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The Social Network (USA 2010)

この映画が上映される以前から、インターネットのソーシャル・ネットワークのウェッブサイトとして、アメリカでは誰もが知っているだろうと思うほど有名なFacebook(フェイスブック)の創立者のMark Zuckerberg(マーク・ザッカーバーグ)の自伝的映画だとか言われていて話題に成っていた。


              the social network


しかしながら、マーク・ザッカーバーグは、映画に一切、協力していなくて、結局は誰かが彼について書いた本の話を基にしていることが後にわかったので、ハズも、映画館で観なくていいと言っていた。


その同時期、ドキュメンタリー・フィルムの『Waiting For Superman』のことが話題に成っていて、そのSuperman(スーパーマン)とはマーク・ザッカーバーグのことだとも言われていた。


マーク・ザッカーバーグが、子供達の教育費として、100ミリオン・ダラー(日本円として約100億円)を寄付したことが理由だった。


映画では、マーク・ザッカーバーグを若手実力派俳優のJesse Eisenberg(ジェシー・エイゼンバーグ)が演じていて、普通、実際の人物より演じる俳優の方がグッド・ルッキングなのに、この映画では、その反対だとも言われたりした。


映画のストーリーは、ハーバード大学に通う社交的でもパーティ好きでも、そして、女の子にもてるわけでも無いマーク・ザッカーバーグが、ガールフレンドにふられたことから、女の子にもてようとして始めたインターネット・ビジネスが大成功を収め、


最初は彼の支援者のような存在だった同大学の双子の学生達や、やがては、ベスト・フレンドまで、彼を告訴するようになると言ったことが主題に成っている。


彼の実際のガールフレンドとの出会いは映画ではどのように描かれているのか私には興味があったのだけど、映画を観て信じられなかった。


映画では、彼が、フェイスブックを始めてから、有名に成り、彼のベストフレンドと一緒にいた時に、2人のアジア系アメリカ人の女子学生に声を掛けられ誘惑され、それから、つきあうみたいな風に描かれていたけれど、


と言っても、マーク・ザッカバーグとガールフレンドのシーンはほんのちょっとしかなかったけれど、まるで、彼女の方が女であることを武器にしたような感じだった。


彼のベストフレンドとアジア系アメリカ人ガールフレンドとのシーンの方が圧倒的に多かったけれど、それさえも、その彼女が、とっても野心家で嫉妬深くて物理主義で交際は肉体的な関係から始めるタイプで、


この映画が全て真実を言っていると思ってしまう人達には、アジア系女性に対しての誤解が生まれるような気がしたし、


何を根拠に、映画のストーリーが、そのように成ったのかが不思議だった。


マーク・ザッカーバーグとガールフレンドは、一緒にシリコン・バレーのパロ・アルトに家を借りて住んでいて、彼は、最近、やっと少しづつ、テレビのインタビューなどに出て話すようになったが、彼女を出すことは無いし彼女との事を言う事も、ほとんど無い。


映画の後も、私は、


「マーク・ザッカーバーグとガールフレンドが、あのようにして知り合って付き合いだしたとは私には思えないのだけど・・・彼らは、とってもプライベートなカップルだから! 映画を面白くするために、あのようにしたとしか思えないなぁ~」


と言っていたのだけれど、偶然、テレビのニュース番組で、マーク・ザッカーバーグが出ていて、映画について、正しく描かれている部分と、そうじゃない部分が多くあったと言っていて、


その正しく描かれていない部分で彼が最初に言ったのは、彼とガールフレンドとの出会いで、映画では、彼がフェイスブックを始めてから彼女と知り合った事に成っているけれど、事実は、フェイスブックを始める前だったし、


それに、彼には、そのガールフレンドがいたわけだから、他に女の子を探す必要も無く、フェイスブックを始めた理由は、それとは全く関係がなかったと言っていた。


それを聞いて、私もそう言う事だろうと思っていたから、彼が、ガールフレンドの彼女のためにも、そう言ってくれたことが嬉しかった。


告訴された事に関しては、映画でも、彼が話す事を聞いていても、結局は、ナイーブだと思っていた彼と彼のアイデアを利用して金儲けをしようとしていた双子やベストフレンドが、それが出来なくなって、嫉妬して、おもしろくなくて、そうしたこととしか私には思えない。


なんてったって、彼は、史上最年少(26歳)の億万長者の企業家だと言う事だから、そのようにして、敵が多く出来ても不思議ではないと思う。


彼を孤独だと思う人達もいるようだけれど、彼には情熱を燃やせる仕事があり、信頼できる家族やガールフレンドがいるのだから、彼は、充分、幸せだと思うし、そう願う。


彼は、ハーバードを中退しているけれど、彼は、ハーバードに行かなかったら、彼の今の成功は無かったと言い、どんなに教育が成功するために大切かを力説している。


この映画を観た人達はすでに多くいると思うけれど、映画は、マーク・ザッカーバーグの事を知る上では参考になっても、映画の中の出来事が全て真実だとは決して思ってほしくない。


しかしながら、これから、何かビジネスを始める上で、励まされたりする部分が多いのではないだろうか?


そう思う。


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2010年12月06日 トラックバック(0) コメント(0)

The Kids Are All Right (2010)

最近、ず~~っと映画について全く書いていなかったのだけど、映画を観ていなかったわけではなかった。 


テレビやビデオも含めたら、けっこうの数になると思うけれど、レオ(ディカプリオ)と ケン・ワタナベ出演のクリストファー・ノーラン監督の『Inception』を観たあたりから、あの映画が原因では無いと思うけれど、なぜだか、映画についてブログに書く気になれなくなった。


それと同時に、自分の毎日の生活の出来事の方が、映画より面白いと言うか書く材料になるような気もした。


けっこう前になってしまうけれど、そんな時でも、印象に残った映画に、

『The Kids Are All Right』があった。


              the Kids are all right_poster


監督は、Lisa Cholodenko

出演:Annet Bening(アネット・ベニング)

   Julianne Moore(ジュリアンヌ・ムーア)

   Mark Ruffalo(マーク・ラッファロー)

   Mia Wasikowska(ミア・ワスィコウスカ)

   Josh Hutcherson(ジョッシュ・ハッチャーソン)


ストーリーを簡単に書くと、


大学病院の女医ニック(アネット・ベニング)と無職のジュールス(ジュリアンヌ・ムーア)のレズビアン・カップルには、精子提供者を使って授かった2人のティーン・エージャーの娘と息子がいる。

18歳の娘、ジョニ(ミア・ワスィコウスカ)は、優等生で、大学生活を始めるために親元から旅立とうとしている。

15歳の息子、レーザー(ジョッシュ・ハッチャーソン)は、口数が少なくなって両親とのコミュニケーションも少なくなって来ている。

そんな2人の子供達が、精子提供者の男性ポール(マーク・ラッファロー)とコンタクトを取って会ってしまう。

その後、ニックもジュールスもポールに会い、

ジュールスは、かつてからの夢だった家の庭のデザインをポールにまかされ、

2人の子供達は、ポールと会う時間が増え、

用心深いニックは不安に成る。

まるで、モダン・ファミリーの見本のように全てが上手く行くように見えたが・・・・



アネット・ベニングとジュリアンヌ・ムーアのレズビアン・カップル、興味深い組み合わせだなぁと思ったけれど、さすが、2人とも『出来る女優』だけあって、とても自然に見えた。


アメリカにいて、ましてやゲイが多くて有名なカリフォルニアにいて、レズビアン・カップル達を見て思ったことは、女同士2人のカップルでも、見かけから、男と男、女と女、男と女と言う風に見えるカップル達がいるように思うけれど、


ニックとジュールスは、見かけも性格も、ニックが男の役割、ジュールスが女の役割と言う風に見えるカップルだった。


だからと言って、子供達に対しては、父親役と母親役がいるわけではなく、母親が2人いると言う感じで、精子提供者のポールが家族に成ったとしても決して父親役になるとは思えないところがキャスティングと演出の上手さだった。


男と女は愛し合っていなくても医学的に子供を作る事が出来る。


しかしながら、愛し合うカップルは、同性の場合もある。


子供達が求める両親とは、愛の無い男女のカップルと愛のある同性のカップルのどちらだろうか?


子供を作るだけ作って後は知らないと言った男、あるいは、産むだけ産んで子供の世話をしない女、こんな愛も責任感も無いとんでもない親を子供は求めるだろうか?


そんなことをふと考えさせられた。


娘と息子役の2人の演技を感じさせない自然な演技も光っていた。


子供は親をちゃんと見ている、と思える映画だった。


だから、『子供達は大丈夫』みたいなタイトルにしたのだと思う。


実際にはあることなのだけど、映画に成ると、まだまだ稀なストーリーを分かりやすく描写し、信じられるストーリーにしたのが、とても良かったと思うし気に入った。


この映画の監督がレズビアンで、精子提供者を使ってベイビーを産んでいる事からも真実味があるのかもしれない。


そう考えると、この映画は監督の彼女から子供へのプレゼントでありメッセージであるのかもしれない。


アメリカで、ゲイ同士の結婚を反対する人達の多くには、ゲイ・カップルに育てられた子供達もゲイ(同性愛者)に成ると思っている人達がいたりするが、統計的には、それはほとんど無く、子供達はかなり高い確率でヘテロ・セクシャル(異性愛者)になることが証明されていると聞いた。


ちなみに、ここで、私が出会ったゲイの人達の両親は、みんな異性愛者だった。


Lisa Cholodenkoの初の長編映画は『High Art』だったと思うけれど、これも、レズビアン・カップルを描いている。


興味のある方は、こちらも、どうぞ!


              High art


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2010年10月22日 トラックバック(0) コメント(0)

442:Live With Honor,Die With Dignity (JAPAN)(2010)

アメリカ時間の8月15日、日曜日に、San Jose市の映画館Camera3で、1日だけの上映だった

『442:Live With Honor,Die With Dignity』と言うドキュメンタリー・フィルムをハズと一緒に観た。


監督は、すずき じゅんいちで、この方は、この映画が始まる前にも言っていたけれど、50以上の映画をすでに監督していて、ドキュメンタリーは、この映画を含めた3つだと言う事だった。


それにもかかわらず、この監督の名前さえ知らなかった私は、つくづく日本の映画事情に疎い事を知らされた気がした。


この映画の上映については、実は、私は、その数日前にハズから聞いた。


ハズは、何でも、この映画のポスターがどこかに貼ってあったのを見て、


「442についての映画が観れるんだ! 1日だけらしいけど、観に行きたいか?」


と、私が




『え~~~~っ、そうなの~~~~?!』




と目を大きくして喜ぶと思って訊いて来たのだけれど、私の実際の返答は、


「442って、どんな映画? ハリウッドの新しいアクション・フィルム? それとも、サイファイか何か?」


と訊きかえしたので、ハズは一瞬だまってしまうほど驚いていた。


「・・・・知っているだろう~? ジャパニーズ・アメリカン(日系アメリカ人)の兵士達の事?」


冗談言うなよ~!と言う感じで、そう言われて、


「日系アメリカ人達が第二次世界大戦中に隔離されて差別を受けたのは知っているけど~? そして、日系アメリカ人達は、日本人ではなくてアメリカ人だと言う事を証明するために死を覚悟で戦争に行ってアメリカのために戦ったのも知っているけど~? その人達が442って呼ばれていたの?」


そう訊くと、


「本当に、442を知らないのか~~?」


と、とても驚いていた。


私は、


「考えても見てよ~! 日系アメリカ人はアメリカで生まれて育ったアメリカ人! 私とは違うもの! 彼らについては大まかな事しか知らないの! だから、アメリカ人のあなたの方が詳しいわけよ!」


そう言った。


「ところで、442のこと、教えてよ~!」


そう言うと、ハズは、


「第二次世界大戦中に、日系アメリカ人だけで編成された部隊で、過酷な状況と人種差別の中で、アメリカに忠誠を誓って戦った最もタフな兵士達のことさ~! 俺みたいに戦後に生まれていても、日系アメリカ人でなくても、アメリカ人であれば、442の事は知っているはずだ! 俺も、彼らの事をもっと知りたいと思っていた!」


そう、いつになく、鋭い目をして興味ありげに言った。


「私も、日本人として、この国に長く住んでいて、いつも、日系アメリカ人について、もっと知りたいと思っていた。 良い機会だから、観に行こうよ!」


ハズが映画館に、早速、電話をかけてチケットについて訊くと、前売りのディスカウントのチケットは、日系の本屋などで売られているとの情報をもらったので、


ハズは日系のお店を巡って2人分の前売りチケットを買って来た。


その前に、ハズはネット・サーフして、


「Ken Watanabe(ケン・ワタナベ)が監督しているらしいぞ~!」


と言っていたのだけれど、しばらくして、それは間違いで、ケン・ワタナベが全く関係していないドキュメンタリー・フィルムだと知って、私は、


真実が観れるかも知れない!

是非、観たい!


そう思った。


当日、映画館の近くの駐車場に停めようとすると、満車で停められなくて、


ワァオ~~~~、日系アメリカ人達が、た~~くさん映画を観に来たからなのかなぁ~?


そう思って、駐車場のオニイサンに訊くと、屋外のジャズ・フェスティバルが開催されているからだろうと言われた。


映画館に行くと、Camera3は、一切、この映画のチケットと関係していないから、中に入ってからチケットを係りの人に見せるように言われて、時代劇の町娘のようなヘアースタイルをした女性にチケットを見せて映写室へ入った。


満杯ではなかったけれど、それなりに人が入っていて、ほとんどが日系アメリカ人のようだった。


映画が始まってすぐに、画面に日本語のサブタイトルが出て、不思議に思って、日本語のサブタイトルを見るのが実に久し振りである事に気がついて、思わず、自分で自分に笑ってしまった。


当たり前のことだけれど、こちらでサブタイトルの必要な映画は、全て英語のサブタイトルだから。


映画は、私が想像していたより戦争中に人種差別のために過酷な経験をした442のメンバーだった日系アメリカ人男性達の証言で構成されていて、


かなり前の事と言え、昨日の事を想い出すかのように、しっかりと話す彼らの姿には、そうして生きて話しているのが信じられないほどのショッキングな過去があることを知った。


多くの戦友達を失い、ドイツ兵達を多く殺し、ヒーローと呼ばれても、未だに、そう思えないで罪を感じて涙する男性もいた。


そして、442にいた時の事を家族に、全てを話せないでいる男性達がほとんどだった。


アメリカに長く住むようになって、未だに、戦争の事を言われたりして日本人として差別されるのに、苦しむ事もあったけれど、


彼らの話を聞いたら、


落ち込んだり不満を言える私は、贅沢な悩みを抱えているのかもしれない、


そう思えた。


そして、


過酷な経験をして来たのにもかかわらず、みなさん、頭も体もしっかりしていて元気で、


アメリカにいたら早死しそうだと今まで思っていたけれど、そんな彼らを見て、


私も強気で生きてやる! 

そうしたら、長生き出来るかもしれない!


そう励まされたような気がした。


ハズに映画館を出てから、車の中で一緒にいた時に、映画を観て、どう思ったかを訊くと、


「タフなヤツラとしか言えないよな~! 強い男達、全く感服したよ!・・・・ただ、映画でいらついたのは、バック・ミュージックを使い過ぎていて、彼らが話す前に、感動する話が始まるとわかってしまうのが残念だった。まるで、テレビの特別番組を観ているみたいな感じでさ~。 ドキュメンタリーなのにミュージックの力を借りて観客を感動させようとしている感じだったなぁ~・・・・ミュージック自体は良いのだけれどな~」


そう言っていて、実は、私も、全くハズと同じ事を考えていた。


そして、監督が今までに作った映画作品のほとんどがフィクションだったためなのではないかと私は思った。


9月には、東京の映画祭で上映されると監督が言っていたと思うのだけど・・・・


その時には、日本の皆さんにも、戦争だけでなく偏見や差別とも戦わなければ成らなかった、そして、その当時のアメリカ軍の中でも最も勇敢な兵士達と呼ばれた442の日系アメリカ人達の事を知ってもらう良いチャンスだと思う。


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2010年08月25日 トラックバック(0) コメント(6)

RESTREPO (2010)(USA)

戦争から帰って来てPTSD(Post Traumatic Stress Disorder:心的外傷後ストレス障害)に悩むアメリカのソルジャー達の問題は大きく、映画の主題にも成るほどだが、


       Restrepo.jpg



独立記念日の連休に、ハズを誘って観に行った映画が、『RESTREPO』(レストレポ)だった。


最も危険で過酷な戦地と言われるアフガニスタンの谷に行く事を命令され、死を覚悟で戦うアメリカのソルジャー達のグループと共に、アメリカのジャーナリスト、Sebastian Jungerとイギリスのカメラマン、Tim Hetheringtonが生活しカメラにおさめた貴重なドキュメンタリー・フィルムだ。


       restrepo 40


そこで戦うソルジャー達が口を揃えるようにして言っていたのは、


「ここが自分の死に場所に成るかもしれない、そう思った・・・・」


それほど、いつ、どう成るかわからないと言う緊張感に満ちた中で、家族には、


「大丈夫だから」


と言いながら、


「もしかしたら、これが最後に話すチャンスかもしれない」


と思いながら、そう言えず、谷を越えて行くソルジャー達、


両親がヒッピーで戦争反対を主張していたために、かえって銃などに興味を持ったソルジャー、


恐怖を隠すかのようにして、インタビューに、いつも、微笑みながら答えるソルジャー、


歌ったり、ギターを弾いたり踊ったり、じゃれあったりして、何とか気力を保っているソルジャー達、


そして、


シューターとして最も優秀で、勇敢だった戦友、RESTREPO(レストレポ)が自分達の目の前で呆気なく殺されるショック、


それを受け止め、戦いを続けなければならない過酷さ、


戦争映画で観る事が出来ないソルジャー達の真実の姿が、この映画には映し出されている。


睡眠薬を多く呑んでも眠れないほどのストレスを抱えながら、そこでの任務が終わるのをひたすらに待つ彼らには、ソルジャーとしてのエゴや強がったりする姿がなく、


好感を持てたのと同時に、こちらの方も辛くなるほど、同情できるものが多くあった。


そして、彼らも、戦争の被害者なのだ、そう思えた。


独立記念日の連休とあって、思ったより多くの観客が映画室に入っていたが、ヤングの姿は無く、平均年齢は高そうだった。


その中で、私を、奇妙な目で見る人達もいた。


独立記念日の連休になると、愛国心が強くなるためなのか、映画が愛国心を強くさせるのか、その日でなくても外国人やカラー人種に対して差別者なのか、多分、最後のが正しいと思うけど、


そんな、どうしようもない人間に会うかもしれないと、いちお覚悟をして観に行った。


映画館から、駐車場まで、ず~っと私の後ろを歩き、しつこいぐらい見つめて付いて来た50代位のホワイト・カップルがいて、私が無視していたら、


女性の方が、汚い言葉を私に向かって吐いて、男性の方が同意していた。


独立記念日の連休だから?


ホワイト・アメリカンだから?


見ず知らずの、ただアメリカのソルジャー達のドキュメンタリー・フィルムをホワイト・アメリカンのハズと観ていた私に、何を言ってもいいとでも思ったのだろうか?


彼らはリッチに見えたけれど、人間としては、全くマナーの無い無知な人達だと軽蔑し、無視したことが正解だと思った。


映画は、みんなのもの!


それさえも、知らない人達がいるなんて、全く残念なことだ。


しかしながら、この映画は、本当に観て良かった、そう思えたので、そんなクダラナイ人達の事はそんなに気に成らなかった。


ハズと私から、この映画にBIG


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2010年07月22日 トラックバック(0) コメント(0)

BABIES (2010)(FRANCE)

ハズの出張前の週末に、ハズと一緒に、フランスのドキュメンタリー・フィルム『BABIES』を観た。


監督は、フランス人のThomas Balmes。


週末だったためか、それとも、ベイビーが主題のためか、観客達は、ほとんどが女性だった。


              Babies poster


ポスターからもわかるように、4人の違う国で生まれたベイビー達が主役で、上から、


Ponjao君! Nambia(ナミビア)のOpuowo(オプウォ)から!


       
       BABIES 2



Mariちゃん! 日本の東京から!


       
       BABIES 1



Bayer君! モンゴルのBayanchandmariから!


      
        
       BABIES 7
そして、Hattieちゃん! アメリカのサンフランシスコから!

       
       BABIES.jpg

映画では、4人が生まれる時から1歳に成るまでを撮っている。


ベイビーがメインで、ドキュメンタリー・フィルムとあって、ベイビー達の自然な姿がビッグ・スクリーンで観れるとあって、その可愛さに、顔が緩んで、観客達の顔は、私と同じで、始終、スマイル顔だったのじゃないかなと思う。


そして、それぞれの違った環境での育ち方は、とても興味深いものだ。


       BABIES 6


       BABIES 3


       
       BABIES 4


映画を観てから、ハズとも話していたのだけれど、ベイビーは、むしろ、自然の中で育てる方が良いかもね~と言い合ったりした。


と言っても、私達にベイビーがいても、そんな風に育てる事は状況的に無理だけど。


どの家庭にもペット達がいて、ベイビー達との触れ合いがあったりして、微笑ましかったし、早い時期から、そう言う経験をする事は情操教育の面でも良い事だと思った。


Ponjao君には、犬達、


Mariちゃんには、猫、


Bayer君にも、猫、


Hattieちゃんにも猫だったけれど、1歳のお誕生日までには犬も加わった。


ベイビー達とペット達を一緒に観て、ハズとも、


「この子達は、動物好きになるね~!」


そう言って笑った。


なんてったって、みんな、物凄く可愛くて、


ベイビーの力って凄いなぁって思った。


とにかく、周りを微笑ませてくれて、優しい気持ちにしてくれる。


観客の中には、ベイビーを連れて来て、そのベイビーが泣いたりして、席を何度も立っているカップルがいて、ウンザリしている人達も、けっこういたようだった。


彼らは、映画『BABIES』は、ベイビーのための映画ではないと言うことを理解していなかったようだった。


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2010年06月10日 トラックバック(0) コメント(1)

IRON MAN 2 (2010)(USA)

ハズが出張に行く前に、是非、観たいと言っていた『IRON MAN(アイアン・マン)2』を先週、映画館で一緒に観たので、感想を載せようと思う。


              Iron_Man_2_poster.jpg


監督は、前回と同じで、ジョン・ファブロウで、アクターとしても出演している。


『IRON MAN(アイアン・マン)』の続編として作られたものである事は言うまでもないが、メインのアイアンマン、トニー・スターク役のロバート・ダウニー・ジュニアや彼の会社で働くペッパー役のグウィネス・パルトロウや、ジョン・ファブロウは同じ役で出ているが、


              An Iron M 70-3


ミリタリー・マンのトニーのベストフレンドが、前回ではテレンス・ハワードだったのがドン・チードルに変っている。


私は、テレンス・ハワードもドン・チードルも好きなアクターだけど、前回ので観たハワード・テレンスがとても好きだったので、2でも彼を観れると楽しみにしていたから、はっきり言って残念だった。

ハズは、私が映画を観終わった後で、それを言うまで、その事に気が付かなかったけれど。


前作ではトニー・スタークがアイアンマンである事を公表して、亡き父親の会社のパートナーであり、信頼していたジェフ・ブリッジス演じるハゲのオジサン男性が、実は悪いヤツだと言う事がわかり、トニーはアイアンマンになって彼をやっつけたわけだが、


今回は、またまた亡き父親の昔のパートナーであったロシア人科学者の息子、アイヴァンが父親に続いて逆恨みのような憎しみをトニーに持って殺そうとするわけで、


その悪役をミッキー・ロークが演じている。


               An Iron M 70


ハズは、私に、ミッキー・ロークのロシア人をどう思ったかを、後で訊いて来て、私は、ロシアにいてロシア人達をたくさん見ているわけではないし、彼らとミッキー・ロークのアイヴァンを細かく比べる事が出来ないのもあるから、ミッキー・ロークがロシア人に見えたと言った。


ハズは、彼のアクセントはロシア人のアクセントに聞こえたが、ロシア人には見えなかったと言っていて、その理由は、ミッキー・ロークがアメリカ人であることを知っているからだそうだ。


それを聞いて、私が『INVICTUS』を観た時に、どう~~~~しても、マット・デーモンがホワイト・アフリカンに見えなかったのと同じような感じだと思った。


ミッキー・ローク演じるアイヴァンが彼が演じた『The Wrestler』のメインとカラーはブロンドからブラックに変ってもヘアースタイルが同じで、時々、ポニーテールのようなサムライ・ヘアースタイルにしたのも同じで、結局、レスラーのように体を使って戦わなければ成らなかったのもあって、どう~~~~~~~も、アイヴァンとレスラーが重なって、スーパーマーケットのデリのシーンもあるように思えてしまって、2つの全く違った映画が重なるのを避けられなかった。


ストーリー的にも、当然ながら、悪者は滅びるわけで、レスラーで滅びた彼を見ているのもあって、


「ミッキー! しばらくは、死んじゃう役はやらないで~!」


と言いたくなった。


せっかく、ハリウッドにカムバックしたのに、また死んじゃうなんて可哀想だ・・・・もちろん、映画の中だけなのは知っているけど、ファンでもないのに、みように同情したりした。

お金は物凄く良いのは知っているけど。


              An Iron M 50


前回では、お互いを意識しあい、だからと言って、近付き過ぎる事の無かったペッパーとも、もっと落ち着いた関係に成っていて、トニー・スタークが自分の命が長くないと思って、1番信頼している彼女に社長の座を譲る所は、彼の彼女に対する強い愛情を感じたし、女性でも出来ると思う彼に好感を持った。


       An Iron M 25

そして、ぺツパーが、彼にとって、公私共に、どんなに大切な存在であるかも、前回よりも強く出ていたと思う。


ミッキー・ローク演じるアイヴァンの他に、今回の悪役はサム・ロックウエル演じるハマーもいた。


       An Iron M crop


アイヴァンがモンスター的な悪者に対して、トニー・スタークのライバル会社で、つねに張り合っている割には、ぬけたヤツみたいな感じで、何をやらせても、トニーには勝てないハマーは滑稽でもあり、私達を笑わせる場面も多くあった。


私は、サム・ロックウエルは好きな俳優なので、その点では新しい楽しみが増えたとも言える。


そして、トニーの新しい秘書として、スカーレット・ヨハンソンがナタリーとして加わって、私にとっては今まで彼女が出た映画と比べて、最も強いキャラクターで物凄く綺麗に見えた。


              An Iron M 70-2


精神的にも肉体的にも強くて、語学にも堪能で、武術にも優れていて、シャープでプロフェッショナルな彼女が、この映画では、とても魅力的に輝いていた。


彼女を欲しいとトニーがペッパーに言うと、感情を出す事無く、ペッパーが『NO!』と答えて、トニーがあきらめる所が可笑しかったと同時に、嘘の無いカップルでカワイイと思った。


前回よりも、出演者も多いのと、いろいろなイベントが起きるのと、それに、笑える場面が多かったのとで、ハズとも、


アクション映画ではあるけれど、コメディ映画とも言えるね~!


と話していたら、


なんと、この映画のスクリーン・ライターは、『Tropic Thunder(トロピック・サンダー)』のライターだとか。


それなら、コメディが強く出ていたのも納得できるね~~!!


と話していた。


私は、前回のアイアンマンのジェフ・ブリッジスが物凄く怖く観えたので、その点では前作の方が好きだけど、女性のパワーが重要視されている点では、断然、2の方が良かったと思う。


ハズも私も最も気に入ったシーンは、モナコ・グランプリのシーンだった。


そして、ロバート・ダウニー・ジュニア以外のアイアンマンは考えられないと思った!


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2010年06月06日 トラックバック(6) コメント(0)

The Ghost Writer (2010)(France,Germany,UK)

Roman Polanski(ロマン・ポランスキー)のニュー・フィルム
『The Ghost Writer』をハズと一緒に映画館で観た。

              TheGhostwriter.jpg

イギリス前首相アダム・ラング(ピアース・ブロスナン)の自叙伝の代作をしていたゴースト・ライターが謎の事故死を遂げ、新しいゴースト・ライター(ユアン・マクレガー)が、前首相のワイフ(オリビア・ウィリアムズ)と秘書であり愛人でもあるアメリア(キム・キャトラル)が住む孤島の別荘に滞在して、自叙伝を完成させる事に成る。

       the ghost writer KO 50

そんな時、前首相(ピアース・ブロスナン)は、テロリスト達の人権を無視したCIAと関係した戦争犯罪者と言われ、人々の反感を買う。

       the ghost writer PB 70

ゴーストライター(ユアン・マクレガー)は、前首相の自叙伝の原本を読めば読むほど、なぜ、彼が急に政治に興味を持ちイギリスの首相に成ろうとしたのかに疑問を抱く。

そして、前首相が彼のワイフ(オリビア・ウィリアムズ)や、ハーバード大学の法律学の教授(トム・ウィルキンソン)と、どのようにして知り合い、3人の間に、どのような繋がりがあるのかを調べて行くうちに、何者かに狙われだす。

本が出版される頃、原本に、全ての謎を解く鍵がある事を知るが・・・・・・・

    the ghost writer EM 70

最初から最後まで、とってもミステリアスな空気が画面一杯にあって、すぐには予想できないサスペンス映画だが、主人公のゴーストライターと共に謎解きをして行く感じが、たまらなく面白かった。

キャスティングもピッタリだし、ラストもハリウッド映画ぽくなくて、ロマン・ポランスキーの映画のスタイルが今でも健在である事を見せていた。

ハズは、映画を観た後、ポランスキーの反アメリカの感情が映画にあったと言い、それに加えて、


「ヨーロッパでは、少女をレイプしても犯罪に成らなくて好きなように出来ただろうけれど、アメリカはそうじゃないから反感を持っているのだろう!」


厳しい目をして、そう言った。

アメリカでは、ずっと前のロマン・ポランスキーの少女レイプ事件が、まだ解決していないから、ハズがロマン・ポランスキーの映画とその事件を結びつけて考えるのも無理は無い。

今年は、ロマン・ポランスキーアメリカに帰って来て、裁判に出頭する命令が出ているから、帰って来る事が予想されるけれど、果たして、本当に帰って来るのだろうかと言うのが、多くの人達が思っている事だと思う。

映画の中で、ユアン・マクレガーが裸でバスタブに入っていると、急に、女性が部屋に入って来るシーンがあったが、それは、ロマン・ポランスキーがバスタブに入っていた少女をレイプした実際の事件を私に想い出させた。


映画に戻らねば・・・・・・・


そう思って、その後は、映画に集中したけれど・・・・

キム・キャトラルは、長期の人気テレビ番組のキャラクターのイメージが強いと思うが、ここでは、あまり笑わない、とても違ったキャラクターを演じていた。

今後も、違う彼女を映画の中で、もっと観たいと思った。

映画のストーリー、ペース、トーンがマッチしていて退屈する事無く観れた。

ハズと私の観る前からの期待を裏切らない映画だった。


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2010年04月14日 トラックバック(0) コメント(0)

Brooklyn’s Finest (2010)(USA)

映画館でプレビューを観てAntoine Fuquaアントワン・フークア)監督の新作映画『Brooklyn's Finest』を観たいと思ったのはハズではなく私の方だった。  

    Brooklyn Finest   Trainingday.jpg

その理由は、同監督の過去の映画『Training Day』が好きだったのと、舞台がブルックリンで、夜のシーンが多いのと、ポリスでありながら仕事と私生活や友情などの狭間で追い詰められ苦悩する男達が描かれているのが予想できたからだった。


Richard Gere(リチャード・ギア)演じるEddie(エディ)は、後、数日でポリス・オフィサーの職を引退する身にある。ベテランとして尊敬されてもいいはずが、若手のオフィサー達からは、臆病で何もしようとしない弱虫オフィサーとして軽蔑され、私生活でも家族も友達も無く、彼にとって1番近い存在にある娼婦の女性(シャノン・ケーン)にも別れを告げられ、彼は自殺しかないと思うが・・・・

       Bs finest 70-1

        bs finest 70-2

Ethan Hawke(イーサン・ホーク)演じるSal(サル)は、信心深いドラッグ犯罪の探偵で、私生活では、愛する子供達と双子を妊娠しているワイフをサポートするのに経済的に絶望的な状況にある。そして、宗教とポリスと言う仕事のためにしてはならないと思いながら、追い詰められてドラッグ犯罪のマネーを盗む事を考えるが・・・・

Don Cheadle(ドン・チードル)演じるTango(タンゴ)は、アフリカン・アメリカンの探偵と言う事で、アフリカン・アメリカンのドラッグ犯罪の調査のためにスパイとして送られ私生活も台無しにし、オフイスに戻りたくてたまらないでいるが戻してもらえないでいる。

そして、ドラッグのために刑務所暮らしをして刑期を終えたWesley Snipes(ウェスリー・スナイプス)演じる古き良き友人のCasanova(カサノバ)と合流する。

       Bs finest 70

ドラッグ・ビジネスから足を洗いたいと言うカサノバをポリス側はまた刑務所に入れるために、タンゴにその手伝いをするように命令するが・・・・・・・


エディ、サル、タンゴの3人のブルックリンのポリス達が、ストーリーでは絡み合う事無く、それぞれのポリスとしての苦悩を持ちながら、自分で決めた意思のままに生きる姿は興味深く、

それぞれを比較することによって、このストーリーの本題が見えて来ると思う。


ポリスだから良い人とは言えない、

ドラッグ・ディラーで刑務所にいたからと言って悪い人とは言えない・・・・


アントワン・フークア得意の


正義の仕事を利用して悪事を働くと、どうなるのか?


リベンジ(復讐)は、怒りの爆発ではあっても、自分の身を守る事にはならないのではないか?


弱虫と言われても、生きることは大切なのだ・・・・


そんなメッセージがあるように思った。

キャスティングも、とても良く、それぞれが熱演していて、良い作品に仕上がったと思う。

税金問題で、しばらくスクリーンを離れていたウェスリー・スナイプスが、またスクリーン上で観れたのは嬉しかったし、相変わらず良い演技を見せてくれて安心した。

リチャード・ギアイーサン・ホークドン・チードルが、苦悩する男達をとても良く演じていて、そのために信じられる存在となり、同情さえした。

娼婦役の女優のShannon Kane(シャノン・ケーン)は、とてもセクシーで美しく、映画を引き立たせる効果をもたらしていると思う。

ハズは期待していた以上の映画だったと言っていて、


「気に入ったよ! 若い人達に、是非、観てもらいたいと思う! 若いと、後先の事を考えずに感情のままに行動してしまう事が多い・・・・それは、実は、とても危険なことだと、映画ではメッセージを送っている」


予想できない展開と最後まで観て理解できる映画と言う点では深い意味を持っているし、初めから終わりまで退屈する事無く、時にはハラハラしながら観れて、私は大いに楽しめた。


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2010年04月07日 トラックバック(0) コメント(0)

Crazy Heart (2009)(USA)

ゴールデン・グローブでもアカデミーでも、ジェフ・ブリッジスが主演男優賞を、そして、映画の中で使われた曲「The Weary Kind」が歌曲賞を受賞した映画『Crazy Heart』を最近ハズと一緒に観た。

映画が公開されてから、けっこう日にちが経っていたのとアカデミー賞の後だったこともあって、映画室には、あまり客が入っていなかった。

監督は、この映画が初の長編映画監督作品だと言うScott Cooper(スコット・クーパー)

       Crazy heart

ストーリーは・・・・・・・

かつては、カントリー・ミュージックのシンガー・ソング・ライターとしてスターの座を獲得していたバッド・ブレイク(ジェフ・ブリッジス)は、50代の半ばを過ぎ、彼の過去の栄光を知る人も少なくなっても、古い車にギターを乗せて、小さな町のバーを転々としながら歌っていた。

アル中のために何度かの結婚生活も長続きせず、家族を持たず、安いモーテルに泊まって、バーに彼の歌を聴きに来たファンの女性と一夜を明かしても憶えていないほどだった。

そんなある日、若くて魅力的なジャーナリストの女性、ジーン(マギー・ジレンホール)が、インタビューに現れる。

親しくなる内に、彼女が4歳の男の子を1人で育てているシングルマザーだと知り、バッドは彼女に特別な感情を持ち始める。

そんな時に、かつての教え子みたいな存在で、今では、カントリー・ミュージックのスターのトミー・スイート(コリン・ファレル)のコンサートの前座を彼が務める仕事を受けたからとミュージック・マネージャーから電話がある。

気の進まないバッドだったが・・・・・・・


この映画をいくつかの言葉だけで連想するとしたら、

酒、ミュージック、女、子供、過去の栄光などが思い付く。


初めから終わりまで同じようなトーンの映画なので、その意味では退屈する時もあったが、映画を終わりまで観ると、それで良かったのだと思えた。

その理由には、ドラマティックな展開が無くて、現実的に話が進んで行くために、嘘の無い信じられるストーリーに仕上がっていたためだと思う。

それゆえ、彼の身勝手な生き方のために、過去に心の傷を持たされた人達が彼のしてはならない失敗を許さず、彼に、どう生きるべきかを考えさせ、人生とは今までして来た事の責任を取る事なのだとも教えているようなところが好きだった。

ジェフ・ブリッジスの演技は、いつもながら、しっかりとしたものだったが、私には、過去に彼がして来た仕事と比べて、この映画の彼の演技が、彼にとって最高の演技をした映画だとは思えなかった。

それゆえ、ゴールデン・グローブもアカデミーも、彼の過去の仕事を尊重して、そろそろあげてもいいだろうと言う思いで彼の受賞を決定したような気がした。

いつも、良い演技をして多くの映画に出ていると、それが当たり前のように思って、賞から忘れらてしまったのがジェフ・ブリッジスのような気がする。

優等生のように見えないけれど、実は優等生、それが私が持つジェフ・ブリッジスのイメージだ。

マギー・ジレンホールは他の女優とは違った個性があるので、私は好きな女優の1人だ。

しかしながら、ハズとも話していたのだけれど、この映画でも息子を思う母親であり、恋愛をする女性であり、そして、仕事を持つ強い女性を熱演していても、

マギーはマギーだねぇ・・・・

と言う感じで、特別、他の演技と違っている風に見えなかったのが、ある意味で退屈したし残念だった。

ハズに、


「ねぇ、あんなカントリー・ミュージックのシンガーの男に共感を持つ人達がいるのかなぁ?」


と訊いたら、


「いるよ、たくさん、この国には! ミュージックじゃなくて、酒に溺れて多くを失うヤツラが、この国には物凄く多くいるからなぁ・・・・」


そう言っていて、そう言われて見れば、そうだなぁと納得した。


コリン・ファレルの歌うところを初めて観たけれど、とても上手で、カントリー・ミュージックのスターとして信じられるほどだった。

ジェフ・ブリッジスとの絡みも良かった。

時の流れと世代の交代は、辛いようでも、どのように歩みあえば良い方向に向かうのかを描写していた点は、興味深かった。

そして、子供を責任を持って守る事は絶対に忘れてはいけないとのメッセージが、この映画にはあった。

それは、この映画のストーリーの中で重要な位置を占めているし、私が気に入った部分だった。


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2010年04月01日 トラックバック(0) コメント(0)

AN EDUCATION (2009)(UK)

アカデミー賞で、ベスト・ピクチャー、ベスト・アクトレス、ベスト・スクリーンプレイにノミネートされた映画『An Education』は、賞の後にハズと一緒に映画館で観た。

              An Education

イギリスの女子高校生と2倍以上も年の離れた男との恋愛映画と聞いた時には、良くある話かと思って興味がわかなかったけれど、彼が彼女をパリに連れて行くと知って、パリが観れるなら映画を観てもいいかなぁと思い出した。

その後、ハズから、知り合いの人が、この映画を観たとかで、メインの女優が凄く良いと言っていたと聞いたり、批評家達の評判が知る限りではどれも良かった事から、アカデミー賞の後になっても観たいと思うようになった。

監督は、Lone Sherfig。


ストーリーは・・・・・・・


1961年のイングランドが舞台で、オーケストラのリハーサルを終えた高校生のジェニー(キャリー・マリガン)は、雨の中、1人で、彼女のチェロを抱えて外に立っていた。

そんな時、そこをクールなスポーツカーで通りかかったチャーミングな年上のユダヤ人男性デーヴィッド(ピーター・サースガード)に声を掛けられ、初めは躊躇しながらも、彼の車に乗って自宅まで送ってもらう。

そして、2人はまた会う約束をし、彼は世間知らずの彼女の両親までも、プレゼントや豊富な話題で喜ばせ、年の差にもかかわらず、彼女とデートすることを許される。

ジェニーは、同年代の男の子達と比べたら、彼が、ず~っと大人で紳士的に見え、彼女の欲しい物を与えてくれる事に快感を覚え、実は彼の思いのままにされて行くことに気付かないでいるが、

徐々に彼のしている事に疑問を感じたりする。

       An Education 50

       an education 50-1

そんな時、彼に兼ねてから念願のパリに連れて行ってもらい、エンゲージもして、何もかもが上手く行くように思うのだったが・・・・・・・


一見、年上男性の巧みなテクニックで、若くて純で恋愛経験がほとんどない女性が騙され利用されるかのように見えるが、この映画の主人公は、結果的には、頭が良くて賢くて、むしろ、精神年齢が、その男性より高いように思えた。

       an education 70


誰でも間違いはする・・・しかしながら、その後に、どのように立ち上がり、どのように生きていくかで人生が大きく変って行く・・・・そんな風に思えたし、どんな経験であっても、それを人生の教育と思えば、視野が、ずっと広がり、もっと賢く成って行ける・・・・・・・特に恋愛に関しては。

キャリー・マリガン演じるジェニーは、そんな女性だ。

ピーター・サースガードは、利用できるものは利用すると言ったモラルに欠けた詐欺師的存在を、とても上手に演じている。

ジェニーの両親が、プレゼントや彼のリッチな雰囲気や話に惹きこまれ、高校生の娘とのエンゲージまでも許してしまう姿は愚かに見えたし、彼が娘より、ずっと年が上でも、金があれば娘も自分達も幸せに成れると彼の思いのままに成っていく姿は人間の弱さを示しているように思えた。

彼女が、両親より賢く、それから先の人生も、ずっと輝かしいものであろうと思えるのが救いだった。

ストーリーとキャスティングが、とても良いと思うし、フェミニストな映画であるのが気に入った。


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2010年03月23日 トラックバック(11) コメント(0)

Up In The Air (マイレージ、マイライフ)(2009)(USA)

アカデミー映画賞(オスカー)の発表は、こちらの時間で、この次の日曜日だから、早いもので1週間を切った事になる。

今年のオスカーに、ベスト・フィルム、ベスト・ディレクター、ベスト・スクリプト、ベスト・アクター、そして、2人のベスト・サポーティング・アクトレスなどにノミネートされていて注目されている映画の1つで、

私が手術、入院の前に観て、何とかブログに載せようと思っていたのに出来なかった映画が

『Up In The Air』
だった。

              Up in the Ai r

日本のタイトルはマイレージ、マイライフらしい。

監督は『Thank You For Smoking』『Juno』を監督して注目を浴びたカナダ国籍のJason Reitman(ジェイソン・レイトマン)

彼の父親は、ハリウッドで知らない人がいないくらい『Ghost Busters(ゴースト・バスターズ)』などの数々のヒット作を生み出した有名なべテラン・プロデューサーでディレクターのIvan Reitman(イヴァン・レイトマン)だ。

この映画でも、父と息子でプロデュースしている。

他の映画を観に行って、この映画のプレビューを観た時に、George Clooney(ジョージ・クルーニ)とVera Farmiga(ヴェラ・ファーミガ)の絡みのシーンを観て、


う~~~ん、大人の恋愛映画と言う感じだなぁ・・・・


と私は思ったのだけど、

その後、ハズが、観たい、観たい!と言い出して、私が冗談半分に、


「あれ~~っ? あなた、恋愛映画なんて興味ないじゃない?」


そう言うと、どこで情報を得たのか、


「恋愛映画ではないんだ・・・ジョージ・クルーニのキャラクターは企業で地方の従業員達を解雇するために、飛行機に乗って、そのメッセージを持って行く仕事をしているんだ。感情を持ったり、同情する事無く、他人に辞めてもらうからと宣告に行く・・・・そんな男の話なんだ。 ちょっと観た事が無い話の映画だろう? だから、俺は観たいんだ」


それを聞いて、私も、映画への興味が沸いて来た。

そして、家庭も決まったガールフレンドなどもいなくて気軽なようで人との暖かい交流なども持たない疲れているような中年シングルをジョージ・クルーニが、とても上手く演じている。

彼が演じるRyan Bigham(ライアン・ビンガム)は、その仕事のために飛行機に乗る機会がとても多いため、エアラインのマイレージは貯まり、ホテルなどでも優遇され満足しているが、

ある夜、ホテルのバーで、彼と同じように出張でホテルに停まっている女性アレックス(ヴェラ・ファーミガ)と出会い、意気投合して、それから大人の付き合いが始まる。

一方、彼の会社に、人を解雇するのに、やる気満々で入社して来た若き新人女性ナタリー(Anna Kendrick:アナ・ケンドリック)に仕事を教えるために一緒に出張したりする。

若き新人の彼女は、仕事もプライベートも、それなりの予定を立てていたが、人生とは、予定通りに行かないものだと、仕事を続けて行くうちに学んで行く。

ライアンも、彼女に、彼の女性との付き合い方が自分勝手だとか非難され、彼の人生をかえりみたりする。

そして、それまでのような気ままなシングル生活に別れを告げ、愛する女性(ヴェラ・ファーミガ)と、真剣な交際をして行こうと決心するが・・・・・・・


ストーリーが、理論的であると同時に、現実的で、とてもスマートに仕上がっていると思う。

3人のラストが、それぞれに違い、合流する事無く、人生の次のステージに向かって行くところが、私はたまらなく好きだ。

それに、映画の中で解雇される人達のほとんどが、アクターではなくて、実際に、それぞれが勤めていた会社を解雇された経験を持った人達で、

その怒りを、映画の中でぶつけているところが、当たり前かもしれないけれど、とても迫力があるし、考えさせられる。


辞めさせられる人の気持ち、

愛する人に去られる人の気持ち、


それは突然に予期しないで、やって来る。


そして、

現実逃避している人と現実を見つめる人の間には親密な恋愛が成り立たない。


ハズは、ジョージ・クルーニ演じる男性の事を自業自得だと言っていたが、

私には、わかるような気がした。


ストーリーの他に、3人のキャスティングがピッタリで、それも、この映画を信じられる良い映画にした理由だと思う。


おすすめ~~~~~~~!!



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2010年03月02日 トラックバック(8) コメント(2)

A Single Man (2009)(USA)

Colin Firth(コリン・ファース)がゴールデン・グローブやアカデミーで主演男優賞にノミネートされて

『A Single Man』は、今も、限られた映画館ではあるが上映されている。

              A Single Man

監督は、この映画が初の監督作品で、ファッション・デザイナーでもあるTom Ford(トム・フォード)で、彼のそう言ったバックグラウンドのためか、映画に彼のスタイルが溢れている。


ストーリーは・・・・・・・


1962年のカリフォルニア南部に住む英国中年男の大学教授、ジョージ・ファルコナー(Colin Firth:コリン・ファース)は、長い間、恋人だったパートナーの男性(Mathew Goode:マシュー・グッド)を交通事故で失ってしまい、途方に暮れ、生きる喜びを持てそうに無く、自殺を計画する。

残り少ない人生の中で、今まで、毎日のように会う人達にも、もう2度と会えないと思うと、いつも以上に優しくなり、心の中で別れを告げる彼だったが、

彼の恋人が亡くなった時に、精神的に助けてくれたイギリス人の女友達、チャーリー(Julianne Moore:ジュリアンヌ・ムーア)や、

ゴージャスな男娼との出会いや、

彼の態度や行動を不思議に思い心配する大学の若くてチャーミングな男子生徒のおせっかいに、少しづつ時間を取られ計画が伸びて行く。

そして、そうしているうちに、生きる喜びをまた見つけたように思った彼だったが・・・・・・・


長い間、一緒に暮らした恋人が亡くなっても、彼の家族にお葬式に行く事を許可されないジョージ・ファルコナーに、私は似た感情を持った。

彼らはゲイ(同性愛)・カップルで、家族には認めてもらえず、

ハズと私とて、異国人同士、そして、人種やカラーの違いで、ハズの両親や全てのではなくても親戚達で私を家族として認めたくない人達がいるわけで、

私とて、この国に、頼りになる家族や親戚がいるわけではなく、

ハズと私は結婚しているから、ハズは私に1番近い存在として法的にも認められるだろうけれど、

もし、結婚していなくて、同じような事が起きたら、私とて、ウェルカムでない人に成るだろうと思うからだ。

そして、こうして結婚していても、彼らはハズとの繋がりは切りたくないけれど、私とは繋がりを持とうとしないわけだから、ハズがいなかったら、私は、ここで、たった1人だと言う気持ちがある。

愛する男を失ったために死のうなどと私が思うわけは無いと思っても、その意味ではジョージ・ファルコナーに同情できるものがある。

この映画は、ステレオタイプのゲイ映画ではない。

男と女ではなく男と男のと言う違いはあっても、愛し合う2人の恋愛映画に変わりは無い事を見せているからだ。

ハズは、果たして、現実的にそうなのかと考えると疑問が出て来ると言っている通り、私達にはわからないものは確かにある。

だからと言って、嘘っぽいとも思えないし、理想的な感じはあるにせよ、信じられるストーリーだと思う。

ジョージ・ファルコナーが、本当に恋人を愛していたと言っても、同性愛のために、女友達のチャーリーに信じてもらえないイライラを劇的にぶつける姿は、

彼が同性愛者ゆえに異性愛者には理解してもらえないと言うフラストレーションの爆発だった。

当時のメイクアップやファッションは、良く真似ているが、ファッション雑誌を見ているような完璧さがあリ過ぎて、私には現実的には見えなかった。

小説をベースにしていると思うが、美しいストーリーだと思う。

エンディングは、これしかないだろう!と思うほど納得の行くものだった。

ハズを誘って観に行ったが、ハズは、ず~っと観たくないと言っていた。

その理由は、ゲイ映画だと言う事で観てもわからないだろうと思っていたのと、興味の無い主題のためだったらしいが、観た後で、いやらしくない知的な映画だったと言っていた。

コリン・ファースの出ているミュージカル映画『Mamma Mia』で、彼がゲイの役をしていたので、これから、絶対に、彼にゲイ役の映画の仕事が来るなぁ・・・と思っていたので、この映画の事を聞いた時、私には違和感が無かった。

彼のキャラクターと言い、演技と言い、知的で、自分に正直な男性を彼は、とても自然に上手く演じている。

それは、ゴールデングローブやアカデミーにノミネートされるのは当然だろうと思わせた。

ジョージ・ファルコナーが映画の中で、学生達に、


どんな環境にせよ、少数派に入ると差別を受けるものなのだ・・・・


そのような事を言った時、私は暗い映画館で、頭を大きく上下に動かした。

自分が差別を受けると、なぜ、自分が?と思ったり悩んだりするが、実際には、私達の住むこの人間世界には、あらゆる差別があり人々を苦しめている・・・・その犠牲者に成っているのは私だけではないのだ。


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2010年02月22日 トラックバック(0) コメント(0)

The Lovely Bones (ラブリー・ボーン)(2009)(USA&New Zealand)

Peter Jackson(ピーター・ジャクソン)監督の新作映画『The Lovely Bones』をハズと一緒に映画館で観て、感想を書くのが延び延びになっていた。

              The Lovely bones

映画を観た後に、一緒に、夜遅くまで、2人とも、なぜ、良い映画だった~!と言えないかを話した。

2人とも共通して言えた事は重い主題でありながら、ライトに仕上げていることに対して、何だか納得の行かない気持ちがあったことだった。

1973年にペンシルバニア州に家族と一緒に住んでいた14歳の少女スージー・サーモン(Saoirse Roman:シアーシャ・ローナン)が、近所に住む変質者によってレイプされ殺害されたフィクションがストーリーの軸になっている。

       the lovely bones 70-1


仲の良い両親(Mark Wahlberg:マーク・ワールバーグ/Rachel Weisz:レイチェル・ワイズ)と妹と弟とちょっと風変わりで派手な祖母(Susan Sarandon:スーザン・サランドン)を持ち、写真を撮る事に情熱を持ち、学校には恋して止まない男の子もいて、好奇心一杯の少女の人生が、近所に住む変質者の犠牲になるのは心苦しいが、

残念ながら、現実には、今も昔も、こう言う事件は止まる事がない。

       the lovely bones 70

死んでから少女スージーが、気の合う父親の元に空気のようにして現れ、父親に事件を追求する事を促したり、犯人が誰かを気づかせ、そのために両親の仲がギクシャクしだして、父親の命までも危険へと追い詰める結果に成る事を反省し、違う方向に持って行こうとする姿は、

彼女の愛する人達に対しての思いやりと、死んだ彼女には行かなければならない別の世界があることを意味していて、CGIを使ったカラフルな映像を使っていても、複雑な気持ちに成った。

死んでからの事は死ななければわからないわけだから、そのような映像で見ても、それを信じられる人達と私のように信じられない人達がいることから考えても、映画に対しての気持ちが大きく変って来るだろうと思う。

同じ変質者によってレイプされ殺された少女達が他の世界で会い、友情関係を持ち、1人ではないとか、イマジネーションの世界を楽しんだりは、

むしろ、そのようにして殺された少女達の家族達にとっては救いになるかもしれないが、私には、どうしても納得できないものがある。

エンディングにしても、アッサリしていて、後味が良いものでもない。

マーク・ワールバーグとレイチェル・ワイズの夫婦関係が、ハズと私には何だか作った夫婦と言う感じにも見えたし、スーザン・サランドンの超個性的なグランマは、映画の中で、ただ1人、笑わせてくれる存在のようだが、かえって、私達にはストーリーを妨害しているようでイライラ感が残った。


「ねぇ、スーザン・サランドンのあの役はあの映画に必要だと思う? 私は、そうは思えないのだけど・・・・」


とハズに言ったら、


「俺も必要ないと思った・・・彼女の役は完全に浮いていたなぁ・・・・」


変質者の役はベテラン俳優Stanley Tucci(スタンリー・トゥッチー)が演じていて、ゴールデン・グローブでも、アカデミーでも助演男優賞にノミネートされているから、この映画を観に行ったのもあったのだけれど、私はハズに、


「スタンリー・トゥッチーの変質者は、あの年でガールフレンドも友達も無く、1人で大きな家に住んでいて、あのルックスで、気持ち悪そうで何か秘密がありそうに見えて、いかにも変質者と言う感じだから、むしろ、マーク・ワールバーグがあの変質者の役をした方が意外で良かったと思うのだけど!」


と言ったら、ハズは爆笑しながら、


「そうだよな~! 現実には、まさか、あの人が?って言うのが変質者だったりするものなぁ・・・・スタンリー・トゥッチーがノミネートされたのは、今までしなかったあんな気持ち悪い役を勇気を持って演じたからなのだろう!」


スージーが死んでから、彼女を理解してくれる女友達や恋する男の子と霊的パワーを使って交流するのは死んだからと言って全てが終わるわけではないと思わせたし、

彼女のようなヤング達にはロマンティックに思えるのかもしれない。

しかしながら、死んでからの世界については、人それぞれ違うイメージがあると思うから、その意味では、いろいろな意見が出る映画だと思う。

私にとっては、観て良かったとは思うけれど、1度観たら充分と言う感じの映画だった。

そして、いくら映画だと言っても、輝く将来のある少女の人生が残酷な変質者の手で終わってしまうと言うテーマは、それだけでも心苦しくなるもので、それが、たとえカラフルに描写されていても、その気持ちが変るわけでは無い。


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2010年02月21日 トラックバック(0) コメント(0)

A SERIOUS MAN (2009)(USA)

ハズの観たい、観たいの要望に応えて、コーエン・ブラザーズの最新映画

『A SERIOUS MAN』を観て来た。

              A seriousman

上映開始されてから、けっこう時間が経っているので、あまり上映されている映画館が無かったのにもかかわらず、映画館には、この映画を観るために、思ったより、たくさんの観客がいて驚いた。

平均年齢は高めで、映画の内容から考えて、予想通り、ユダヤアメリカ人らしき年配者達が多くいた。

映画を観る前に、ハズが、なぜ、シリアス・マンと言う題名なのか、知っているかと訊いて来たので、私は、


「・・・・直訳すると、真剣な男性って事よね~? それしか考えられないけど・・・・」


と言ったら、ちょっとだるそうな顔をした。

それを観たら、それだけでは無いなぁ~・・・・

と思い出して、ちょっと考え出したら、ハズが、


「どんな人種か知っているだろう?」


それを聞いて、私はピーンと来るものがあった。

そして、


「信心深いってことなのね~?! 信心深い男ってこと!」


そう言うと、ハズは黙って頭を上下に振り出した。


ユダヤアメリカ人達の話だから、そうだと思ったの!」


ハズは、それに応えて、


「それも、60年代のたくさん問題を抱えたユダヤアメリカ人の家族達がモデルに成っているからな~・・・コーエン・ブラザーズの事だから、信心深いことやユダヤ教やユダヤアメリカ人達を皮肉っていると思うんだ・・・だから、面白いだろうし、そこに俺が観たい理由があるんだ」


そう言って、ニヤ~~ッと笑った。

ハズの父方は、み~~~~んなユダヤアメリカ人だし、ハズも子供の時は毎週日曜日にはユダヤ教のスクールに通わせられたので、老若男女のいろいろなユダヤ系アメリカ人達を見ている。


さて、ストーリーと監督と制作を担当したのは、知る人ぞ知るジョエル・コーエンとイーサン・コーエンで、キャスツは、メインも含めて、ほとんど知られていない俳優達で構成されているが、

良く出来た映画だと私は思う。


舞台は、1967年のミネソタ州のミネアポリス市で、Michael Stuhlbarg(マイケル・スタールバーグ)演じる、そこに住むユダヤ系アメリカ人のLarry Gopnik(ラリー・ゴップニック)は、ユダヤ教の大学で物理を教えていて、

       a serious man 70-1

妻と2人のティーンエージャーの子供を持ち、信心深く普通の人生を送っているようだったが、突然、次から次へと、問題をかかえることになる。

息子は、マリワナに耽り、娘は、父親の彼からお金を盗んで鼻を小さくするための手術をしようとしていたり、長年、何も問題も無く連れ添って来た妻は、家族の友達でもある、妻を亡くした初老のハゲ男と浮気をし、彼と再婚するために離婚したいと言ってきたりする。

       a serious man 70-2

おまけに、そのために、彼の自立できない兄と一緒に家を出され、ホテル暮らしをするはめになる。

大学では、韓国人の学生に賄賂金を渡され成績を良くして欲しいと執拗に頼まれて、それは出来ないと断っても、学生の父親が現れたりして、とことん困る結果にも成る。

そんな感じで、あまりにも多くの問題が一気に彼に押し寄せて精神的に追い込まれて行く彼は、Rabbies(ラビーズ:ユダヤ教指導者達)に会って解決策を教えてもらおうとするが・・・・・・・


次から次と不運が訪れたりしても、実は、意外と、それは本人にとっては本当の不運でないのかもしれない。

そんな時は、もしかしたら試されている時なのかもしれない。

影で隠れて人の道に外れる事をすれば、その責任はとらなければならなくなる。

そして・・・・宗教とは?  ユダヤ教とは?



そんな事を思わせた映画だった。

ラストまで観なければ、この映画を知ることが出来ないほどで、その意味では、納得できる終わり方で、とてもスマートで良く出来たストーリーだと思う。

そう思ったのは私だけでなかったようで、この映画は、アカデミー賞のベスト・ピクチャーとベスト・オリジナル・スクリーンプレイにノミネートされているのも大いに納得できる。

マイケル・スタールバーグは、ゴールデン・グローブではベスト・アクターにノミネートされたが、アカデミーではノミネートされなかった。

ストーリーだけでなく、全てのキャスツが、ほとんど知られていないにもかかわらず、とても、それぞれの役に合っているのも、この映画を信じさせるのに大きな力に成っている。

他にも、大切な時代背景の事で、その時代は、ユダヤ系アメリカ人は差別されていた、そして、それはユダヤ系アメリカ人だけでなく、アジア系も、とにかくカラー人種は差別され、今よりも、もっとホワイト重視の社会だったことも映画で見せている。

コーエン・ブラザーズも映画に出て来るティーンエージャーの息子のように、子供の時にはユダヤ教の学校に通わせられ、その経験をもとにして、ストーリーを作ったと聞いている。

ハズは、嫌々ながら、5年間ほど、毎週日曜日に通わせられたそうだが、普通の学校より圧倒的に勉強する量が多く、


「毎週日曜日には8冊ぐらい本を渡されて、次の日曜日までに全て読んで宿題を終わらせなければならなくて、もう冗談じゃないと思って、結局、親に抗議して行くのを止めたよ」


可哀想に・・・・子供時代の5年間ほどは、ハズは遊ぶ時間が無かったようだ。

学んだ内容は、言語からカルチャー、歴史、宗教などいろいろだったが、今ではあまり憶えていないとの事だった。

そこで会って好きだったユダヤ系アメリカ人の女の子のことは、ちゃ~んと憶えているみたいだけど・・・・(笑)


ハズは、映画を観る前の期待を裏切らないほど良い映画だった・・・好きな映画だ!と言って満足そうだった。


「ねぇ、年配のユダヤ系アメリカ人達は、この映画を観て、どう思うかしらね?」


と訊いたら、ハズは、ニヤリと皮肉な笑みを見せて、


「好きじゃないだろうなぁ・・・・」


そう言って笑った。

私は、ハズが観に行こうと言わなかったら、DVDで観ても良いと思っていたけれど、映画館に行って観て良かったと思うほど気に入った映画だった。


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2010年02月12日 トラックバック(0) コメント(0)

INVICTUS(インビクタス負けざる者たち)(2009)(USA)

INVICTUS(日本のタイトル:インビクタス 負けざる者たち)(2009)(USA)

監督:クリント・イーストウッド
メイン・キャスト:モーガン・フリーマン、マット・デーモン

観た所:アメリカ、カリフォルニア北部の映画館
一緒に観た人:ハズ



この映画は、実は、けっこう前に観たのだけれど、なかなか、映画について書けないでいた。

              Nelson_Mandela.jpg

それは、多分、この映画が実在の人物達と実際にあった話をもとにしていて、ネルソン・マンデラに対しては、私は、とても尊敬できるものがあるのと同時に、人々のために力を注いで戦って来たにもかかわらず長い間、刑務所に入れられていた彼の人生を考えると、胸が苦しくなるような気持ちになるからだと思う。

あの笑顔、あの声、あの力強いスピーチから来る人間性、そんな偉大な人物を誰が演じられると言うのか?

それが、私の映画を観る前の気持ちだった。

しかしながら、尊敬する人物についてで、実際にあった事を尊敬する監督の1人であるクリント・イーストウッドが監督したとあって、とにかく、観なければならないとは思っていた。

ハズは、この映画に不可欠なラグビーのワールドカップのシーンは、DVDでは観たくない、観るなら映画館で観たいと言っていた。

              invictus.jpg

ストーリーは、知っている人は知っている、知らない人は知らない実際にあった出来事がベースになっていて、

ネルソン・マンデラ(モーガン・フリーマン)は、1993年に、南アフリカのアパルトヘイト体制を平和的に終わらせたことに対して、ノーベル平和賞を受賞した後の

1994年に、その国で、大統領と成った。

そして、1995年のラグビー・ワールドカップを通して、彼が大統領になっても根強く続いていた南アフリカのホワイト人種とカラー人種の間にあった差別や対立感を和らげ、和解させて行くと言った感じで、

映画の中では、もっと詳しく、それらについて描かれていて、とても興味深い。

たとえば、大統領のセキュリティ・チームが大統領の命令で経験のあるホワイトでかためられたチームとブラックでかためらた新しいチームが一緒になって働かなければならなかったり、

そのために、2つのチームの間には、すぐに心を開いて助け合えないものがあったりする。

アフリカのラグビー・チームのキャプテン、フランソワ・ヒーナー(マット・デイモン)を大統領のオフィスに招待して、一緒にアフタヌーン・ティーをしながら、大統領が彼を励ますところも大切なシーンだ。

アフリカの子供達が、たくさん出て来て、とっても可愛く微笑ましくて、映画のすぐ後も、ハズと2人で、あのシーンは良かったね~!と言い合った。

ラグビーの試合の結果を知っている方は、そんなに感動が無いかもしれない。

しかしながら、弱かったチームが強くなって行く姿は観ていて気持ちが良いと思う。


ネルソン・マンデラが、あまりにも偉大な人であるためか、私にはアメリカ人俳優のモーガン・フリーマンが彼を演じたのには抵抗があった。

アクセントは上手く真似たかもしれないけれど、声のトーンや雰囲気が違うし、マンデラの超越した人間の大きさと暖かさみたいなのを感じられなかった。

マンデラの役は、アメリカ人ではなくて、アフリカ人の俳優にしてもらいたかった。

真似たアクセントではなく、本当のアクセントで話して欲しかった。

フランソワ・ヒーナー役のマット・デイモンにしても、モーガン・フリーマンほどではなくても、やっぱり、アフリカ人には思えなかった。

だから、アメリカ人が、南アフリカのラグビー・チームのキャプテン役と言うのに、違和感を感じた。

それもあって、映画が軽く感じてしまったのだと思う。

フリーマンもデイモンも力演していたのは認めるけれど、アフリカには、たくさん良い俳優がいるはずだから、ブラック・アフリカンとホワイト・アフリカンの俳優達にマンデラとヒーナーの役を演じて欲しかった。


しかしながら、映画の終わりの方では、私は泣いていた。

それは、映画に感動したからと言うのではなくて、実在のネルスン・マンデラが、どんなに偉大な人であるかを、再び感じたからだった。


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2010年01月29日 トラックバック(38) コメント(2)

La Nana (英語:The Maid)(2009)(Chile)

チリの映画『La Nana』(ラ・ナナ)は、アメリカでは『The Maid』(ザ・メイド)のタイトルで上映された。

              La_Nana.jpg              

アメリカの批評家達からの評判も良く、ストーリーがメイド、いわゆる家庭で働くお手伝いさんがメインとあって、良くある話とは違うので興味深かった。

ハズを誘って一緒に映画館で観た。

もちろん、アメリカは日本のように外国の映画を吹き替えで上映する事は無いので、映画の中の言語はスペイン語でサブタイトルは英語だった。

監督は、Sebastian Silva(セバスチャン・シルバ)

ストーリーは・・・・

Catalina Seavedora(カタリナ・スィーべドラ)演じるRaquel(ラケル)は、同じ家庭で1人で23年以上もメイド(お手伝い)をしていた。

そこの家族の男の子には優しく、女の子には厳しくて、ラケルを気に入っているそこの奥さんは、ラケルは、働き過ぎてストレスが溜まっていて疲れているのだと思い、もう1人、メイドを雇う事にする。

長い間、自分1人でして来た仕事を新しいメイドと分担する事が、たまらなく嫌だったラケルは、意地悪を続けて、やって来るメイド達を次から次と辞めさせて行くが・・・・


趣味も、友達も、恋人も無く、ただひたすらメイドの仕事をその家庭で独占していたラケルが、新しいメイドをライバルと思い、そこで働けない状況にして行く姿は、狂気に満ちていて怖いぐらいだが、

結局は、ラケルは、彼女のブラック・ユーモアを受け止めてくれる人が必要だったのが後にわかり、

怖い女性から愛すべき面白くてカワイイ女性に変る過程が、とても自然に描写されている。

ラケルを演じた女優は、存在感がとてもある女優で、怖くも面白くも可愛くも演じている。

脇を固める俳優、女優達も、とても自然で、全体的にドキュメンタリー・フィルムを観ている感じさえして、とても良く出来た映画だった。

最初は、若くもセクシーでも可愛くも無いメイドの話の映画なんて、あまり観る人はいないだろうと思ったけれど、私は

観て良かった~!

と、つくづく思うほど、この映画のファンになった。

家の中しか見なかったラケルが、やがては、外にも目を向けるようになる。

最後の方は、目頭が熱くなるシーンもあったが、結局は、これで良かったのだと納得させてくれる映画だった。


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2010年01月14日 トラックバック(0) コメント(0)

AVATAR(3D)(2009)(USA)

AVATARアバター)3Dは、ハズがクリスマス休暇になって間も無く観た映画だったので、去年、観た映画に成る。

新技術で作ったサイファイ映画とあって、ハズは、映画館で、それより前にプレビューを観た時から、

              Avatar.jpg


絶対、観たい! 観るぞ~!


と目をキラキラさせながら言っていて、

私は、どちらかと言うと、普通の人間達が出て来て現実的に信じられる映画が好きなので、


ハズが観たいなら観ても良いけど~・・・


だった。

しかしながら、3D映画は観るのが好きなので、


あなたがクリスマス休暇になったら観に行こうね~!


と約束した映画だった。

映画館での公開が始まったのは、それより前だったから、そんなに人がもう多くないのではと思っていたが、映画の始まる15分位前に行ったら、人がいっぱい座っていて、良い席が取れるか心配になったほどだった。

映画館は大きくてスタジアム・シートに成っていたので、誰かの頭が邪魔に成る事はなくて良かった。


この映画の監督は世界中で良~~く知られているJames Cameron(ジェームス・キャメロン

ストーリーは、2154年の未来に、戦争で負傷し、下半身不随に成ったジェイク(Sam Worthington:サム・ワーシントン)は、死んだ双子の兄弟の代わりに、AVATARアバター)プロジェクトに参加する事に成る。

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そして、遺伝子工学を使ってパンドラと言う衛生に住む見かけも機能もナヴィ族とそっくりだが、人間の頭で考えられるスパイとなって、パンドラに行き、ナヴィ族に近づいて行くことになる。 

       avatar 70    

ジェイクは、ナヴィ族のように全身青くなって、下半身不随の問題も無く運動神経に優れ、走ったり出来て、思わず嬉しくて、はしゃいでしまって動物の攻撃を受けてしまったりして、ナヴィ族のプリンセス、ネイティリ(Zoe Saldana:ゾーイ・サルダナ)に助けられ、自然や動物達へのマナーやナヴィ族の言語などを学ぶようになる。

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そして、2人は恋に落ちる。

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              (お似合いのカップル~!)

それから間も無く、人間達は、そこにある鉱物を求めて、自然と動物やナヴィ族達が共存する領地を破壊しに来る。

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           (この人、人間だけど、とっても怖かった~~!)

ジェイクも、学者(Sigourney Weaver:シガニー・ウィバー)も空軍兵士(Michelle・Rodriguez:ミッシェル・ロドリゲス)もナヴィの側について戦うことになるが・・・・

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  (ミッシェル・ロドリゲスは、ここでも、正しいと信じたことのために戦う女性を演じている!)


はっきり言って、ストーリーは、とてもシンプルで、わかりやすい。

最近、増えている、

『果たして、人間達がしている事は本当に正しいのか?』

と思わせるような映画で、観ていても、私も断然、ナヴィ族を応援していた。

ジェイクが走る姿を観てから、彼はナヴィ族のままで生きた方が良いように思い、知的で美しく自然や動物を愛するプリンセスが彼の前に現れて、これで決まり~!と思った。

そして、何よりも新技術を使った映像が美しく、3Dだったのもあって観ていて楽しかった。


私が主役のサム・ワーシントンを初めて観たのは『T4』だったが、実は、彼は『アバター』の役を『T4』の前に得た。

それだけ、キャメロン監督が、この映画を時間を掛けて作った事に成る。

ちなみに、サム・ワーシントンは、この映画のオーディションに行った頃は車の中で寝泊りしていたそうだ。

それを聞いて、根性のある役者だなぁと感心した!


映画館を出る頃は、映画館の中から外にまで、この映画を観る人達の行列が出来ていた。

アメリカでは、今でもヒット中らしい。


映画館を出てから、ハズに一言、


「彼もナヴィ族を理解するために、ナヴィ族の言語を学んだでしょう?」


ハズは、日本語が出来ないうえに学ぼうとしないから、

私が言っている言葉の意味を、充分、理解しているようだった。(笑)


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2010年01月08日 トラックバック(0) コメント(0)

Everybody's Fine (2009)(USA)

ハズのクリスマス休暇中には、映画館にも、いつもより多く行ったし、DVDやテレビで放送された映画なども家で観たのだけれど、感想を載せる時間が無いのが悩みだった。

それゆえ、時間が経てば経つほど忘れてしまいそうで、不安になった。

これからは、オスカー候補の映画も観なければならないので、ちょっと速度を早めなければと思っている。

ここで紹介するのは、私が、予想していた以上に気に入った映画で、けっこう前に観たのにもかかわらず、想い出しても、ちょっとホロッとするような、Kirk Jones(カーク・ジョーンズ)監督のまさにスイートな『Everubody's Fine』

タイトルを直訳すると、『みんな、元気』とか『みんな、大丈夫』みたいになるけれど、決してライトな意味を持つ映画では無い。

ストーリーは、1990年のイタリア人監督のジュゼッペ・トルナトーレのマルチェロ・マストロヤンニを主演にした映画をほとんどリメイクしたものだそうだ。

そのマルチェロ・マストロヤンニの演じた役をアメリカの超A級俳優のベテランの1人、Robert De Niro(ロバート・デニーロ)が演じている。

ロバート・デニーロ演じるFrank(フランク)は妻に先立たれ、男2人、女2人の子供達も巣立って行き、1人で暮らしている。

妻が彼と子供達をつなげる橋のような役割をしていたために、妻が亡くなった後は、4人の成長した子供達も彼を訪ねなくなってしまった。

医者に行き、健康に問題があると告げられ、もう若くないのだと感じた彼は、子供達が彼に会いに来れないのであれば、彼の方から、アメリカのそれぞれ違う所に住んでいる子供達に会いに行く決心をする。

    Everybodys fine 4

(左から:ロバートのサム・ロックウェル、ローズィーのドリュー・バリーモア、エイミーのケイト・ベッキンセール、フランクのロバート・デニーロ、私は、この4人が俳優、女優として好き!)

まず最初にフランクが訪れるのがニューヨークに住むペインターのデービッドだったが、アパートに行っても留守で、夜まで外で待っても帰って来る事は無かったので、手紙をドアの隙間から入れて去ることにする。

その近くのアート・ギャラリーの窓に、デービッドの絵が掛けてあって、デービッドに会えなくてもペインターとなった息子を誇りに思うフランクだった。

その後は、結婚して息子を1人持ちキャリア・ウーマンとしても成功しているKate Beckinsale(ケイト・ベッキンセール)演じるAmy(エイミー)に会いに行くが、

エイミーから、訪ねてもらったのは嬉しいけれど、家族みんなが、いろいろと予定が入っていて忙しいのだと言われてしまう。

そして、ディナーの時に、義理の息子と孫との間の口論と冷たい空気を感じて、家族の中に問題があることを感知する。

フランクは、デンバー、コロラドでオーケストラの指揮をしているSam Rockwell(サム・ロックウェル)演じるRobert(ロバート)に会いに行く。

そのあたりで、エイミー、ロバート、ローズィーの3人の子供達の電話で話す声のナレーションが入り、デービッドがメキシコで詳しくはわからないけれどトラブルに巻き込まれた事がわかるが、父親のフランクには知らせないでおこうと話される。

さて、フランクはロバートが所属するオーケストラのリハーサル光景を観に行くと、実はロバートは指揮者ではなく、打楽器奏者だと言う事を知る。

ロバートは、オーケストラのヨーロッパ遠征に出かけなければならないから、フランクとは時間が取れないのだと言い、フランクは、ラスベガスでダンサーをしているDrew Barrymore(ドリュー・バリーモア)演じるRosie(ローズィー)に会いに行こうとする。

その途中で、若い男に襲われて、必ず毎日、服用しなければならない薬を取られ、粉々に踏みつけられてしまう。

それを必死になって拾いあげ、ポケットに入れるフランク・・・

そして、ローズィーに会うと、リムジンで迎えてもらうが、彼女のショーは、ちょっと前に全て終わってしまった事を告げられる。

彼女が住む高層ビルにあるアパートメントに行って、フランクが娘の成功に感動しているのも束の間、留守電にメッセージが入り、実は、ローズィーは、そこをフランクのために借りたことを知る。

       Everybodys fine 70- 1

赤ちゃんを連れて来て、ローズィーに世話をして欲しいと言って、女性が現れたりして、フランクは、ローズィーの現実が実は違うものであることを知る。

              Everybodys fine 70

デービッドには会えなかったが、エイミー、ロバート、ローズィーが、みんな彼に嘘を付いている事を知り、フランクは戸惑う。

そして、薬は無くなり、フランクは飛行機に乗る事を医者から禁じられても、一刻も早く薬が必要なために飛行機に乗るが・・・・

『Everybody's Fine』(みんな元気)と言っても、実は、そうじゃなくて、だけど・・・・みたいな映画!

              Everybodys_fine 1

けっこうストーリーについて話したようだけれども、これから先が、もっともっと大切で感動的なシーンが出て来るので、これは、ほとんどイントロダクションみたいなものだ。

強い男、あるいは怖いオジチャンのイメージが強いデニーロだけど、ここでは、もう若くなくて、薬無しでは生きて行けなくて、真面目で子供思いで、しかしながら、厳しい父親を、とても自然に演じている。

確かに、若い男に襲われた時は、戦うデニーロの顔が負けるわけ無~いと思わせたが、薬を取られて粉々にされたら、うろたえるのも無理が無いと思えた。


親が子供に期待し、子供が、それに応えられなかったら?・・・・

親は、どこまで、子供を厳しくしつけたら良いのか?・・・・

そして、いかなる育て方でも、果たして、それが、それぞれの子供を成功させるのに役立つだろうか?

かりに成功したとしても、それが子供の幸せに通じるだろうか?


親は子供に嘘をつかれたら辛いかもしれない。

子供は親のことを思い、嘘をつく。


家族の間でも、それぞれが知らない秘密があったり、そのために家族の間の距離が、どんどん遠のいて行ったりする。


でもね・・・、ロバート・デニーロが演じたフランクは偉いと思う!

子供達とのそんな距離を縮めるために、薬が絶対必要な体でも、1人で旅して会いに行く。


映画を観た後、私はハズに言った。


「結局、親が子供に会いに行こうとしない限り、問題解決は無いのよ! どこの家庭でもね!」


ハズは、何も言わずに何かを考えているようだった。


私は、この映画のストーリーが、とにかく好き!

現実的で、スイートで、深く心に伝わってわかるものがあるから。

映画はベースのイタリア映画を観ていないから比べる事は出来ないけれど、全ての俳優達が、その役に成りきっているし、私にとっては、みんなスイートな俳優達だし、

何てったって、ロバート・デニーロが、これからは『ボブおじちゃん』と呼びたくなるほど身近に感じた映画だった。

ボブおじちゃん、今年のオスカー受賞は無理でも、ノミネートされて欲しいなぁ~~!

結論として、私は、誰が何と言おうと、この映画が好き!


ハズは、ライトでスイートな映画と言うだけだったけど・・・・それなりに気に入ったようだった。


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2010年01月07日 トラックバック(0) コメント(0)

THE MESSENGER (2009)(USA)

『BROTHERS』を観たのもあって、戦争から帰還したアメリカ兵についての他の映画が観たくなって、同時期に公開されていた『THE MESSENGER』 (ザ・メッセンジャー)をハズを誘って一緒に観に行った。

監督は、この映画が初めての監督作品のOren Moverman

              The Messenger 70-1

イラクから勇士として帰還したばかりのウィル・モンゴメリーBen Foster:ベン・フォスター)は、戦地で亡くなった兵士達の事を家族に知らせに行くメッセンジャーの任務を命じられる。

       the messenger 70

彼とは全く違ったタイプの先輩のトニー・ストーンWoody Harrelson:ウッディ・ハレルソン)のパートナーになり、インストラクション通りに冷静に演じるように言われるが、他の家族達と違って冷静に暖かく彼らを迎え入れた死んだ兵士の妻(Samantha Morton:サマンサ・モートン)に会い、気持ちが揺らぎ出す。

              the messenger 50-1

この映画には、メッセンジャーが家族にとって最悪の知らせを持って来て、家族達が、どのように反応するかを、とても感情的に描いているのもあって、家族の悲しみが痛いほどわかるような気がした。

と言っても、私の周りには、ミリタリー関係の人はいないので、それが真実だろうとは断言できないけれど、いつも、戦争映画を観て、メッセンジャーが家族に兵士の死を知らせに行くと、家族が、さめざめと静かに受け止めて泣くだけだったのが、私には疑問だったので、この映画は、私の想像した通りにしてくれたのもあって信じれた。

そして、2人のメッセンジャーの仕事が、いかに辛く孤独でストレスが溜まるものであるかもわかったような気がした。

ウィル・モンゴメリーがガールフレンドに去られ、サマンサ・モートン演じる子持ちの未亡人に会い、彼女の力に成りたいと思い惹かれて行くのと、

決して彼に頼ろうとはせず、1人で生きて行く決心をしている強い彼女とのやり取りが、肉体関係なしで、とてもセクシーに見えるのは、2人の演技の上手さにあるのだろうと思う。

ウィル・モンゴメリーとトニー・ストーンの仕事仲間以上の友情関係も、時には可笑しく、そして、時には涙を誘う。

限られた映画館でしか上映されなかったのが残念に思うが、ウッディ・ハレルソンがゴールデン・グローブで最優秀助演男優賞にノミネートされたし、

アカデミーにも、ノミネートされれば、日本公開もあるだろうと思う。

とにかく、ストーリーが、しっかりしていて、ペースも良く、終わりに近づけば近づくほど、わからなかったいろいろな事の謎が解けて行き、心に深くジーンと来る映画だった。

メインの3人の演技は超一級で、今まで、存在を気が付かなかったベン・フォスターは、これからも、大いに期待できる俳優だと思う!

              The messenger 50

ハズも私も、この映画が気に入った!!


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2009年12月31日 トラックバック(0) コメント(0)

BROTHERS (2009)(USA)

私の大好きな映画の1つであるダニエル・デェイ・ルイス主演の『My Left Foot』を監督したJim Sheridan(ジム・シェリダン)の最新映画『Brothers』をハズと一緒に観た。              
              
             Brothersposter.jpg

サム(Tobey Maguire:トービー・マグワイア)はアメリカ海軍に所属し、高校生の時にガールフレンドだったグレース(Natalie Portman:ナタリー・ポートマン)と結婚し、2人の間には幼い2人の娘達がいる。

窃盗で刑務所に入っていた弟のトミー(Jake Gyllenhaal:ジェイク・ジレンホール)が出て来ても、暖かく迎えるような弟思いの優しい兄だ。

              b 80-2

弟のトミーは、父親からも、さんざん兄と比べられ、兄が何でも優れていて、弟の彼が劣っていると言う評価を、批判がましく言われても、兄に対して敵対心を抱いたりしない兄思いの弟だ。

              b3.jpg
(左から、ベイリー・マディソン、サムとトミーの父親役のサム・シェパードテイラー・グレース・ギアー

サムがアフガニスタンに出かけ、間もなく、戦地で死んだと言う知らせを受けた家族達が悲しみに打ちひしがれている姿を見て、トミーは、何とかして、笑顔を取り戻させようとして努力する。

そして、トミーの事が嫌いだったグレースも、トミーに心を開いて行く。

そんな時、サムは死んだというのは誤報だったことがわかり、彼はアフガニスタンから奇跡の生還をする。

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見かけは同じサムでも、以前のような温和なサムではなく怒りっぽく暴力的に成って中身が変ってしまったかのようなサムに、グレースも娘達も気付き怖くなり、関係がギクシャクしだす・・・・・・・
              
              b2.jpg

全体的に観てハズも私も思ったことは、ライトな映画と言う感じで、戦争の被害と言う重いテーマが何となくイマイチ伝わって来ない感じで、それは、多分、1人の女性をめぐっての兄弟みたいなことに重点を置き過ぎたためだからなのではないかと言う事だった。

確かに、狂ったようなサムを演じたトービー・マグワイアは熱演していたとは思うけれど、ゴールデン・グローブのドラマ部門で最優秀俳優賞にノミネートされても、アカデミーにはノミネートされるのに充分ではないと思った。

グレースが弟のトミーを嫌っていたにもかかわらず、初めから強い恋愛感情があるように見えて、夫のサムとは2人の娘を儲けているにもかかわらず、そんな感情が初めから見えなかった。

ハズは、ナタリー・ポートマンは、ミリタリー・ワイフとしては知的過ぎて合わないと言っていたが、これは、アメリカ人、ミリタリー・ワイフについて勝手に思って言っているので、日本人のミリタリー・ワイフのことではないので気を悪くしないで欲しいと思う。

私には、ナタリー・ポートマンが、どうしても、母親に見えなくて、むしろ、子供達のお姉さんみたいに見えた。

俳優達も、それぞれ、それなりに熱演しているのだけれど、そして、ストーリー的にも良い物であるのに、映画の焦点がぼけてしまったかのようで、映画の中に入って行けない、そんな気持ちだった。

たとえ、フィクションでも、そうは見えない、信じられる映画だったら、こんな気持ちには成らないだろうと思う。

サム・シェパードの演じる父親が、実は、いかに傲慢で、息子達を苦しめる原因に成っていて、それだからこそ、兄弟がお互いを理解しあえるような点では、むしろ同情さえ感じた。

ちなみに、私達が、この映画で、1番良い演技をしたと思われるのは、意見一致で、サムとグレースの長女役のBailee Madison(ベイリー・マディソン)だった。

10歳とは思えない演技、このまま行ったら、彼女は若くしてアカデミー賞を取れる大女優になること間違いないとハズも私も思うほど、大いに期待できる女優だ!


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2009年12月30日 トラックバック(2) コメント(0)

PRECIOUS(プレシャス)(USA)(2009)

映画館でプレビューを観てから興味深い映画だなぁと思い、必ず観たいと思っていた。

一般公開される前の主要な映画祭などで高い評判を受け、良い映画だ、アカデミー映画祭にもノミネートされるのは間違い無いなどと囁かれ、期待が大きく成って行った。

それと同時に、映画のストーリーが、かなり暗くて深刻そうだったので、それなりの覚悟をして、しっかり観なければいけないとも思っていた。

              Precious2009poster.jpg

監督はLee Daniels(リー・ダニエルズ)

ストーリーは、Sappireの1996年の小説『Push』が土台に成っている。

この映画で初めての映画主演となったGabourey Sidibe(ガボリー・シディべ)演じる主人公のPrecious(プレシャス)は、1987年に肥満の16歳の少女で、高校で心が通い合う友達もボーイフレンドも無く、孤立して、無関心な態度でクラスにいるだけだった。

              precious 70

しかしながら、そんな時、彼女はイマジネーションの中で話を作り、その中にいる自分に満足していたりして楽しんでいた。

              precious 70-2

学校帰りなども、彼女の住むハーレムの近所の少年達に暴力を受けても泣いたりせず、それが彼女の生活の一部として受け止めていた。

そんな時、彼女は校長に呼ばれて、2度目の妊娠のために、高校を退学させられ、普通の高校に行けない理由がある少女達が通う学校に行くように言われてしまう。

最初は嫌々、そこに通う彼女だったが、彼女を励ます女教師に会い、

              precious 50

福祉事業員(Maria Carey:マライア・キャリー)とも、打ち解けながら話せるようになり、

              precious 70-1

友達達ともジョークを言って笑えるようになり、

              precious 50-1

看護士(Lenny Kravitz:レニー・クラヴイッツ)の友達も出来たりして、

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たとえ、実の父親に幼い時からレイプされ、妊娠し、2人の子持ちになっても、Mo'Nique(モニーク)演じる精神的にも肉体的にも彼女を虐待する無職の実の母親のようにはならず、

              precious 50-2

愛情を持って、子供達を育てて行こうと思うプレシャスだったが、彼女には、あまりにも残酷な現実が待っていた。


プレシャスを観ていて、これでもか、これでもか~と不運な事が起きる時、辛くなるのは女性だけでは無いと思いたい。

映画館には、圧倒的に女性が多かったが、私と一緒に観たハズも、ひど過ぎると漏らしていた。

とことん、実の両親に利用され、それでも、それを愛情と思いたかった彼女には、そうでもしなけば生きて行けなかったのだろうと思うと、壊れそうな気持ちに成った。

家庭と言う、本来なら、1番安全と思われるところで、虐待されている子供達の事を現実に知る度に、自分が無力に感じる時ほど無い。

だからこそ、残念ながら、この映画がフィクションなのだと思えない気がする。

ハズは、考えられる最悪の事が全て彼女にふりかかる点で信じがたいが、そう言う人も現実にはいるのかもしれないとも思えないではないと言っていた。

全体的に暗い話が続くので、最後まで安心できないような感じはある。

そして、何とかして、プレシャスに希望を与えて欲しい、彼女の人生を輝かせて欲しいと願ったりするが・・・・


私の願いは、この映画を観た、プレシャスと同じような体験をしている少女達が、

精神的にせよ肉体的にせよ虐待する親など血が繋がっていても親とは呼べないのだ

と言う事に気が付いて、外に助けを求めて欲しいと言う事だ。

監督のリー・ダニエルズの願いも、そこにあるのではないだろうかと思う。


全ての少女達はプレシャスーとっても大切な存在なのだと!

虫けらのように虐待されても汚れたわけではない、生きる価値が無いように言われても、そんな言葉は信じず、自信を持って生きて欲しい・・・・そして、その辛い経験が、同じように辛い思いをしている世界中の少女達と女性達を助けることになるかもしれない。


決して、後味が良い映画では無いけれど、多くの人達に観て欲しい!

現在、この映画は2010年のゴールデン・グローブで、ドラマ部門で最優秀映画賞、主演のガボリー・シディべが最優秀女優賞に、母親を演じたモニークが最優秀助演女優賞にノミネートされている。


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2009年12月28日 トラックバック(5) コメント(2)

カールじいさんの空飛ぶ家(UP) (Disney's Digital 3D)(2009)(USA)

『UP』 (アップ)、日本名は『カールじいさんの空飛ぶ家』と言うそうだが、私達はアメリカ、カリフォルニアの映画館で6月初め頃に観た。

これは、その時の感想と、それにまつわる現実にあった話をまじえたものだ。

アメリカと日本の映画の公開日が違うために、観て感想を書いても、日本で同じ映画を観た方達とのコミュニケーションにズレが生じる事を避けたいからでもある。

              Up Poster

PIXAR(ピクサー)が制作しDISNEY(ディズニー)が配給したコンピューター・アニメーション・アドヴェンチャー映画『UP』(アップ)は、2009年のカンヌ映画祭で、初のアニメーション映画としてプレミアを飾った。


プレビューを映画館で観てから、私達は、子供みたいに、はしゃいで楽しみにしていた。


日本からアメリカに帰って来て、ディズニー・ディジタル3Dで観れるとあって、ますます楽しみになった。


私は『Toy Story』をディジタルで映画館で観て、色の洗練さに感動して以来、アニメーション映画はディジタルで観る事を好む。


ましてや『UP』は、その上、3Dだから、もっと楽しみが増える。


3Dようのグラスを掛けるのは嫌だけど、映画が始まってしまえば、そんなに気にならないだろうと思った。


この映画の監督は、Pete Doctor(ピート・ドクター)とBob Peterson(ボブ・ピーターソン)


ストーリーは、Carl Fredrickson(カール・フレッドリクソン)が8歳の少年の時から始まる。


大人しくて、恥ずかしがりやのカールには、憧れる冒険家がいた。


ある日、ひょんな事から、Ellie(エリー)と言うおてんばで、ちょっと変わった少女に会い、彼女も、その冒険家の大ファンだと知り、


2人は、それからベスト・フレンドとなり、大人になって結婚する。


同じ興味や夢があり幸せな結婚生活だったが、赤ちゃんが出来ても流産してしまったりして、暗い時期も経験する。


が、彼らの絆は強く、また、幸せなカップルに戻るのであった。


お金を貯めて、エリーの子供の時からの夢である、家を南アメリカにあるParadise Falls(パラダイス滝)に移そうと2人で決めても、


何かかにか起きて、それに、お金が持って行かれ、なかなか、お金が貯まらない内に、2人とも年老い、エリーは、それまでの彼らの歴史を語る写真と彼女の夢を書いたノートブックを遺して亡くなってしまう。



ここまで観ただけで、私は、胸が一杯になって、涙をこらえた。


そして、これだけでも、お目当てのワンちゃんも、まだ出ていなくても、この映画を観に来たかいがあったと思った。




さて、愛するエリーを亡くして、1人になったカール老人は、悲しみと孤独に打ちひしがれるが、せめて、エリーが愛した2人の家だけは、時代が変わって立ち退きを頼まれても守ろうとする。


ところが、不運な事が起き、法的に、その家を立ち退き、老人施設に行くように命じられるが、それならばと、たくさんの風船を使って家ごと飛ばして、愛するエリーの子供の時からの夢だった家を南アメリカのパラダイス滝に持って行こうとする。


その後は、少年や、とっても大きなカラフルな鳥や、ちょっと太り気味の雑種のワンちゃんとかに会ったりして、友達も増え、それと同時に、危険にもさらされ、まさに、カール老人の大冒険が始まる。


主人公が老人男性と言うのも珍しいけれど、冒険を始めてからの良きパートナーになる少年は、アジア系アメリカ人だったり、メインの犬も脇をかためる大勢の犬達も、ドーベルマン、ブルドッグ、ロットワイラーの3匹を除いて、すべて雑種であるのも、今までに、ちょっと例の無いキャスティングだと思う。


カール老人のエリ-との深い絆で結ばれたラヴ・ストーリーは、何てったって、思いっきり、かわいくて、飛びっきりステキなものだ!


しかしながら、この映画では、2人が、どんなに愛し合っていても、いつかは別れなければならない時がやって来る事も見せている。


愛する人を失った後に、どう生きていけば良いのか・・・


それは、多くの人達が、ぶつかる壁だろうと思う。


それに、老人だからと言って、他の老人達が歩む道を歩く必要もないと思う。


いくつになっても、愛する心、夢がある事、情熱を持って打ち込める事があると言うのは、本当にステキだな~と、あらためて思わせてくれた。


カール老人には、エリーがいなくなった後に、少年の友達や犬の家族が出来た。


いくつになっても、友達を作る事は可能だと思う。


それにしても、エリーの子供の時って、私の小さい時に似ているな~と思った。


だからかな? みように親近感が沸いたのは・・・(笑)



この映画を観た翌朝にColby Curtin(コルビー・カーテン)のことを知り、


映画って、本当に良い物だな~!


と、あらためて、涙ながらに感動した。


コルビーは10歳で『UP』を観るのを、とっても楽しみにしていて・・・


私も、その年齢の頃、映画のプレビューを観ては、やって来る映画を楽しみに待っていた。


だからこそ、彼女の気持ちがわかる!


映画はストーリーが良くて、ユニークで最高!

洗練された色使いと、とってもキュートなアニメーション!

年齢にかかわらず、多くの人達に観てもらいたいと思う!!


ハズも、私と同じで、言う事なしで、特に、子供達に観てもらいたいとの事!!


Colby Curtin(コルビー・カーテン)について;

カリフォルニアのハンティントン・ビーチに住んでいた少女について、どうしても、書きたい事がある。


ニュースで知った事なのだけど、彼女の名前はColby Curtin(コルビー・カーテン)で、10歳だった。


彼女は、3年程前から、癌と戦っていた。


映画館で、映画『UP』(アップ)のプレビューを観てから、彼女は、私達と同じで、その映画が映画館に来るのを、とても楽しみにして待っていた。


しかしながら、映画が映画館に来る、ちょっと前に、彼女の状態が急激に悪化した。


そして、映画が映画館に来ても行けない状態になってしまった。


彼女の家族の友達が、ピクサーとディズニーに連絡して、コルビーの『アップ』への思いを告げると、両方の会社は、翌日、従業員の1人にDVDを持たせて、すぐに、コルビーの家に行かせた。


DVDが来た時は、コルビーは、自分の目で観れる状態ではなかったが、母親に、



「死ぬ準備は出来ているけど、アップが観たい」



と言ったそうだ。


彼女の母親は、1つ、1つのシーンを初めから終わりまで、どう言うシーンかをコルビーに説明した。


映画が終わった後、母親がコルビーに、映画を楽しんだかを訊くと、コルビーは、頷いたそうだ。


それから7時間後に、コルビーは亡くなった。


母親は、映画を観るまで、『UP(アップ)』が、どう言うストーリーの映画か知らなかったが、映画に出て来る、たくさんの色あざやかなフウセンを観て、


コルビーも、あのフウセンのように、上へ上へと天国に昇って行ったのだと思えたそうだ。


映画が、子供達に与える影響って大きいな~!


そして、そんな子供達を通して、大人達が感動し、涙する。


映画がゴールデン・グローブにノミネートされたと聞いて、また、コルビーの事を想い出して書きたくなった。


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2009年12月20日 トラックバック(0) コメント(4)

A CHRISTMAS CAROL (Disney Digital 3D)(2009)(USA)

なるべくクリスマスに近い日に観たいと思っていた映画『A Chrismas Carol』が、もうそろそろ映画館から去って行くと知って、ハズと慌てて観に行った。


「クリスマス・キャロルって言うのだから、クリスマス映画だと思っていたのに~!・・・11月から上映が始まったから、確かに早いなぁ・・・・とは思っていたけど・・・」


そう言うと、ハズはニヤニヤしながら、


「クリスマス前に見せるって言うのは悪いアイデアじゃないと思うなぁ・・・クリスマスの頃って、多くの人が、とっても物質欲が強くなる時期だから!」


そう言われて考えてみると、確かに、それは言えていると思った。

特に、今のアメリカ社会には、物質欲は毒のようなものだ。

昨日のニュースでも『Spend Less! Give More!』と勧めていた。

これは、クリスマスに自分や家族に使うお金があったら、それを少なくして、困った人達に、もっと、奉仕してもいいのでは?!と言った意味で、

自分や家族中心に考えず、外に目を向けて困っている人達を助けようと言ったメッセージだ。

       A Christmas Carol 80

さて、そんなメッセージが、この映画を観た人達に通じたかどうかはわからないが、ここからは、映画の概要と感想を書こうと思う。

この映画の監督は、以前に、私の好きな映画『The Pollar Express』を監督したRobert Zemeckis(ロバート・ゼメキス)

              The Polar Express

ストーリーは、Charles Dickens(チャールズ・ディッケンズ)の1843年の同名小説がモデルになっている。

私は幼い時、このストーリーが大好きだった。

その理由は、クリスマスの話だからとかとは全く関係なくて、欲深いオジイサンが、幽霊達に苛められるからだった。

その頃の私には、人間達は2通りにしか分けられなかった、良い人と悪い人、そして、悪い人は罰せられるべきだと思っていた。

そんな子供時代を想い出して、ハズに、その事を言ったら、


「全く君らしいよ~!」


と言って大笑いされた。


映画の主人公は、愛など笑って信じない、欲深いオジイサンで、Ebenezer Scrooge(エベンザー・スクルージ)と言って、クリスマスのお祝いなどしたくないと思っていて、

甥のFrank(フランク)がクリスマスのディナーに招待しても拒否をし、

クリスマス・イヴの日も、安サラリーで働いているBob Cratchet(ボブ・クラテット)をとことん引き止めて意地悪している。

その夜、スクルージ(Jim Carrey:ジム・キャリー)は、以前に亡くなったビジネス・パートナーの幽霊に会い、彼が3人の幽霊達に会うことを告げられる。

そして、まもなく、スクルージは、最初の幽霊に会う。

その幽霊は、スクルージに、幼い時から、彼が現在に至るまで、どのようなクリスマスを過ごしていたかを見せる。

少年時代は、クリスマスでも、父親に無視され、いつも悲しい思いをしていて、

青年の時は美しい女性(Robin Right Penn:ロビン・ライト・ペン)に会い、恋をするが、彼が、あまりにも彼の財産に執着していたために去られてしまう。


ボブ・クラテットはGary Oldman(ゲーリー・オールドマン)が、フランクはColin Firth(コリン・ファース)が演じている。

              ACC 50


2番目の幽霊は、現在のクリスマスをスクルージに見せ、彼の周りの人達が彼のために、どんなに残念な思いや辛い思いをしているかを見せ、


3番目の幽霊は、彼の未来のクリスマスに何が起こるかを見せる。


3人の幽霊達に会ったスクルージは、ある決心をする。


3人の幽霊達も、ジム・キャリーが演じていて、とても興味深い。


このストーリーは、あまりにも有名だから、知っている人達は多いと思うけれど、ゼメキス監督の映像の世界で描かれているから、また、新たに楽しむ事が出来るのではないだろうかと思う。

ジム・キャリーとゲーリー・オールドマンは、まさに、はまり役!と思ったのには、ハズも全く同意見だった。

ゲーリー・オールドマンは、ボブ・クラテットの息子のTiny Timも演じている。


スクルージの父親に無視され続けた悲しい少年時代が、彼を意地悪に、そして、クリスマスを大嫌いにさせ、愛よりは金と思うようになった点では、彼に同情した。


この映画は、

今のアメリカ社会に必要な映画だと思うし、

国が違っても、家族みんなで観て欲しい映画でもある!


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2009年12月18日 トラックバック(0) コメント(0)

Where the Wild Things Are (2009)(USA)

この映画は、実は、けっこう前に観たのだけれど・・・・

何となく複雑な気持ちになって、書けなかった。

Maurice Sendak(モーリス・センダック)の1963年の同名児童書がベースになっていて

       Where_The_Wild_Things_Are book

プロデューサーの1人は、Tom Hanks(トム・ハンクス)で、Spike Jones(スパイク・ジョーンズ)が監督している。


       Wherethewildthingsare.jpg

Max:マックス(Max Records:マックス・レコーズ)は、イマジネーションが豊かで自分の世界を持っているような個性的な少年だが、彼の行動は、時には暴力的で、友達も無く姉や姉の友達にも相手にされない孤独な少年だ。

父親は不在で、母親(Cathrine Keener:キャスリーン・キーナー)は、仕事と2人の子供達を1人で育てる生活に疲れている。

そんなある夜、母親はボーイフレンド(Mark Ruffalo:マーク・ラッファロー)を家に招いて、ワインを飲みながらディナーの仕度をしていて、

マックスは、お気に入りのオオカミの着ぐるみを着て、キッチンにいる母親の所に現れ、母親を卑下するような言葉を吐いたり行儀悪く振る舞って、彼女を怒らせてしまう。

彼女が、言う事を聞かせようとしているうちに、マックスは、ますます乱暴になり、彼女の腕を噛んで、家を飛び出して、森の中に入って行く。


そして、その後は、彼は、海の上に浮いているボートの中で目が覚める。

ボートは、怪物達がいる島へと辿り着く。

マックスは、それぞれ個性の違う怪物達と一緒に、しばらく生活する事にする。

       ww 50

彼は、怪物達からキングと呼ばれるようになり、思うがままに、怪物達と暴力的に周りの物を破壊して行くが、

       ww 70-2

怪物達の中でも、特に暴力的なCarol(キャロル:声:James Gandolfini:ジェームス・ギャンドルフィーニ)の

              Carol 70-50


度の過ぎた行動に怖れをいだきだす。

       ww 70-3

そんな彼を優しく保護して救ってくれるのは、グループに入る事を好まず、自立しているKW(ケェイ・ダビュリュ)だった。

              kw 70-50


怪物達は着ぐるみを着た声とは別の俳優達が演じ、顔の表情などはCGIでつけたそうだが、

それもあってか、怪物達の表情は自然で豊かだった。

       ww 50-1


主役のマックス役は、監督のスパイク・ジョーンズが物凄い数の今まで演技の経験の無い子供達から『この子だ!』と思う少年を選んだと聞いたが、

私には、その少年が、この役を演じるのに特別には見えなかったし、むしろ、監督の子供時代を思わせた。

       ww 70-4       


ストーリーは、短編の児童書をベースにしているわりには、長編映画にするために、いろいろと脚色していったのと、同時に、スパイク・ジョーンズ スタイルの暗さと深さを入れた事によって、

映画を観た後も、私をいろいろな意味で考えさせて、いまだにスッキリしないものが残っている感じがする。

映画のラスト・シーンは、私は死を連想したが、ハズは、短編のストーリーも知っているけれど、それから考えると、それはないと主張した。

マックスが父親がいないために、家の中で、男1人として乱暴に行動したり、母親や姉の女性達に命令したり、暴力で訴えようとする姿は、

彼の父親が、母親を卑下し何らかの形で虐待していたに違いないと、ハズも私も思った。

その意味で、映画の中では彼の父親が、なぜ不在なのかは語られていないけれど、ハズが思うに、死に別れではなく、離婚だろうと言っていた。


私は、この映画のプレビューを観た時に、是非、観たいと思ったのだけれど、

その理由は、私が幼い時の夢やイマジネーションの中で、巨大な怪物達や動物達と一緒にいるのをよく見たからだった。

しかしながら、その中には、この映画のように暴力は無かった。

それもあってか、マックスを理解できないわけではないが、好きにはなれなかった。


怪物達を見ることによって、マックスの個性が、それぞれにあったり、彼の母親を思わせたりして、その意味でも、いろいろと考えさせられるところは奥が深くて良かった。


映画館で、両親と一緒に、この映画を観に来ていたお利巧さん風の少女が、話していたのが聞こえた。


「この映画は、子供用の映画ではないのよ!」


それを聞いて、彼女は子供ではないと思っているのだなぁと思うと可笑しくて、思わず微笑んでしまったが、

確かに、彼女は的をついている!

そう思って感心した。


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2009年12月17日 トラックバック(0) コメント(4)

FANTASTIC MR.FOX (2009)(UK,USA)

映画館でプレビューを観てから、ハズと一緒に、

『これは、絶対、観たいね! 観ようね~!』

と言って楽しみにしていた映画がFantastic Mr.Foxだった。

              Fantastic Mr.Fox


だから、私の手術が終わって、長時間、椅子に座れるようになるまで、家で足をバタバタして待っていた。

観ている間に具合が悪くなったら、映画が良くても、何となく嫌な想い出として残りそうだし、ハズにも迷惑を掛けてガッカリさせそうだし・・・・

と言う事で、私は観たい気持ちを抑えて冷静に待つようにした。

そして、やっと、自分で『大丈夫だ!』と思う日が来て、自信を持って、ハズと2人で映画を観に行った。


この映画の監督は、Wes Anderson(ウェス・アンダーソン)

そして、ストーリーはイギリスの作家、Roald Dahl(ロアルド・ダール)の同名児童書をベースにしている。

ストップモーション・アニメーション(ウィキペディア:静止している物体を1コマ毎に少しづつ動かして、カメラで撮影し、あたかも、それ自身が連続して動いているかのように見せる映画の撮影技術・・・コマ撮りとも言う)で、

キツネのMr.Fox(声:George Clooney:ジョージ・クルーニ)を中心に、

    FM 50

彼のワイフ、Mrs.Fox(声:Meryl Streep:メリル・ストリープ)

    FM 50-1

彼と彼女の息子、Ash(アッシュ:声:Jason Schewartsman:ジェーソン・シュワルツマン)    

と、彼の従兄弟、Christofferson(クリストフファーソン:声:Eric Chase Anderson:エリック・チェース・アンダーソン:ウェス・アンダーソンのブラザー)

    FM 70-1

そして、彼らに関わる動物キャラクター達が、いろいろと出て来る。

    FM 17-1

動物だけでなく、人間キャラクター達も多く登場して来るが、この映画では、動物達が中心なので、動物達は良い者、人間達は悪者みたいになっている。


さて、ストーリーは、ミスター・フォックス(声:ジョージ・クルーニ)と ミセス・フォックス(声:メリル・ストリープ)は、チキン泥棒だったが、

ミセス・フォックスがアッシュを妊娠した事を切っ掛けに、ミスター・フォックスは、ミセス・フォックスに、危険な泥棒家業を止めて、安全で確実な職業に就く事を懇願され、

その後は、ニュースペーパーのコラムニストになる。

そして、掘った穴の中で暮らしている。

そんな生活に、ミセス・フォックスは満足しているようだったが、ミスター・フォックスは、もっと良い生活をしたいと思う。

そして、仲間を誘って、ミセス・フォックスには内緒で泥棒家業を始める。

    FM 70-2

生活が豊かになり、穴の中ではなく、木の中で暮らせるようになるが、そんな日々も束の間、被害を受けた人間達の爆弾攻撃を受けて、ず~っと深い穴の中で、仲間の動物達も巻き込んで、一緒に生活する事になる。

    FM 17-2


それでも、ミスター・フォックスの泥棒熱は下がる事無く、仲間達と協力して、規模の大きい盗みを実行する事になる。

すればするほど、人間達との戦いは厳しく成るばかりだった・・・・・・・

    FM 17


それからは、アクションが特に多くなって、ハラハラ、ドキドキで・・・・

ストップモーション・アニメーションで、これほどまでに上手にアクションまで~?

と感嘆して観ていた。

    FM 70

ストーリーも、夫婦の愛情とつながり、子供の思い、成長などが、とても自然に描かれているし、スタイリッシュで、とにかく、キツネは、とってもクールなアニマルなのだなぁと感じた。

本能に逆らわず生きる、それこそが、動物本来の姿であって、ここでも、キツネはキツネらしく生きている。

ジョージ・クルーニとメリル・ストリープの落ち着いた大人の声とミスター・フォックスとミセス・フォックスの知的で洗練された感じの容姿がピッタリで、

アッシュやクリストフファーソンの個性が違うキツネの子供達の会話に、思わず微笑んだりして、

この映画は、私の気持ちを優しくしてくれた。


キャラクター達と俳優達の声がピッタリなのは、大いにキャラクターを信じる上で大切な事だ。

この点においては、これ以上のマッチは考えられないのではないだろうかとハズと言い合うほどだった。


大人にも子供にも、是非、観てもらいたい映画だ。

映像の色合いや美しさにかけても、スタイルがあり、楽しむ事が出来る。


ハズと、この映画の事を話す時、私達は、微笑んでしまう。

       FM 70-3

       (キャラクター達と監督のウェス・アンダーソン)


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2009年12月15日 トラックバック(0) コメント(6)

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