、その男性とは1度しか会った事が無くて、こんにちは~! よろしく~!ぐらいしか言葉を交わさなかったので、ユーリーから彼の悪口を聞いた時は、はっきり言って驚いた。
私は、彼に会ったばかりで、それ以上は何も知らないからとキッパリと言ったら、ユーリーはムッとした顔をしていた。
ユーリーが彼の事を嫌いなのだと思ったら、何と、後に成って、影で、ユーリーは、その彼と彼のワイフに良い顔をして親しく成りたがっていることがわかった。
それを知った時、私は、ユーリーが彼らに私の悪口を言っている可能性もあるなぁと思った。
ユーリーは、過去の出来事のために、チャイニーズと日本人は仲が悪いと言った噂みたいのを利用して、彼らと私の距離を開けようとしたのだと思う。
しかしながら、彼らは知的で、会社の同僚達とも必要以外は会わないように割り切っていたためか、私に悪い感情を持っているようには見えなかった。
ハズも、その男性とは、会社で、1番、分かり合える仲だと言っている。
ちなみに、例のスザンヌは、ハズと私がHOOTERSに行った話を聞いて、早速、他社から出張で来ていた男性を誘って、HOOTERSに行ったそうだ。
彼女のHOOTERSの感想は誰も聞いていないけれど、ハズは、
「俺が、君が客なのに、なぜかしら、男性客達にもてちゃってって誇張して言ったんだ・・・そうしたら、スザンヌ、目つきが厳しくなってさ~・・・・」
そう言って大笑いしていた。
HOOTERSで私と張り合っても、何の得にも成らないのに~・・・
白いタンク・トップにショート・パンツ履かなきゃ~・・・・
それに、私達、ロングのブロンド・ヘアーでもないし・・・・・・・
ハズの会社には変な人達が多い、
ハズと私がHOOTERSに一緒に行っただけで、こんなに、周りで話が盛り上がるなんて!
HOOTERSに集まる客達
先週だったか、イースト・ベイにあるチェーンのレストラン、HOOTERS(フーターズ)の駐車場で、男性が他の男性にナイフで刺されたと言うニュースを観て、ちょっとビックリした。
なぜなら、そのHOOTERSには、大分前になるけれど、私もハズと一緒に行った事が1度だけあったからだ。
HOOTERSと言えば、若い女性のウェイトレス達が白いタンクトップとショートパンツに年がら年中、身を包んでいるので有名なバー・レストランだ。
食事はアメリカン・フードで、いわゆるバー・フードと言われるアルコールと相性のいい食べ物がほとんどだが、味に関してはイマイチだと言われている。
結局、HOOTERSの客達は男性がほとんどで、セクシーなウェイトレスを観たり一緒に話して気持ち良くなるのが目的らしい。
ハズが仕事仲間の強い要望で、何人かと一緒にHOOTERSに行った話を聞いて、私は、アメリカに長年いるのに、1度も行った事が無い事に気がついた。
そして、ハズに、1度でいいから行って見たいから連れて行って欲しいと頼んだら、
「本当に行きたいのか~? 食事は最悪だぜ~! 客も男ばっかり! それでも行きたいのか~?」
と訊かれた。
「かまわないわよ~! ハズちゃんが行って、私が行ってないなんて不公平だもの! 行きたい!」
と私が主張すると、
ハズは、まいったな~・・・と言った顔をしたので、
「なぜ、しぶるの~? あっ、もしかして・・・・お気に入りのウェイトレスがいて、実は通っていたりなんかして~? 指輪を隠したり指から取って結婚していないフリをしたりなんかしているのじゃないの~?!」
と私が言うと、
「俺が、あそこのHOOTERSに行ったのは1度だけだ! それに、仕事仲間と一緒の時だけだ! 俺が行きたくて行ったわけじゃない!」
そこまで言うなら、連れて行ってもらいましょう!
そんな感じになって、ハズは、しぶしぶ私をHOOTERSに連れて行った。
レストランに入る前に、ハズから、
「良いサービスは期待するな! いいな!」
と言われた。
テーブル席に案内されて座って、周りを見渡すと、
ハズの言ったとおり、
男、男、男ばっかり~~~~!
誰か1人位、女性がいてもいいのじゃないか?
と思って、もっと注意深く見ても、女性は、みんな白いタンクにショートパンツの女性達ばかり・・・・彼女達はHOOTERSのウェイトレス達だ!
ハズが私のギョッとした顔を見て静かに笑いながら、
「・・・俺が言った通りだろう?」
と訊いて来たので、私は大きく頭を縦に動かして同意した。
確かに噂どおり、ウェイトレス達にブスだなぁとか太っているなぁと思わせる人はいなかった。
白いタンクとショートパンツに、ロング・ブロンドヘアーの10代後半か20代前半に見えるウェイトレスが私達のテーブルにやって来て、彼女の名前や、その日のスペシャルなどを説明して、私達の手を見て、
「あ~~ら、結婚しているカップルなの~~? なんで、また、ご一緒に?」
と訊いて来た。
ハズは、
「彼女が、1度、HOOTERSに行って見たいって言うから連れて来たんだ」
そんな風に、ハズがウェイトレスの彼女と話して、彼女はテーブルを去って行った。
オーダーして、ドリンクも頼んだ物も来るのも遅くて、そのうちに、ウェイトレスの彼女は私達のテーブルに来なくなり、男性のマネージャーが来て、ハズに、
「何も問題ありませんか? 大丈夫ですか?」
と訊いて来た。
ハズは、けっこう待っていても来ていない頼んだものについて言うと、マネージャーは、チェックしてみますからと言っていなくなった。
「あれ~っ? 私達のウェイトレス、どうしちゃったの~? 彼女、他の客の所には頻繁に行くけど、どうして、私達のテーブルには来なくなっちゃったわけ~?」
ハズにそう言うと、ハズは、みように落ち着いて、
「俺がワイフと一緒だと、彼女だって居心地悪いんだよ~・・・多くのチップを貰うために、男の客にナイスにしたくても、君が嫉妬したり怒っちゃうかもしれないと思って心配しているんだろう!」
そう聞いて、彼女の気持ちがわからないでもないなぁと思った。
それからは、私達のテーブルだけ、マネージャーの男性がフードを持って来るようになった。
「わかっただろう? HOOTERSが、どんな所かって事が!?」
ハズに、そう言われて納得したけれど、
男性のマネージャーが、私達に気を使っているように見えたので、不思議にさえ思えた。
周りを見渡すと、何人かの男性達が私を見て、コソコソ話したりしていて、やっぱり、目立っちゃうのだなぁと思った。
ハズに対しても、なぜ、女をここに連れて来るんだよ~!と言った顔をしてハズを見ている男性達もいた。
そんなシーンを見て、なぜ、そこの男性マネージャーが神経質に成るのかがわかったような気がした。
そんな時、カウンターの方から誰かが私を見ているようだったので、そちらの方に目を向けて見ると、男性が私に彼の飲んでいるグラスを上げて見せたり、手を振ったりしてスマイルしていた。
私の知っている人かな?と思って見て見たけれど、思い当たらなかった。
ハズに、
「なぜ、あの人、私に手を振ったりするんだろう? 変じゃない?」
と言うと、ハズは、その男性の方をチラッと見て、その男性を見たかどうかはわからないけれど、
「君が、ここで働いているのとでも思っているのか?・・・・それとも、君がHOOTERSのウェイトレスが見たくて来ていると思ったのじゃないか~? つまり、君は女が好きで・・・・女が好きな女を好きな男かもなぁ~・・・・」
そう言って静かに笑った。
フードは噂どおり、ひどかった。
しかしながら、ハズの言う通り、HOOTERSに行く男性達はフードに期待などしていないし、酔っ払いも多いから、フードの悪さは問題に成らないらしい。
カウンターからの男性の手を振る姿を後にして、ハズと一緒にレストランを出て、車に乗ると、ハズが疲れた顔をして、
「どう思った? また行きたいと思うか?」
そう訊いて来たので、私は、
「1度で充分! もう行きたくない!」
そうキッパリと言うと、
ハズは大きな仕事を済ませた後のような大きな溜め息をついて、
「そう言うと思ったよ!」
そして、スマイルして車を走らせた。
ピットブル・ミックスがヒーローに!
カリフォルニアのバークレー市にあるアニマル・シェルターが数日前の真夜中に火事に成って、里親達を待っていた15匹の猫達が死んでしまったのは残念なニュースだった。
消防署の話では火元はランドリー・ルームのドライヤーらしいが、どのようにして火事に成ったのかが今でもわからないそうだ。
シェルターの2階に住んでいた女性は、彼女のピットブル・ミックスの仔犬、Baby(ベイビー)が吠えたり、彼女の頬を舐めたり前足で叩いたために起きて火事に気がついて、消防署に電話した。
そして、10匹の猫達と14匹の全ての犬達を救うことが出来たそうだ。
消防士の話では、彼女が数分後に火事に気が付いていたとしたら、彼女も命を落としていたそうで、彼女は、ベイビーは命の恩人だと話していた。
ローカルニュースでも、ピットブルとかピットブル・ミックスと言うと、アンチ・ヒーロー的な悪いニュースが多かったりするが、人と動物達の命を救ったベイビーのようなピットブルのヒーローもいることを強調していた。
犬だって、人間と同じで、いろいろな犬がいる。
ベイビーは飼い主を助けたいの一心だったと思うが、結果的には、飼い主だけでなく、他の猫や犬達をも救った事に関しては、やはり、ヒーローと呼ばれるにふさわしいと思う。
アメリカの子供達が持つ白人(ホワイト)と黒人(ブラック)のイメージ
数日前のCNNニュースの特別レポートは、アメリカの子供達が肌の色から、どのようなイメージを持っているかを調査したものだった。
アメリカ北部と南部の8つの小学校の約200人のホワイト(白人)とブラック(黒人)の5歳のグループと10歳のグループを対象にしたもので、
5歳のグループには、全く同じ顔と髪型の子供だが、とってもホワイトからとってもブラックへ、5段階に、顔の肌の色が、どんどん黒く成って行く5人が描かれているボードを見せて、ホワイトとブラックの子供達に1対1で質問をした。
質問の内容は、
どの子が1番、頭が良いか?
どの子が1番、間抜けか?
どの子が1番、きれいか?
どの子が1番、醜いか?
どの子が1番、大人に好かれるか?
などだった。
最初はホワイトの5歳の子供達で、驚く事に、頭が良くて、きれいで、大人に好かれるのはホワイトの子供だという子がほとんどで、それと同時に、ブラックやブラウンの子供は間抜けで、醜くて、大人にも好かれないと言ったりもした。
そして、同年齢のブラックの子供達は、ホワイトの子供達とは反対の答が返って来ると思ったのだが・・・・、
なんと、ブラックの子供達も、ホワイトの子供達よりは少しは少なくなったと言え、ほとんどが、ホワイトの子供の方が頭が良くて、きれいで、大人にも好かれると答えた。
5歳でも、すでに、このようにして、アメリカは白人有利の世界だと思っているのは、はっきり言って私にはショックだった。
ましてや、ブラックの子供達が、自分のカラーを劣っていると認めているようなところは胸が痛む思いだった。
10歳の子供達には、同じ質問でも、とってもホワイトから、とってもブラックになる10段階の色のチャートを見せて選ばせたが、
結果は、5歳の子供達と、ほとんど同じで、
ホワイトもブラックの子供達も、ほとんどが、頭が良くて、きれいで、大人に好かれるのはホワイトだと答えた。
つまり、ここでわかるのは、5歳から10歳まで、子供達のほとんどは、ホワイト(白人)は優れていて、ホワイトであればあるほど有利なのだと思っていることだった。
ところが、ブラックとホワイトの間に出来たミックスの子供は、時々、違った物の見方をしていた。
ブラックとホワイトの子供であるCNNのニュースキャスターの1人は、子供の時から、親に、さんざん、アメリカにおけるカラーについての現実的な話をされたそうで、それがあったからこそ、しっかりと現実を見て強く生きることが出来たと言っていた。
バラック・オバマが大統領に成る前に、CNNの特別レポートで、ブラックとホワイトの子供達にブラックの人形とホワイトの人形を見せて、質問をしたところ、どちらも、ほとんどの子供達がホワイトの人形はきれいだから欲しいけれど、ブラックの人形は汚くて醜いから欲しくないと言ったのはショックだったが、
バラック・オバマが大統領に成り、ファースト・レディのミッシェル・オバマも、知的でステキな女性として、とっても人気があるのに、
子供達は、今でも、白人有利の志向を持っているとは・・・・・・・
ほとんどの子供達は両親や周りにいる大人達の思想の影響を受けていると思われるが、質問をされて、ホワイトは頭が良くて大人にも好かれ、ブラックは間抜けで大人にも好かれないと言った1人の5歳のホワイトの男の子の母親は息子の答にショックを受けていて、彼女は、いつも、人種差別が無いように息子に話しているのにと言っていた。
彼女の言う事が本当だとすると、その男の子は、家庭以外で、そのような思想を持たされたと言うことになる。
それは、テレビであったり、学校であったり、いわゆる社会から影響を受けた可能性がある。
そして、人種やカラーについての差別のアメリカの歴史や現実を子供達に話すのは、ブラックやミックスの子供を持つ親に多く、子供が幼い時から、そう言う事を話す方が、子供が差別にあっても、物凄いショックは受けず、しっかりと現実を見つめて、尚且つ、自分自身に自信を持ち、差別に負けず強く生き、成功も収める傾向にあるそうだ。
ホワイトの両親を持つ子供達は、両親が肌の色のために社会的に差別を受ける事が無かったので、差別の話も無く、他人事のようにして思うため、時には、社会的な影響のために、差別の思想を持つ可能性がある。
それゆえ、ホワイトの両親は、子供が肌の色のために差別を受けなくても、差別者に成らないために、幼い時から、他人を肌の色で差別してはいけないと、しっかりと教育する必要がありそうだ。
カラーやミックスの子供を持つ両親は、肌の色のために差別を受けても、子供に自信を持って生きて行く事を信じさせなければならない。
そうしなければ、アメリカの人種差別は無くなる事は無いようだ。
親が人種差別者の場合、残念ながら、子供が同じように人種差別者に成る確率は非常に高いけれど、差別者が少ない社会になればなるほど、少数派となると思うのだけど・・・・
そう考えても、アメリカで人種差別が無くなるには、これから先、気が遠くなるほどのかなりの時間が掛かりそうだ。
これって、手作り?
私は、結婚する前の独身1人暮らしが長かったけれど、料理の経験はとても浅いので、未だに、毎日、料理するなんて気に成らない。
ハズと一緒に暮らし始めて、その後、結婚しても、料理するなんてことはなく外食ばかりしていたので、ハズも、私が毎日、料理したくない気持ちはわかってくれている。
かと言って、カリフォルニア北部に移ってから、レストランで嫌な思いをする事が多くなったのもあって、外食する気にも成らない。
ハズも、料理が苦手で好きじゃないし、こんな時は、テイク・アウトするか、フローズン・フードをレンジやオーブンで料理して食べる事になる。
つい最近も、
「ハズちゃ~ん、私、料理する気分になれない・・・・・・・」
と思うままに正直に言うと、良くあることなので、顔色を少しも変えず、
「テイク・アウトしてもらいたい食べ物でもあるか~?」
と訊いて来た。
私は、ちょっと考えたけれど、これと言って特別にテイク・アウトして食べたい物が思いつかず、
「別に無いけど~・・・・・・・」
今度は私がハズに同じ質問をすると、ハズも、
「思いつかないなぁ~・・・・・・・」
そして、2人で顔を見合った。
「だけど、何か食べないと今は大丈夫でも、お腹すいちゃうよね~?!」
と、私が言うと、
ハズは冷蔵庫の方に歩いて行った。
「トレーダー・ジョーズのサーモンのブリトーみたいのはどうだ~?」
と叫んだので、行って見ると、冷凍庫が開いていて、ハズが『Salmon en Croute』の箱を私に見せた。
「ハズちゃん、これ、ブリトーじゃなくて外側はパイみたいになっているのだけど・・・・」
「そうか~? どっちでもいいじゃないか? これ、食べたくないか?」
「・・・・これと言って食べたい物も無いし、オーブンで焼くだけだし、サーモンだし、今夜は、これにしようか?」
「俺は、それでも、かまわないよ!」
「ちょうど2つ入っているし・・・、これにしよう!」
そして、箱から出して見ると・・・・、
同じ形のが2つ入っていると思っていたのだけれど・・・・・・・
形も大きさも違うような気がした。
角度を変えて見ても、
やっぱり違う。
「ハズちゃ~ん! ハズちゃ~~ん! ちょっと来てよ~~!」
と叫ぶと、
何だよ~?
と言う顔をして、ハズはノソノソと面倒くさそうに、やって来た。
「ねぇ、これ見てよ! 2つとも全然、違うでしょう?」
ハズは、私に言われて、それらを見て、ニヤ~ッとして、
「確かに違うな~。 太っているのと痩せたヤツって感じだなぁ・・・・」
私は、やっぱり~と思いながら、
「ねぇ、これって手作りなのかなぁ・・・機械で作っていると思っていたけど・・・・」
ハズは、
「機械だって、間違ったりすることがあるさ!」
それとも、機械が、わざと手作りのように見せるように、そう操作されているのか?
とにかく、そんな議論をしているうちに、時間はどんどん経っているし、形は違っても毒は入っていないだろうと思ったので、オーブンに入れて焼いてみた。
ちょっと焦がしちゃったけれど、外側はパリパリしたパイ、
中にはサーモンと野菜とお豆がギッシリ入っていて・・・・・・・
思ったより、けっこうイケタ!
テラスでブランチ
最近のベイエリアは曇り空で雨が時々降ったりしているけれど、週末は天気が良かった。
私より早くに目覚めたハズが、彼が見つけたカフェ・レストランで一緒にブランチしようと誘って来た。
「どんなブランチが食べれるの?」
と訊くと、
「肉中心の良くあるアメリカのブランチと違ってシーフードもメニューにあるそうだから、君が好きそうなものも絶対あるよ!カリフォルニア・キュイジーヌって感じだから。」
そう聞いて、こんな天気の良い日に寝ているなんてもったいない、そう思って起き出した。
ハズの運転で、そのレストランに行くと、中が良いかテラスが良いかと訊かれた。
ハズと顔を見合ってから、ハズがテラスと言うと、レストランの奥のテラスに出るためのドアまで歩かせられた。
そして、そのドアから外に出ると、どこかのお家のお庭のようなテラスがあった。
レストランの正面から見る限りでは後方に、そんなお庭とテラスがあるとは思えなかったので驚いた。
開いているテーブル席に着いて、鳥のさえずりやブランチを楽しみながら話している人達の声を聞きながらメニューに目を通した。
そして、ハズが選んだのは、
フィッシュ&チップス、
フイッシュもチップスも、カラッと揚がっていて、とても美味しかった。
ハズは、いつものように、モルト・ビネガーをたっぷり掛けて満足していた。
私が選んだのは、
イングリッシュ・マフィンの上にダンジェネスクラブケーキ、ポーチド・エッグスが乗っていて、その上にホーランデーズ・ソースがかかったもの・・・・エッグス・ベネディクトのクラブケーキ添えみたいなもの。
クラブケーキは、クラブがギッシリと詰まっていて、ポーチド・エッグとホーランデーズ・ソースと一緒に食べるとグッド マッチ!で美味しかった~~! また食べたいと思う一品!
テラスに、ブブを入れられないのは残念だったけれど、熱過ぎないテラスで2人で美味しいものをゆっくり食べて、レストランと言うより誰かのお家で食べているような気がした。
週末を一緒に過ごしていた独身時代に戻ったような気持ちになって、ハズの顔を見て恥ずかしくなった。
食事が終わって、
「ブブをどこで散歩させようか? この辺りはコンクリートばかりだから公園に行くしかないな?」
ハズのその言葉で、
独身時代から、私達の生活パターンって変わっていないなぁ・・・
そう思って可笑しくなった。
ミリタリー男性にオシッコをかけたのは誰だ?
最近、ハズが、また、私が今まで見たことの無い銅像を見つけたと言って、それを見せに連れて行ってくれた。
行ってみると、昔、1度だけ行った事のあるピザ・レストランの前にあった。
ちなみに、そのレストランは、ハズの例の、すでに、このブログにも何度か登場している昔のボスが、ハズと私に行くように薦めたとかで、私達は行った事があった。
ブース席に案内されて、メニューを渡されて、オーダーして、ハズと話し出したら、ハズが急に私の後方を見つめて、一瞬、黙った。
「いったい、どうしたのよ~?」
と変な様子のハズに言うと、私の後方を指差した。
私達は、コーナーのブース席に座って、私の後ろは壁だった。
と言う事は、壁に何かが掛かっていると言う事だなぁ・・・と思って振り返って見てみると、
なんと、
第二次世界大戦時代の新聞の見出しと写真のページが額に入って壁を飾っていた。
そして、
そこには、
なんと、
GO BACK! JAP! (帰れ! ジャップ!)
と書かれていた。
偶然だったにせよ、他のテーブル席やブース席が開いていたのに、なぜ、私達をそこに座らせたのかが疑問だった。
サラダやピザが来て、私達が食べている間、他の席に座っていて、私と私の後ろに掛けられた物とを見て驚いた顔をしている人達もいた。
私は、ちなみに、そのレストランには、あれから行っていない。
そして、この銅像が置かれたと言うのも、私には不思議に思えた。
なぜなら、この銅像がある市は、Tea Party(ティー・パーティ)のメンバーがとても多く、オバマ大統領がアメリカで生まれていないとか、コミュニストだとか、ヒットラーだとか、全く信じられない事を言っていて、ようは、人種差別者でしょうと言われている人達が多く住んでいる市なのだ。
ハズの同僚も、仕事の関係で、そこを通りかかって、
「へぇぇぇぇ~~っ、人種差別者が多いって言われているから、その汚名を消そうとして、ブラック兵士とその娘の銅像を飾ったんだなぁ、きっと!」
と言ったそうだ。
私は、早速、写真を撮ったが、近くに行けば行くほど、臭くて、臭くて・・・・・・・
人間のオシッコの臭いのようだった。
犬のオシッコじゃない!
ハズも、
「一体、誰が、こんな事をするんだ? まぁ、ここに住んでいるヤツラなら、しても不思議じゃないけどな!」
そう残念そうに言った。
昨日はベイエリアは全体的に雨が降ったし、今日もパラパラ降る所があるとニュースで聞いているから、雨で酷い臭いが消えるかもしれない。
日本人スパイだと思われた
前日のブログで書いたスザンヌがいた時には、彼女の延々と続く、あまりにもしつこい嫌がらせのために、私は、なぜ、彼女が私を嫌悪するのかと、いろいろと考えた事もあった。
そして、彼女に初めて会った時からの彼女のハズへの、みように甘えてくるような態度が気に成ったりもして、
「ねぇ、スザンヌ、あなたのことを、好きだと思う?」
とハズに訊いたりもした。
ハズは、
「それはないだろう! 考えてみろよ! 彼女は独身だ・・・いろんな男に、俺に気があるのかなぁ?と思わせて興味を持ってもらいたいんだよ!」
と言って笑っていた。
ハズは否定するけれど、スザンヌが、ハズに気があったのは、ほとんど間違いないと私は思っている。
初めて彼女に会った時のパーティで、私の存在に気がついた彼女は、とてもショックな顔をして下を向いていたからだ。
ハズが彼女に私を紹介して、私達2人だけにして、ちょっといなくなると、彼女は、急に、
「心配しなくていいのよ! あなたには電話することなんて無いから! 日本語を習って、わからないことがある時だけ電話するわ!」
と、憎々しげに言葉を吐いた時に、私は、
なぜ、このような事を言うのだろうか?
と驚くと同時に、
あ~~っ、すれた女、まさにビッチなんだ、こいつは!
私とは仲良く成りたくないってことだな・・・・・・・
とすぐに思って、
「私も、ドイツ語で、わからないことが無い限り、あなたに電話することは無いわね!」
と言った。
彼女は言い返されると思っていなかったらしく、私のその言葉を聞いて驚いていた。
パーティなどで会っても、ほとんど私とは話さず、話に来たと思ったら、説教がましい事を捨てセリフに言っていなくなると言うパターンだったが、
ハズが言うには、とにかく、私の事をいろいろと訊いて来ると言う事だった。
それは、私がどこで生まれて、アメリカに来る以前に、どこにいて、どんな人生を送っていたのかから始まって、いつアメリカに来て、いつハズと結婚したか、そして、家庭での私はどんな妻なのか、どんな料理を作るのか、どこのヘアースタイリストに行っているのかなど、とにかく、私について、ありとあらゆる質問をして来たそうだ。
ハズは、そんなスザンヌを、彼女は私と友達に成りたいために、そうして訊いて来るのだと思っていたそうだ。
それを知った時、
「私の事を知りたいなら、なぜ、彼女、直接、私に訊いて来ないのよ~? おかしいと思わない?」
と言ったら、ハズは、その時は、スザンヌが私に好意的だと思っていたから、気に成らなかったそうだ。
「私の事をいろいろ聞きだして、何かボロを見つけてやろうと思っていたのじゃない?」
そう言ったら、驚いていた。
以前、私達が住んでいたアパートの駐車場で、スザンヌが車を運転しているのを見た時、
まるで、スパイみたい・・・・気味悪~~~~~~~~!
と思った。
どうも、私達が、どんなアパートに住んでいるのかを知りたかったようだ。
そうして、彼女が私について、いろいろと知りたがるのは彼女自身の問題だったかもしれないけれど、ハズの昔のボスや彼のワイフ、彼らと仲の良いユーリーと彼のワイフからの依頼みたいのもあったのかもしれない。
その内に、私は、神経をとことんすり減らして、こんなバカバカしい人達と関わりたくない、私の人生に何もプラスに成るものは無いと思って、ハズの同意のもとで避けだした。
それから、どのくらい経ってからだったかは憶えていないけれど、ハズが、奇妙な事を言い始めた。
「最近、ボスもユーリーも、みように、仕事面で、俺に距離を置くと言うか・・・、仕事面で俺には秘密にしようとすることが増えて来たんだ。 たとえば、会議とかでも、いつもなら俺も出席するのに、最近は、会議に出なくていいからとか言ったりして・・・・変だと思いながら俺も気にしないようにしていたんだ・・・・そして、ボスとスザンヌに、日本の企業について訊かれて、なぜ、俺に、日本の企業について訊いて来るんだと思って訊いたらだ・・・・・・・君が、会社の事をいろいろと訊いて来ないか?と訊かれた」
『君』って、私の事じゃない?! 何、それっ?
そう思って聞いていたら、
ハズは続けて、
「だからさ、俺は、正直に言ったよ! 君は俺の仕事に全く興味が無いから何も訊いて来ないって!そんな感じで、しばらく、君の話になってさ・・・・・・・結局、彼らは・・・・・・・、君が日本の企業と繋がっていて、俺から、いろいろと俺の会社の事を聞き出して日本の企業に流していると思ったらしいんだ」
それを聞いて、私は、一瞬、言葉を失ったが、気を取り直して、
「私が~? スパイ~?
日本企業のスパイだと思ったと言うこと~?!」
なんだか、自分の事ながら、ばかげたコメディ映画みたいな話だなぁと思った。
「俺も大笑いしたよ~! 心配するな! それは絶対に無いって言っておいたから! ボスは、そうだろうと思っていたと言っていたが、スザンヌは納得いかないみたいだったなぁ・・・・・・・」
アメリカのニュースで、中国人とか韓国人とかロシア人のスパイの話は聞いたことがあるけど、少なくとも私は日本人のスパイの話は聞いたことが無い。
それなのに、なぜ、スザンヌは、私を日本人スパイにしたかったのだろうか?
今、考えても、変な話だとしか思えない。
もしかしたら・・・
彼女、
ドイツかアメリカで、
スパイと思われたことがあったのだろうか?
そうでもなければ、私の事をスパイなんて言ったりしないと思うのだけど・・・・
男が女を嫉妬させる
ユーリーの事は少し前の日記『なんとなく、わかること』を読んでいただければ少しはわかってもらえると思うけど、私にとってはハズの会社だけでなく、ここで生活するのに最大の敵と言って良いほど迷惑な存在なわけで、
ヤツさえいなければ、どんなに楽だろう!
と思ったりする事もあるわけだけど、以前には、ユーリー以外にも、やっかいな人達がいた。
ハズの昔のボスのブラジル人のワイフと韓国から子供の時にドイツに移民したスザンヌもそうだった。
この女性2人が一緒の時に会ったりすると、必ずと言って良いほど、私は嫌な目にあった。
しかしながら、スザンヌは、ハズの会社には2年ほどいて、さんざん私を苦しめた後、またドイツ社に帰って行ったから、その後は、気持ち的にかなり楽になった。
ハズの昔のボスのワイフはスザンヌがアメリカを去ってから、むしろ、私を怖れているかのように見えて、直接、嫌がらせをして来なくなった。
スザンヌは、なぜかしら、あらゆることに対して、私にライバル意識むき出しだった。
そして、会う度に、私を下に見る言葉を言って来て、私を落ちこませようとした。
ユーリーや彼のワイフ、ハズの昔のボスや彼のワイフには奴隷のように従い、ユーリーから『キムチ!』と影で言われていてもニコニコして耐えて、ボスの子供の世話なども言われるままにしていた。
そして、彼女は外国に住むアジア人女性だけど、私とは違うのだと証明したくてたまらないようで、私は、はっきり言って、そんな彼女を見て笑っていた。
彼女がダイエットをして、だんだん痩せて行った時に、ハズが、彼女に、
「そんなにダイエットしたら、今に倒れちゃうぞ!」
と言ったら、目に涙を溜めて、
「ピッキーは私より痩せているじゃない?!」
と言って、口をすべらしてしまったと言う感じで恥ずかしそうに下を向いたそうだ。
ハズは、それを聞いて、とても驚いたそうだ。
私が同じオフィスにいるわけでもないし、パーティなどが無ければ、彼女に会うことは無いのに、私に対抗して痩せようとしていた。
それを聞いて、彼女の私に対する闘争心が怖くなった。
後でわかった事なのだけど、ユーリーが、彼女と私を比べて、同じアジア人でも私は痩せているけど彼女はそうじゃないと言ったそうだ。
正直言って、彼女はダイエットする前は太ってなんかいなかった。
全く普通にしか見えなかった。
私は痩せているわけでもなかったし、服を着ると着やせするタイプなのもあって、スザンヌよりはちょっと痩せているように見えたのかもしれない。
彼女は、全てに掛けて、自分は自分と言うのではなく、私と比べていたようだ。
ハズのボスのワイフからも、
「あなた、私が太っていると思っているでしょう?」
と潤んだ目で言われて、
この人、何、言っているの~?!
と思ったこともあった。
彼の旦那が、彼女と私を比べて、私は痩せていると言ったそうだ。
しかしながら、私は、ハズの昔のボスからもユーリーからも、
「痩せているね~!」
なんて言葉、1度も聞いたことが無い。
ハズが1度、ユーリーから、
「アジア人女性は、みんな痩せている! だから、ピッキーが好きなんだろう?」
と言われた事があって、
「アジア人女性だって太った女性もいるよ! 太った女性は好きなタイプではないけれど、そんな理由でピッキーと結婚したわけじゃないぜ! それに、ピッキーは痩せているとは思えない、普通だよ!」
と言ってやったそうだ。
結局、彼らが、ワイフ達やスザンヌに、そんな事を言って、私に対して嫌悪や敵対心を持たせようとした。
彼らは、彼女達の弱点を知っていたからだと思う。
私に、体重のことを言って来なかった理由は、ダイエットもしないし、痩せているとか太っているとか全く興味が無いように見えたからだと思う。
パーティに行っても、彼女達は、会う度にダイエットの話をしていたのを想い出す。
それにしても、なぜ、彼らは、彼女達に私を嫌うような状況を作ったのだろうか?
それが無くても、彼女達は私を嫌っていたかもしれないけれど、彼らがそんな風に比べるようにして、どうのこうの言わなければ、女性達の関係はもっとスムーズに行ったかもしれない。
ピットブルをアニマル・シェルターから盗んだ犯人達
こちらの木曜日の朝のテレビのニュースを観ていたハズが、観ていなかった私に向かって叫んだ。
「凶暴なピットブルMAX(マックス)がオークランドのアニマル・シェルターから安楽死される前にいなくなったそうだ!」
それを聞いて、ビックリしている私に、ハズは続けて、
「その犬が1匹で外を歩いていたら、人を攻撃する可能性大で、非常に危険だそうだ。 誰かが盗んだとしたら、ファイトように使われるだろうと言う事だ。 もともと、ファイト用に使われていた犬らしいから、表に出れば、その道を歩むしかないだろう」
それを聞いて、ファイト用に使われるよりはシェルターで安楽死して欲しいと思った。
そして、ハズが出かけて行き、もうちょっと経ってからの他のチャンネルのニュースを観ていたら、そのピットブル行方不明のニュースになって、ハズの言っていたのとちょっと違っていた。
そのピットブル、マックスは、今までに人間2人を齧っていて、数ヶ月前には、その齧られた1人は13針の傷を負った。
そして、裁判に掛けられ、最高裁判所の裁判官から、マックスはオークランド市のアニマル・シェルターで安楽死させなければならないと宣告された。
飼い主の57歳の男性と彼のガールフレンドの38歳の女性は、それに納得が行かなかった。
しかしながら、高等裁判所で決まった事なので、彼らは飼い主としての権利を失い、その犬をアニマル・シェルターに渡して安楽死を待つしかなかった。
女性の方は裁判官に手紙を書いて、もう、このような事は絶対にさせないから、犬の命を救って欲しいと頼んだが、それは受け入れられなかった。
飼い主の男性がテレビに映っていて、
「俺の犬は、凶暴な犬なんかじゃなくて、とってもスイートな犬なんだ。 ただ、俺達に近づいて来たり、危険だと思った人間には強い態度を示すけど、それは、俺達を守るためにしている事なんだ。 悪い人間を齧っても、犬だからって事で、殺されしまうなんて酷い話だよ!」
と言っていた。
そして、インタビュアーが、
「警察は、あなたのガールフレンドが盗んだと思っているようですが・・・・」
と言ったら、男性は、
「俺のガールフレンドは裁判官の決断に失望していたからな・・・俺も、彼女が何処にいるのかわからないし、彼女がマックスを盗んだと考えられないこともないけど・・・・」
と言った。
それを聞いた時、この男性は、ガールフレンドが盗んだと言っているのと同じだ、他にも何かを知っている、そう思った。
それと同時に、マックスがファイト用に使われていたわけではなく、彼のガールフレンドと一緒にいるならば安全だと思って安心した。
ハズが帰宅した後、私が知る限りの情報を言ったら、ハズは、
「君は犬の味方をしているように聞こえる。 犬は悪くなくて齧られた方が悪いと思っているのか?」
と訊いて来た。
私は、そう聞こえてしまったかとハッとして、
「・・・もっと詳しい事がわからなければ何とも言えないってことよ! 裁判になっても犬は全く喋れないわけだから!」
私は、齧られた人達にも同情するけれど、愛犬が自分の手元から取られて安楽死させられる飼い主の気持ちを考えたら、胸が痛んだ。
それと同時に、その飼い主達にも、無性に腹が立った。
なぜなら、彼らは、ピットブルであるマックスの習性を利用して彼らを守るためのガード・ドッグとして育てていたからだった。
間接的であっても、ようは、マックスは飼い主に教えられた通りに行動しただけだ。
ハズも私も、ドッグパークでも、多くのピットブルを観ているし、知り合いのピットブルも観ているけれど、凶暴なピットブルなんて、今まで目にした事が無い。
凶暴なのは、飼い主もドッグパークなどに連れて来ないからなのもあるだろうけれど、そんなキュートなピットブル達を見る度に、巷で言われている悪評に怒りさえ覚える。
ちなみに、私はピュアブリードの小型犬に齧られたことがあるし、凶暴なゴールデンにも会った事がある。
しかしながら、ニュースに成るのは圧倒的にピットブルが多い。
ピットブルは、それはそれは飼い主に忠実な犬だ。
飼い主を喜ばすためには何だってすると言ったタイプの犬なために、良いようにも悪いようにも成る事が出来る。
ピットブルがらみの事件が起きたとしても、ピットブルが悪いのではなく、飼い主の育て方が間違っているために、ピットブルが人や他の犬を齧ってしまうのであって、全ては飼い主の責任であるとしか言えないのに、アメリカでは、どんな理由にせよ、安楽死させられる犬のナンバー1と言われている。
さて、話が、マックスからピットブルのイメージと現状に移ってしまったが、ここで、また戻して、
翌日の金曜日の朝になって、
マックスを盗んだ飼い主の男性が逮捕されたことがわかった。
テレビのニュースのインタビュアーは、飼い主の男性と女性は、長い間、ボーイフレンドとガールフレンドで子供が無く、ピットブルのマックスを子供のようにして思っていたために、マックスの命を救おうとしたと言う事だった。
私達も子供が無く、ブブを子供のように思っているけれど、それは人間の子供がいないからではなく、いたとしても、少なくとも私は同じように思うと思う。
それゆえ、子供がいないからペットに夢中に成ると思われるのは正しくないと思うし嫌だ。
木曜日の彼がテレビで話した後、警察は彼とジックリと話し、彼がマックスが安楽死される数時間前にシェルターに入って、マックスのいた檻のロックを壊してマックスを盗み、彼のガールフレンドがマックスと車でネバダ州のRENO(リノ)市に逃げたことがわかった。
そして、そのために、彼女とマックスは、リノ市のMOTEL6にいた所を見つけられ、オークランド市に送還中だと言う事だった。
それを聞いた時、たった1晩でも、彼女がマックスを撫ぜたりハグしたり、話しかけたりして一緒にいることが出来て良かったと思った。
見つかってしまった以上、マックスは、オークランド市のシェルターで安楽死させらえる。
マックスのトレーニングをしたことがある犬のトレーナーは、
「マックスは、育て方によっては、とても良い犬に成っただろうと思うけれど、飼い主の女性が、話しても、正しい育て方を理解しなかった・・・・」
と、残念そうに言っていた。
これを機会に、犬の飼い主は、どんな犬にせよ、人間や他の犬を齧る犬にしてはいけないと思う。
飼い主の間違った育て方のために、その犠牲に成って殺される犬はもう見たくないから!
元マリーンの男性が殺人者に成った理由
昨日の朝、テレビを観ていて、毎日、犬の散歩をしている私にとっては怖いと思える信じられないニュースがあった。
アメリカの何処だったかは聴きそびれてしまったが、元マリーン(海兵隊員)の男性が、彼の家の前にある緑の芝生をとても大切にしていたのだけれど、
近所に住む人のペット犬が、その芝生にオシッコをしてしまった。
それを見つけたその元マリーンは、それに対して激怒し、その犬の飼い主の男性と口論となった。
そして、その犬の飼い主をその元マリーンがピストルで撃って殺したと言うものだ。
殺人を犯してまでも自分の芝生に執着していたとは・・・・誰が思うだろうか?
芝生が柵かなんかで囲まれていたら、普通、犬は芝生に入ろうとしないと思うし、囲いのような物が無かったとしたら、犬がオシッコをしても責められないと思うのだけど・・・・。
そして、たとえ、その犬が柵を超えて芝生に入ってオシッコしたとしても、それはわざとではないわけだし、口論の末、殺そうと思って、実際に殺してしまうと言うのが異常としか言えないと思う。
その男性の釈放金は3ミリオンドルだそうだ。
犬の飼い主で殺された男性の母親がテレビに出ていて、脳卒中と心臓発作を起こした経験から彼女は息子1人を頼っていたが、これから、どうやって彼女1人で生きていけばよいのかと、
そして、まさか、そんな事で、息子が近所に住む人に殺されるとは思ってもいなかったと涙ながらに話していた。
ブブも柵をしていない家の正面の芝生でオシッコしてしまう事もあるけれど、それに関しては、1度も誰からも何も言われた事が無い。
大きい方をした場合は、取らなければ怒られると思うし、犬の飼い主のマナーとして絶対に取っているけれど、それでも、1度だけ怒鳴られた事がある。
甲高い声を持つ男性が、私がブブの大きい方を取ったすぐ後に、姿、形は見えないものの、その家の中から大声で叫んだ。
「何てことをさせたんだ~!」
そう言われても、私だって、ブブにして欲しくなかったけれどしてしまったのだから仕方ないじゃないかと思った。
そして、ウン〇は、虫眼鏡で見ても全く芝生に残っていないように見えるほど、きれいに取れたのだし、私は、ウン〇が入ったバッグを掲げて見せるようにして、家の中にいて私達を見ている声だけの人に向かって、英語で、
「ちゃんと取りましたよ~! それでも、文句がありますか~?」
と叫んだら、その家の中からは何も聞こえなくなった。
そこは、よくハズと一緒に歩いていた所だったし、以前に、ブブがウン〇をしてしまって取った事があるけれど、それまで何も言われた事が無かった。
それが、たまたま、私がハズ無しで1人で歩いたら、そんな風に怒鳴られるなんて、なんだかおかしいと思った。
ハズに、しばらく、その家の前を一緒に歩いて欲しいと頼んで、ブブもオシッコしたりしていたが、男の怒鳴り声なんて聞こえる事は無かったし、それからは、私が1人でブブと歩いても全く静かなものだった。
私が思うには、その男性はハズと私がブブと一緒に歩いているのを見るのが嫌で、結局、私だけに意地悪したかったのだと思う。
きっと私が、怯えたり、困った顔や泣きそうな顔をしたりするのを期待していたのだと思う。
ブブ(子供)といる時は私は母親として、なぜだか強くなると言うか、不良ぽく成ったりする。
母は強しって、言うでしょう?
だから、
話があるなら、表に出て来いよ~!
と言う態度を示したのと、翌日から、そこにハズを連れて行って、ここで、こうこうこう言うことがあってね・・・と、わざと立ち話をしたりしたから、その後は何も言われなくなったのだと思う。
それに、確か、カリフォルニアの法律では、柵をしていない他人の家の芝生で、犬、猫がオシッコやウン〇をしても違法にはならないと聞いている。
それが嫌なら、芝生を囲ってしまうべきだ。
私達も出来るだけブブが他人の芝生でオシッコもウン〇もしないように気をつけているけれど、特に、オシッコをさせないようにするのは難しかったりする。
それに、ウン〇は取れるけど、オシッコは取る事が出来ないから、それもあって、殺された男性も口論してしまったのだと思う。
それに、ほとんどの家はスプリンクラーが設備されているから、それで洗われるだろうとも思ったりする。
その元マリーンも私を怒鳴った男性と同じで犬を飼っていないと思われるから、犬について理解できないのかもしれないけれど、自分の芝生に執拗にそこまで執着するのは、彼自身に、精神的な問題があるように思えて成らない。
最近、アメリカには怒った人達が多くなっていると聞いているけれど、このように、ちょっとのこと(彼にとっては物凄く重大なこと)で、人を殺すまでに至る人もいるわけだから、私もアメリカ生活の中で、まず第一に自己防衛する事を念頭に置くのが賢明なような気がする。
犬のオシッコが元での殺人事件、日本には無いだろうなぁ・・・・・・・
久し振りにソフトクリームを食べに行ったら
久し振りに、イースト・ベイのドライブ・スルーの牛乳屋のソフトクリームを食べに行ったら、
近くに、今まで見たことが無かった銅像が立っていた。
姉と弟か、ボーイフレンドとガールフレンドか、2人の関係はわからないけれど、
男の子の顔の表情が奇妙だなぁと思って、もっと近づいて撮ってみた。
アメリカ人の感覚だと、どう思うのかわからないけれど、私には、
気持ち悪い顔~~~~~~~!
としか思えなかった。
女の子の方が男の子にビンタをするちょっと手前らしい。
「ピッキー! 戻って来いよ~!」
ハズのその声でハズの方を振り返ると、両手にソフトクリームをつかんで困っているハズがいた。
その銅像を見てから、はっきり言って、ソフトクリーム、もういらないかなと思っていたのだけど、もう買っちゃったから食べないわけにいかないと思った。
バニラだったから、どうにか気を取り直して食べれたけれど、チョコレートだったら・・・・
ちょっと辛かったかもしれない。
公園に落として欲しくないもの
私は、いつもブブの散歩をして家に帰って来た時に、ベイビー・ワイプスを使って、ブブの顔、体全体と足を拭いているのだけれど・・・・
ブブの足の肉球の間に、ベッタリ付いていて取れないものがあることに気が付いた。
ハズに見せたら、触って見て、
「何かがくっついているのじゃなくて、何か出来物みたいだ!」
と言ったのだけど、私には、そう思えなかった。
なぜなら、その前に散歩して足を拭いた時には肉球の間には何も無かったからだ。
ブブの様子を見ながら少しづつちぎって見てみると、草や土が一杯で全体的に黒い物だった。
そして、においを嗅いで見たら、みように甘い感じで、ガムのようだった。
ベイビー・ワイプスで一生懸命、取ろうとしたけれど全然とれなくて、ハズに言うと、
「ベイビー・オイルで取れると思うぞ!」
そう言って、バスルームからベイビー・オイルを持って来た。
そして、コットンにベイビー・オイルを付けて、ブブの足の肉球を拭き出したのだけど、5分後位に、
「ダメだ! ベイビー・オイルでは取れない! ぬるめのお湯にブブの足をつけて洗うしかないと思う」
そう言って、木製のボールに、ぬるめのお湯を入れて持って来た。
そして、タオルを敷いて、その上にボールを置いて、ブブはハズと私の両方に、そのボールの前に座るように言われて、両耳を下げて不安げに座った。
「ブブ~! 心配しなくていいんだよ~! ペディキュアよ! 気持ちいいわよ~!」
と言ったら、なぜだか安心した様子で大きく口を開けてハーハー息を吐き出しながら嬉しそうに私を見た。
ハズがブブの足をお湯につけて、少しづつ毛抜きを使いながら取って行った。
ブブは、全く痛そうな感じはなく気持ち良さそうに、ハズに前足をあずけていた。
少しづつ取れて来て、ブブも落ち着きだして、ハズが、
「これ以上は無理だ。 明日になっても、まだ残りがあるようだったら、同じようにしてやってみるしかないな!」
そう言うまで、ジーッと気持ち良さそうに座っていた。
私は一安心して、これで、今夜はグッスリ眠れると思った。
付いたままにしていたら、ブブは歯を使って取って食べてしまう可能性が充分あったからだ。
ブブにお利巧だったね~!と何度も言って褒めてやったのと、ハズに、そうしてもらうことが嬉しかったみたいだった。
それにしても、公園の草の上にガムを捨てるなんて許せない!
週末後に公園に行くと、パーティの後のゴミが落ちているので、なるべく行かないようにしているのだけど、掃除されてから行っても、ガムはそのままなわけで、ブブのような被害者(犬)が出るわけだ。
私が、それに対してブンブン怒っても、ブブは尻尾フリフリで優しい目をして私を見つめながら、
マミー、そんなに怒らなくてもいいよ~!
ガムを踏んじゃったら、またハズがペディキュアしてくれるから!
と言っているように見える。
あれから、ハズとブブのペディキュアの話をしていると、何処からともなくブブが尻尾をフリフリ耳を下げながら現れて、私達の顔を嬉しそうに見る。
どうも『ペディキュア』と言う言葉は、今ではブブを幸せにする言葉の1つのようだ。
PACOちゃんは何処に?
ペット犬が何かの理由でいなくなってしまう事は残念ながらあることだけど、今日のニュースは、思わず耳を疑った。
カナダのヤング・カップルがメキシコのあるビーチで、1匹で歩いていたダックスフンドとジャックラッセル・テリアのミックス犬に会った。
その犬は痩せていてノミやダニでいっぱいだったが、そのカップルが手当てをして予防注射なども全て済ませて、里親に成る事にして、アメリカのミシガン州まで飛行機で連れて行くことにした。
名前はPACO(パコ)にして、そのビーチからメキシコ・シティまで飛行機に一緒に乗せて、メキシコ・シティに着いた時に、パコを受け取り、次のミシガン州行きのデルタ・エアラインのフライトのチェックインまで歩かせたりしていた。
チェックインする時に、カップルはパコをペット用のケースに入れて、手荷物と一緒にデルタ・エアラインの人に預かった。
ミシガン州に着いてから、いくら待ってもパコは現れず、デルタ・エアラインの従業員が、彼らに、パコはケースのドアを開けてメキシコ・シティの飛行場からいなくなって、誰も見つけることが出来なかったと言った。
ケースには飼い主とエアライン関係者達だけが開けれる鍵が掛かっていたはずなのに、なぜ?
パコの飼い主はデルタ・エアラインを信用してパコを預けたのに、こんな悲しい結末に成ったのがくやしくてたまらない様子だった。
カップルが、パコと、どの位の間、一緒に生活したかはわからないけれど、不幸だったパコをレスキューして、これからは家族の一員として幸せにしてあげようと思ったカップルの心境を思うと心が痛む。
パコにかかった費用の700ドルをカップルにデルタ・エアラインが支払ったそうだが、お金には変えられないパコはどうなってしまうのだろうか?
これがカップルの人間の子供だったら、700ドルだけでは済まないだろうし国際問題にも成るだろう。
デルタ・エアラインにとっては、犬は命あるものではなく預ける荷物と同じようなものなのかもしれない。
支えてくれる人と打ち込めることの大切さ
昨日のニュースを観ていて、スポーツ音痴の私でも感動する映像があった。
なんでも、カリフォルニアのオークランド市のプロ野球チームのピッチャーがパーフェクト・ゲームの記録を作ったとかで、彼のおばあちゃんと抱きついて涙を流していた。
母の日に、その記録を作った事は、彼にとっても、おばあちゃんにとっても、特別な意味を持っていた。
彼はティーンの時に、母親を癌で亡くしている。
それからは、彼の世話は、そのおばあちゃんがして来た。
ぐれそうになって悪い道を走りそうになった彼を救ったのは、おばあちゃんと野球だったそうだ。
彼の記録について、おばあちゃんは、
「母の日に天国にいるお母さんに最高のプレゼントをしたね! お母さんは、とっても喜んでいるよ!」
と言ったそうだ。
母親を亡くした彼と娘を亡くした母親であるおばあちゃんだけがわかりあえる彼の記録への涙、私も、胸が一杯になって泣いた。
人の人生には分かれ道みたいのがあって、その時に支えてくれる人と打ち込めることがあるかで、その後の人生が変って来ると思う。
オバマ大統領も、ティーンの時は、父親も母親もいなくてぐれた時期もあったが、愛情を持って支えてくれる祖父母がいたから救われたと言っていたし、
アメリカの俳優、ジェイミー・フォックスも祖母に支えられたからこそ、芸能界で成功できたと言って感謝していた。
意外とおじいちゃんやおばあちゃんに支えられた人って多いと思う。
ハズと私の結婚にしても、ハズの家族達はみんな反対していたけれど、グランパ(おじいちゃん)だけが
好きなように生きろ! 周りの事は気にするな!
とハズに言って応援してくれた。
私も祖父母から励まされることが多かった。
祖父は、
人生は長いようで短いのだから、行きたい国があれば行った方がいい! 結婚なんて、いつでも出来るものさ!
と言って、私が日本以外の外国に1人で行く事をいつも喜んでいた。
父方の祖母は、私の母親の前では、
「ピッキーちゃん、外国に行ってばかりじゃなくて、日本で結婚して、パパとママを安心してあげれば!」
と言いながら、後で、私が1人でいる所に来て、
「さっき言った事は嘘だよ! ああ言った方がママにはいいと思っただけ! 結婚なんて、しなくてもいいんだよ! しちゃったら自由が利かなくなる。 だから、したいことをした方がいいんだ! 私は自分の経験から、本当に、そう思うよ!」
そんな風に励まされて、私は祖父母の願いどおり、好きな事をして結婚も遅くなったけど(好きな事をしなくても、結婚が遅くなったかもしれないけど)、だからこそ、ハズに出会えたわけだし、祖父母には感謝している。
なんとなくわかること
最近、ハズが渋い顔をしていたり、ボーッとしていたり、なんとなく、元気がないのを私は気に成っていた。
そして、まず考えられるのは、ハズの両親や親戚達のことか、会社で嫌なことがあるかのどちらかだなぁと思ったので、
「あなたの両親から、メールでも貰ったの~?」
「会社で誰かに意地悪されているのじゃない?」
と訊いてみた。
どちらの質問にも、ハズは『NO!』と言っていたけれど、はっきりさせるために、
「母の日が近くなっているのに、ホントーに、家族から何もメールが無いの~?」
と訊いたら、
「メールも無いし、俺も母の日だからと言って全く思うことも無いよ!」
それを聞いて、ホンとーかな~・・・と私は思いながら、それ以上、それについては訊かない事にした。
「オフィスには、最近、ユーリーはいるの?」
と訊いたら、最近は出張も無くているという事だった。
それを聞いて、私は、ハズがユーリーに多かれ少なかれ意地悪されているように感じた。
最近、ユーリーが2人目のベイビーが彼のワイフのお腹の中にいる事をオフィスで発表したばかりだったので、私はユーリーがイライラしだして、1人目のベイビーが出来た時と同じようにしてハズに八つ当たりのようにして冷たくあたることが充分あると思ったからだ。
最初のベイビーが出来る前も、ユーリーは結婚していても独身みたいな生活をしていて、週末なんかも、ワイフを1人で家に残して男友達と合流して遊んだりしていた。
子供なんか、いらない! 冗談じゃない! 俺の自由を奪うからな!
そんな風に言っていたが、それが嘘だったのか、出来ちゃったのか、とにかく、ベイビーが出来ちゃって、ハズにイライラをぶつけて、ハズも辛い時があったと後に成って私に言っていた。
そう言うことがあったからこそ、私も、ユーリーに2番目のベイビーが・・・・と聞いて、ハズの事が心配になった。
ユーリーについては過去のブログにも書いているけれど、私も、さんざん嫌な目にあって、もう2度と会いたくないとハズに言ったら、会わなくていいし、それについて気にしなくていいからと言われて、会社の人達のパーティがあっても行かず会っていないのだけど、
それから、彼のハズに対して(ハズは詳しい事は言わないけれど)、辛く当たって来たりイジメに似た事が増えだしたようだ。
ハズが私に言わなかった理由は、それを私が聞いたら、新しい仕事場所が見つからなくても、すぐに今の仕事を辞めるように言って、しばらく日本に行って暮らしましょうと言うとでも思っているからだと思う。
ユーリーを見てて、私が思ったのは、見かけにこだわって、自分の気持ちに正直に生きていない幸せそうに見えて実は不幸な人と言う感じで、それゆえ、家族や親戚や会社の人達の理想に従わず、自分達のしたいようにして生きている私達みたいなカップルが嫌でたまらないのだと思う。
ユーリーは高校生の時に親に連れられて、ロシアからアメリカに移民したそうだ。
彼が私をいじめて来た理由には、いろいろとあると思うけれど、彼の行動から察知した限りでは、
ー 移民として、私より先輩なのだから、私が彼の言う事に従うべきだと思っているのに、私が従わない。
ー ハズのボスではないけれど、会社に、とても長くいるので、ハズの先輩として、私が彼の言う事に従うべきだと思っているけれど、私が従わない。
ー 日本、日本人が嫌い。特に、ホワイト・アメリカ人男性と一緒にいるアジア人女性は全て娼婦のようなものだと思っていて軽蔑している。
ー 日本に3年もいたけれど日本語が全く話せないワイフと私に親しくなってもらいたくない。それは、彼が会社の人達に、彼のワイフは日本語がペラペラだと公言したのに、実は彼女は全く日本語が話せないとかいろいろなことがわかってしまうからだと思う。
ー 私達に子供がいないのがおもしろくない。
ー 私がハズとヴィザのために結婚したと思っていたのに、そうじゃなくて子供がいなくても全く別れる気配がないのがおもしろくない。
ー 私が彼のワイフより痩せているのがおもしろくない。
ー ハズが彼より若く見かけも性格も良いのがおもしろくない。
ー 私がハズより年上なのがおもしろくない。思いっきり若い日本女性を期待していたようだ。
ー 私の学歴や経験が彼のワイフより上なのがおもしろくない。
ー 私がハズと会う前に、外国で、長い間、独身でいたことがおもしろくない。
ー 私が、今まで、好きなことをして来たことがおもしろくない。
ー 私が私の両親がいる国に住んでいない事がおもしろくない。
こう言ったことが、ハズとも話して彼の言動から予想した理由だった。
もっとあると思うけれど、頭が痛くなって来たので、今日はこの辺で止めて、本題に戻ると・・・・
結局、ユーリーの嫌がらせが私が彼と直接に会わなくても、他人を使ってするまでに成ったので、私は、彼と会う機会を絶った。
ところが、私が数年経っても、彼がベイビーが出来ても、彼に決して会おうとしないからなのか、ハズにあたるようになった。
ユーリーが出張中の時はハズは明るく元気な顔をしていて、出張が無くてオフィスにいる時は、日に日にハズが元気がなくて辛そうなのが見てわかるので、私は心配になる。
ユーリーのイジメが陰湿なのは私は知っているから。
だけど、ハズは、
「大丈夫だよ~! 誰にも嫌がらせなんて受けていないよ~! みんなに良くしてもらっているよ~!」
そう言うけれど、以前にユーリーに実は嫌がらせを受けていた時も同じように言っていた。
最近、ハズが、
「全く嫌に成っちゃうよ~! ユーリーと〇〇〇と一緒に行かなければ成らない所があったんだ。 オフィスで待ち合わせをして、それから、みんなで一緒に行こうと言っていたのに、行って見たら彼らがいなくて、おかしいなぁと思っていたら、2人は一緒に行ったから、俺に後から1人で来るように言って来て、高速で渋滞にあいながら行ったら、もう用事は済んだからオフィスに帰るようにと言われた。 結局、無駄に時間とガソリンを使って何もしなかったってわけさ!」
とか、
「ユーリーが近くのファマーズ・マーケットに、たくさん食べ物のスタンドがあって、そこでランチを食べようと言うから、もう2人と俺と行ったら、食べ物のスタンドなんて1つしかなくて、別に美味しそうなものも無かった。 だけど、それでも仕方ないからと思って長い列に並んでいたんだ。ヤツラが列に来ないのでおかしいなぁと思っていたら、結局、俺に何も言わずに3人でそこからいなくなって、レストランでランチしていたことが俺が1人で会社に帰ってからわかったんだ」
と言って、いつになく、ハズがムッとした顔をしていた。
私が、
「ユーリーがそう言って誘って、一緒に行って、そんな風になるなんて、おかしいとしか言えないね~?!」
と言ったら、ハズも、
「俺だって、そのスタンドの物を食べたくなかったよ~!」
そう言って、ウンザリした顔をしていた。
ファーマーズ・マーケットからいなくなったユーリーを含めた3人はみんな移民で、子供が2人づついる。
そして、不思議と、これ以外でも、ハズが会社で嫌な思いをする時は、いつもユーリーが関係している。
レッド ヴェルヴェット
ハズとLA(ロサンジェルス)に行った時に、ハズに、
カップケーキが美味しくて有名で、フードチャンネルにも出たカフェ・レストランがあるけれど、行ってみるか?
と言われて、お腹は一杯だったけれど、この次、LAに行くのはいつなのかわからないしと思って、
「アフタヌーン・ティーの時間だし、カップケーキ1つ位、どうにか私達で片付けられるわよね! 行ってみようよ!」
そう言って気合を入れて行って見た。
食事の時間をはずしていたせいか、レストラン内には、そんなに客がいなかった。
そして、フードチャンネルで取り上げられたカップケーキ『レッド ヴェルヴェット』を1つ買って、開いていたテーブル席についた。
確かに美味しいけれど、アメリカの家庭で食べるカップケーキみたいな濃厚な甘さがあった。
クリームチーズのフロストも、美味しいけど、私達には、かなり濃厚だった。
ハズでさえ、
1つだけ買って2人でシェアして良かった~!
と言って、終わりの方は、ちょっと苦しげに食べていた。
さて、実は、私が、そこに行って、カップケーキよりも夢中に成るものがあった。
それは、メニューだった。
こんなに犬が一杯のメニュー、見たこと無かった~~!!
と言う事で、
レッド ヴェルヴェットを食べてみたい、そこで食事をしたい、
あるいは
ワンちゃん達が載っているメニューを見たい方は、
Antie Em’s Kitchen
4616 Eagle Rock Blvd、
Los Angeles、 California
へ、どうぞ~!
他人の家庭について、うるさいアメリカ
最近のテレビの芸能ニュ-スやラジオのトーク番組などで、離婚した女優のサンドラ・ブロックの事が、それ以外で話題に成っている。
私が書いた『彼女についての記事』にも書いて雑誌の写真も載せているけれど、
彼女はルイジアナ州出身のブラックの男の子のベイビーを養子にした。
そして、今、ちょっとした論争を起こしている理由は、彼女が離婚してシングル・マザーで養子を育てて行くことではなくて、
ホワイトの彼女がブラックのベイビーを養子にしたことのためによるものであって、間違っている、心配だなどと、他人がガーガー言っている。
彼女が演じたオスカーを取った映画の主人公を真似て、実生活でも、その主人公を演じようとしているとか、
マドンナやアンジェリーナ・ジョリを真似てカラーのベイビーを養子にしたとかと、
彼女の女優以外の顔を知らない人達が、なぜだか、そうしてブーブー言っているわけだ。
彼女は養子をする手続きを4年以上前から始めているわけだし、彼女の離婚とは全く関係ないのに、苦しみと喜びが一緒に来て、喜びをキープする事にした彼女の幸せをその人達は祝福しようとしない。
子供の幸せは、親が、どれだけ、子供のことを思い、愛情を持って育てるかにかかっていると私は思うのだけど、この人達は、母と子のカラーの違いのために、子供が不幸になると思っているからなのと、
彼女のようなホワイト女性がカラーのベイビーを養子、養女にするのが多くなる社会を怖れているのだと思う。
ホワイト・アメリカ人がロシアやルーマニアなどの外国からのホワイトのベイビーや子供を養子にするのは、最近の事件が公にされるまで問題外で、アメリカ人でもカラーであれば、赤い旗が揚げられる。
それって、はっきり言って、差別でしょう?!
サンドラ・ブロックは、特に、ホワイト・アメリカ人達にとっては、アメリカのスイート・ハートみたいな存在だったから、彼女が映画の中だけでなく、現実にもブラックのベイビーを養子にしたことがショックだった人達も、けっこういるらしい。
私がハイチの大地震の時に、ハズに、ハイチからベイビーを養子、あるいは養女にしようと言ったら、
ハズは、
「俺達(ホワイトとアジア人)2人に、ブラックのベイビーじゃ、ベイビーがいじめられるだろう・・・・そんな簡単に言うなよ~!」
と、ちょっと真剣な顔をして言われた。
「ホワイト・アメリカ人の父親と日本人の母親、そして、ハイチ人の血を持つベイビーは、私達がしっかりと愛情を持って育てれば、それはそれは素晴らしい人間に成ると思うの!」
そんな風に理想を持って話す私に、
「まったく~、君ときたら・・・・・・・」
とハズは笑うだけだった。
サンドラ・ブロックはとてもお金持ちだし、4年も待っていたわけだし、私は彼女はベイビーをちゃ~んと立派に育てると思う。
それに、周りから、どうのこうのと言われれば言われるほど、
良い母親である事を証明してやろう
と思うのじゃないかなぁと思う。
それゆえ、もう、ベイビーはルイ・ブロックとして彼女の子供として法的にも認められているのだから、
いい加減に周りも2人の幸せを祝福してあげるべきだと思う。
アメリカ国旗のTシャツを着て怒るアメリカ人高校生達
昨日のローカル・ニュースで、カリフォルニア北部、シリコン ヴァレーのサン ホゼ市やギルロイ市の近くにあるモーガン ヒル市のLive Oak High School(ライブ オーク ハイ スクール)で、
5月5日のメキシコのお祭りの日であるシンコ デ マイヨを、メキシコ系の学生達のグループがメキシコ国旗を掲げて祝っていたら、
ホワイト・アメリカ人の車椅子に乗った彼らより、ずっと年上の大人の男性が、その旗を生徒の1人から捥ぎ取って怒っているのが映っていた。
その後、数人のホワイト・アメリカ人の男子学生達がアメリカ国旗のTシャツを着て校内を歩いているのが映り、インタビュアーがその1人になぜ、そのようなTシャツを着るのかを訊くと、
メキシコ系生徒達にメキシコの国旗を見せないで欲しい、なぜなら、ここはアメリカなのだから!
それが嫌なら、メキシコに帰るべきだ!
と言っていた。
他のどちらにも属しない生徒達の話では、5月5日の数日前から、そう言ったホワイト・アメリカ人学生達がいて、彼らとメキシコ系学生達の間に緊張した空気があったそうだ。
高校に、学生達の親達から電話があったりして、メキシコの国旗を掲げさせないようにと要求があったりしたそうだが、高校側も、どのような処置をするべきか決められなかったようだ。
そして、昨日のニュースで、明るみに出て、今日になっても、アメリカ国旗を見せて高校の外に立っている生徒の親もいて、驚く事に、その男性を応援する車に乗った人達が多くいるそうだ。
昨日の時点ではローカル ニュースだけで報道されていたが、今日になって、全国的に報道されているようだ。
結局、高校側はアメリカ国旗のTシャツを着て来た高校生5人に、今後、アメリカ国旗がデザインされた洋服などは着て来てはいけないと言って家に帰した。
メキシコ系の学生の母親の1人は、シンコ デ マイヨにかかわらず、ホワイト・アメリカ人の学生達によるメキシコ系学生達への嫌がらせや喧嘩を売って来るような態度は、ずっと前から毎日のようにあるのだと言っていた。
アメリカ国旗のTシャツを着た学生に、メキシコ系学生達が嫌いなのかとインタビュアーが訊ねたら、
そんなことは全く無い、自分にはカラーの友達達もいるから!
ただ、彼らがアメリカにいる以上、アメリカ国旗を掲げて欲しいんだ!
それが、アメリカに住む礼儀だと思うからだ!
などと言っていた。
年に1度のお祭りに、自分のルーツがある国の国旗を掲げてお祝いしても、アメリカに対しての愛国心が無い事にはならないし、
アメリカ国旗を掲げたからと言って、アメリカへの愛国心の証明になるとは思えない。
そして、そのような生徒達の親達が、そう言った思想を持っていて、子供を洗脳しアメリカ国旗のTシャツを着させて行動させているのが残念で成らない。
カリフォルニアはオープンな州と言われているけれど、住んでみると、こう言った差別がある所が意外と多いことに気が付くから、
このニュースは私を驚かせなかったし、むしろ、ニュースになって、もっと多くの人達にカリフォルニアの実状を知ってもらうチャンスだと思った。
そして、これによって、ホワイト・アメリカ人学生達とメキシコ系学生達の間にある嫌悪が緩和して、これ以上の問題が起こらない事を願う。
CAT LADYに見えるのはなぜか
PET EXPO(ペット エクスポ)で見たワンちゃん達はブログに載せたけれど(興味のある方は過去の記事、1, 2, 3, 4, 5, 6へ)、
猫ちゃん達の写真はどうしたの~?
と思われた方もいたと思う。
確かに、ペット エクスポには、猫のコーナーもあったのだけど、以前より、かなり小規模で、猫の数も、とても少なかったのと、いても犬と違って檻やバッグみたいなのに入っていたりして写真があまり撮れなかった。
しかしながら、このまま、猫ちゃん達の写真を載せないままにするのは、犬の写真を載せたのに公平じゃないと思うので、載せる事にした。
ちなみに、猫の写真を撮ったのは、ハズで苦労しながら撮っていた。
猫についてレクチャーする女性、
ハズが、この猫を見た途端、「なんて可愛い猫なんだ~~!」と叫んだ。
狭い所でエクセサイズするの大変よね~・・・・・・・
怪しげな目、それとも、ただ眠いのか・・・・・・・
そんな彼女の目に魅了させられたのか・・・・勝手にそう思ったりする。
やっぱり、猫は抱かれなきゃ!
私、フリーよ! 写真を撮りたいなら、今がチャンスよ~!
私の顔って忘れられない顔でしょう?!
動物の寝顔って、ホントーに可愛いと思う!
私は、知り合いの猫の世話を短期間したことはあっても、一緒に暮らした事がないのだけれど・・・・
子供の時から、猫好きに見えるとか、猫を飼っているように見えると良く言われる。
ブブと暮らすようになっても、周りも、
大丈夫なの~~?
って感じだった。
いつも、猫好きに見えると言われる度に、
どうして、そう見えるの~?
と訊くと、私が猫っぽいからとか言って、はっきり言う人はいなかった。
ハズとペット エクスポで、
犬と一緒にいる人達と猫と一緒にいる人達って、見かけも態度も違うね~!
と話した。
犬と一緒にいる人達は犬と似た態度をし、猫と一緒にいる人達は猫と似た態度をしていた。
もちろん、例外もあるから、みんながそうだとは言えないけれど、少なくとも、そこで見る多くの人達はそうだった。
犬でも小型犬と一緒にいる人達は猫と一緒にいる人達と似たものがあった。
面白いなぁ~と思うと同時に、
自分がなぜ、『CAT LADY』に見えるのかも、わからないでもなかった。
アメリカだけじゃない
年の差結婚について書いて、とにかく書き出したら止まらないぐらい、それにまつわる実際に起こった多くのエピソードが私にはあるわけなのだけど、
過去に他ブログで、年の差のために、嫌がらせを受けたりする事を書いたら、ドイツで、けっこう年上のドイツ人男性と結婚している日本人女性からコメントで、
アジア人女性が男性より年上の場合、差別を受けても仕方ないでしょうね・・・
みたいな感じで、私は先進国ドイツでもアメリカとそんなに状況は変らないのだなと知って驚いた。
ハズの昔のボスのワイフはドイツ人とブラジル人のハーフだけれど、私達が言った事も無いのに、何処で知ったのか、私がハズより年上だと知っていて、
「私なら、絶対に年下を選ばないわよね~・・・あなた、彼をカタログで見つけたの?」
そんな風に訊かれたことがあった。
父親がドイツ人で母親がブラジル人で、幼い時から両方の国で育って、彼女も南アメリカの他国出身の男性と国際結婚してアメリカに住んでいるのに、女性が年上の結婚なんて考えられないと言った彼女に私は驚いた。
当然ながら、彼女の夫は彼女より年上だった。
他のドイツに住む日本人女性は、アジア人女性がドイツ人男性と結婚してドイツに住んでいたら、周りのドイツ人達が、彼が彼女をカタログで見つけたと思っていたことをおしえてくれた。
日本も、男性が年上の結婚のパターンが多いかもしれないけれど、芸能人の方なんかは、アメリカと同じで、女性が年上なのも近年では多くなっていると聞くようになった。
もしかしたら、日本の方がアメリカより私達のような女性の方が年上のカップルには寛大なのではないかなと思ったりする。
ハズと一緒に何度も日本に行って滞在しているけれど、周りが私達を見て思うのは日本人女性と外国人男性のカップルであって、年がどうのこうのと言われる事も言っている風も無いからだ。
しかしながら、ここではアジア人女性はこうあるべきだみたいなのがある。
医者に行っても歯医者に行っても、年の差のために笑われたり、それについて何か言われたりしたこともあった。
ナースや歯医者のアシスタント達なんかは患者のゴシップだけが楽しみだったりする人達も多いから、さらにたちが悪い。
医者や歯医者に行くのに、私達はいつも一緒に行くから、そう言った嫌がらせも受けるかもしれないけれど、一緒に行かなければ、行っても問題があるのに、もっと問題が増えたりする。
ネガティブなエネルギーで一杯の社会で、そう言った嫌がらせがあると、ハズは、
「この国を出ようか? この国にいる限り、何処に行っても多かれ少なかれ差別を受けるのはハッキリしているものな~」
そう言ったこともある。
私は、それに同意すると同時に、
「だけど、私達が差別を受けない所なんて、本当にあるのだろうか?」
そう言って溜め息をついたりする。
スーパーマーケットで年の差なんて
昨日は、トーク番組で、アメリカでは女性が男性より年上の結婚の場合の風当たりについて話題に成っていたので書き出して、自分にも思い当たる事がた~~~~くさんあるので、その一部についても書いたわけだが、
ハズと私のカリフォルニア北部での生活において、何かと妨害を受けるのは、カラーの違い(アジア人女性とホワイト・アメリカ人男性)だけでなく、私がハズより年上、それは、いかにも私より年上に見えるホワイト・アメリカ人男性と一緒にいないからだと言う事が大きな理由だと思う。
つまり、ここでは、アジア人女性がホワイト・アメリカ人男性とカップルに成る場合、周りが期待するパターンみたいのが存在していて、それに従っていればOKだが、そこから、はみでたようなカップルの場合、特に、そのパターンにいるカップルは、まるで私達がルールを破っているかのように思えて怒りを感じ、おもしろくないらしい。
そう思った理由の1つには、日系のマーケットに行った今からそんなに遠くないある日の出来事からも言えることだ。
ハズと私はマーケットの中を一緒に歩いていて、ハズに、私の他に欲しいものをその売り場に行って持って来て欲しいと頼んだ。
ハズは、いいよ!と言って、私とカートのある場所からいなくなった。
そして、数分して、誰かが私の横に立ったので、ハズが帰って来たのかと思って見ると、ハズではなく、ホワイトの60代か70代の男性が私の顔を見つめるようにして立っていた。
私は、私が見ていた物が彼の欲しいものなのかと一瞬、思ったのと、距離が近過ぎて気持ち悪かったのとで、ちょっと距離を置いた。
その時に、その男性が、みように、真剣な顔をして、
「ヘイ! あんたと一緒にいる男、あんたより年下だろう? 俺にはわかる! ダメだ! あの男は! 年下はダメだ! 別れろ!」
そう言った。
私は、知らない他人から面と向かって、そう言われた事が無かったので、自分の耳を疑って、
「エクスキューズ ミー(今、何て言いました)?」
と訊いた。
そして、その時に、チャイニーズぽい彼より、ずっと若い女性が彼の後ろに来て彼の耳元に何かを囁いた。
ほとんど同時に、ハズが私が頼んだ物を持って私の方に歩いて来るのが、その男性の後方に見えた。
その女性は、ハズを見て、その男性の耳元に、また囁いて、その男性が、急ぐようにして、
「年下の男はダメだ! 別れろ! いいか、別れろ!」
ハズが私のすぐそばに来て微笑んで、その男性とその女性は、ハズには何も言わず去って行った。
「何を話していたんだ?」
とハズが微笑みながら訊いて来た。
ハズは、彼と彼女がホワイト・アメリカ人男性とアジア人女性と言った、その意味では私達と同じ状況だったために、彼らが私に親しみを持って何かを訊いて来たと思っているようだった。
私は、頭の整理がつかない状態で、
「別れろ!って言われた・・・・とにかく、車に戻ってから、それについて話すよ!」
ハズは、ったく~~!と言った感じで、
「まただよ! どうして、俺に言って来ないんだ~~? いつも、君にだけ、そう言って来る! 弱いヤツラだ!」
マーケットの中だったし、買い物を始めたばかりだったし、私は、何とかハズをなだめて、
「クレージーなカップルよ! 私達みたいなカップルがいると、彼らが古臭いとかで良く見えなくなっちゃうからじゃない? とにかく、後で話す事にして、ここでは気分を変えて、彼らの事は忘れよう!」
そう言ったけど、私は、知らない他人が、なぜ他の知らない他人に、そうやって、干渉して来て、ましてや命令して来るのかが、私には、ど~~~~~~~~ぅしても理解できなかったので悶々としていた。
買い物を終えて、車に戻ってから、ハズに、彼が見ていなかった例の出来事を話した。
ハズも彼らの事は全く知らないし、私も全く知らない。
それなのに、なぜ?
そして、なぜ、あの男性はハズにではなく、私だけに言って来たのか?
そんな事をハズと話していて、ハズは、
「正当な理由が無いから、俺には言って来れないのだろうな~! 自分勝手な感情で話しているだけとしか思えない! 自分がホワイト・アメリカ人男性として若いアジア人女性と付き合うのを正当化したいのだろう! だから、俺達みたいなカップルが嫌なだけだ!」
私は、
「あの男性が、あなたが彼より若いと言う理由で、あなたにジェラシーしているように思えた。 彼はあの年齢でも彼より若いアジア人女性が簡単に手に入ると思っていたのに、私みたいなアジア人女性を見ると、ルールに反した馬鹿げた事をしているとしか思えなかったのと、年下より年上の男性の方がアジア人女性には合っていると思う傲慢な思想に私が反撃しているようで頭に来たのだろうね~・・・それに、私みたいな女性が増えちゃうと、彼も、若いアジア人女性と付き合うのが、どんどん困難に成って行く・・・・そんな不安があったのじゃないかな?」
自分を正当化するために、相手の行動を非難して来る。
そして、私に言って来たのは、ハズと私の関係において悪いのはハズではなく私だから、静かに身を引けと言って来たのだと思う。
ところが、私はハズには何でも言う、
そして、特に、このような差別行為やイジメに似た事は絶対に言う。
それを、あの男性は予想しなかったのかもしれない。
「ところで、あの男と一緒にいた女性は君に何か話したか?」
ハズがそう訊いて来たので、
「私には目をそらすようにして何も言って来なかった。 彼の後方から彼の耳元に何かを小声で囁くだけだった。 私が彼女の顔を見ると、恥ずかしそうに下を向いていた。 きっと彼には何も言えないのじゃないかな?」
私は今考えても、彼女は幸せそうに見えなかったなぁと思う。
彼女は男性にコントロールされたいのかもしれないが、何だか、魂を抜かれた人間のような顔をしていた。
私、間違ったことなんかしていませんよ~!
そう言って、トーキョーダイコンでも摑んで、あの男、殴ってやればよかった~!
今は、そんな風に思う。
映画の観過ぎかな?(笑)
年の差なんて
最近の芸能界の気に成るニュースの1つに、『Kick Ass』(キック アス)と言うアメリカのニューフィルムに出ている19歳の名前は忘れたけれど俳優が、24歳年上の43歳の女性と結婚して、今は女性が彼とのベイビーを妊娠中と言うのが、ちょっと話題に成ったりした。
今も昔も、男性がどんなに年上でも、そして、女性が年下でも、法に反していない限り、そう言ったカップルは周りの男性達が羨む事はあっても、あまり、どうのこうのと言われることはないが、
女性が年上と成ると、いろいろと言われるアメリカだ。
テレビの女性達が集まって話すトーク番組でも、この男女が男が24歳年上だったら、誰も何も言わないのじゃないかと言われていた。
ハリウッド関係者達のカップルは女性が男性より年上なのは3分の2以上だと、大分前に聞いたことがあったけど、一般社会は、まだまだ、女性が年上のカップルには風当たりが強いようだ。
女優のエリザベス・テイラーは、マイケル・ジャクソンの死後、30歳以上年下のジャネット・ジャクソンのマネージャーの男性と再婚したが、彼女の知名度と年齢から行くと、ビックリしても、もう誰も何も言わない。
これの前に年下男性と彼女が結婚した時は、かなり、意地悪な事を言って彼女と前夫を傷つけ、離婚にも追いやったと聞いているが、今回は、その時の罪悪感があるためか、時代が女性が年上であるカップルをもっと寛容に受け入れるように成って来ているからなのか、周りは、とても大人しくしている。
19歳男性と彼より24歳年上の女性のカップルの話に戻ると、彼女は今までに2つの癌を乗り越えて来て、これからの人生は、悔いの無い人生にしたいと強く思っているのが周りの中傷に負けない理由だと言っている。
何とでも言って! 私は幸せだから、かまわないわ!
みたいな態度で、とても幸せだそうだ。
年の差はあるけれど、お互いを分かり合い、愛し合っている、だから、結婚したのだと思う。
ハズと私も、そのカップルほど年の差は無くても、私の方が年上だから、ちょっとは気に成ったけれど、少なくとも、私は自分の気持ちに嘘をつきたくなかったから、ハズと結婚した。
ハズと私は、お互いの年の差をジョークにして笑えるほど気にしていないのだけれど、時々、驚くのは、見も知らない他人が、変な目で見て来たり、近寄って来たり、意地悪して来たり、ああでもない、こうでもないと話して来たりするのが、ひじょ~~~~~~~うに迷惑だったりする。
たとえば、昨日なんかも、ハズと一緒に久々にショッピング・モールのお店に行って、入った時はハズと私は一緒で、それからは店内をハズは男物を私は女物を見るために分かれた。
何だか、視線を感じるので、その方を見てみると、そこで働く若いホワイト男性が、みよう~にフレンドリーに私に微笑んでいたかと思ったら、
そこで働くアジア系の男性店員が、私の背中に向かって、『Stupid(バカ)(アホ)!』と言った。
こんな時は私の住む辺りに住んでいる人達は、ホントーーーーに物事を一面だけでしか考えられない人達が多いなぁと思ったりする。
私がハズと一緒にいることで、そして、友達以上に見えるからだと思うけど、私が若いホワイト男性を好きだと思うようだ。
実際に、ハズは、もう若いとは言える年齢では無いのだけれど、
こんな事は頻繁にあることで、アジア系男性が私の事を『バカ!(アホ!)』と言ったのも、私にはピ~~ンと来るものがあった。
最近、LA(ロサンジェルス)の始めて行くタイ・レストランに行った時も、そこで働くタイ女性に『バカ!(アホ!)』と言葉をテーブルに投げ掛けられたばかりだったから。
彼と彼女にとっては、アジア人女性が年寄りじゃないホワイト男性と一緒にいるのはバカ(アホ)に見えるらしい。
どう思おうと勝手だけれど、知らない他人の私に、そう言う汚い言葉を投げ掛ける彼と彼女の知性と品性に問題があるように私は思う。
誰が誰といようと、勝手じゃない?
こちらにある日本のカレーを出すレストランにハズと2人で行った時だった。
私達はテーブルでオーダーして待っていると、わざと聞こえるようにだったかはわからないけれど、キッチンの方で、私達のウェイターが、他のウェイターに話している声が耳に入った。
「見ろよ! あの2人! 女は若く見えるけど、女の方が絶対に男より年上だぜ~! 俺にはわかる! 俺の母親が日本人だから、日本人女の年が俺にはわかるんだ!」
私達のウェイターは、私にもアジア人とホワイトのハーフだなぁと、すぐにわかったので、声は憶えていなくても、すぐに、彼が言っていることがわかった。
私はキッチンに近い方に座っていたので聞こえたわけであって、ハズは聞こえなかった。
今思うと、あのウェイターは、私だけが聞こえるように、わざと言ったのだと思う。
私達の関係をおもしろくないと思って意地悪して来る人達は、その中でも特に男性達は、ハズの影で、私だけに辛い思いをさせようとするからだ。
その理由には、ハズが怖くて出来ないからだろうと思う。
日本のカレーを食べれると思って、時々、行っていたけれど、客は、ほとんどアジア系だし、私達みたいなミックス・カップルはほとんどいないし、結局、そう言う事があったので、それからは足が遠のいた。
そして、そう言う状況だったからこそ、ハズと私が目立って、ウェイターも、いわゆるイジメの対象にしたくなったのだろう。
結局、そのウェイターも、日本人女性とホワイト男性の間に出来た子供であるのに、彼の母親は父親より大分年下なのかもしれないが、私がハズより年上だと言う事を話に出して私達の関係に問題があると間接的にではあっても私に聞こえるように話したわけだ。
そう言って、私が傷つくことを願ったのだろうと思う。
ロサンジェルスに住んでいた時は、年の差のために、意地悪される事なんて、ほとんど無かったように思うが、カリフォルニア北部に移ってからは、ハズの同僚達も含めて、
みように、ハズと私の年の差結婚に対して意見して来たり意地悪して来る他人達が多くて、うんざりする。
思うに、そう言う人達の人生って、思いっきり退屈で仕方の無いようなものなのじゃないのかなぁ?
私達に子供がいないから、家庭の匂いみたいのが無くて、それも、そう言う人達にはイライラする原因なのかもしれない。
今朝のトーク番組で、85歳の男性が90歳の女性と結婚した事が話題に成っていた。
男性は年を取れば取るほど若い女性を求めるのが、この国では普通に考えられていて、女性は年を取れば取るほど、ボーイフレンドにしても結婚するにも、どんどん不利になって行くのに、
この85歳の男性は、彼より年上の90歳の女性と結婚した。
ちなみに、彼は、名誉も知性もお金もある男性だ。
男性は年を取っていてもお金があれば、ブロンドの若い女性が手に入ると言われるこの国で、彼の稀に見る行動は、多くの人達をアッ!と言わせた。
写真を見たら、とってもお似合いのカップルだった。
そして、とても幸せそうだった。
年の差なんて! 本当に、そう思う!(笑)